DJ経歴を振り返る(後編)

経歴振り返り、後編です。前編が思ったより反響あってびっくりしました。ローカルDJのいち事例として、お盆休みの暇つぶしにどうぞ。

しつこいようですが、8/13(つまり記事UP当日)いつものオオノ屋さんでロングセットやるので、おヒマなら来てよね!

2014年(6年目)

この年は年間35本の出演。2013年が15本だったのでほぼ倍増。ここから現在まで大体年間30〜40本ペースに。

2014年は転機の年で、まず声優レアグルーヴが2月スタート。あんまり意識してなかったけど、見返したらOTO渋谷移転とほぼ同タイミングだった。声優レアグルーヴのパーティー履歴はこちらにまとめてるので省略。

4月に大阪転勤になったのも大きな変化だった。が、東京でのDJ活動が軌道に乗りはじめた時期でその機運を逃したくなく、レギュラーパーティーは2〜3ヶ月に1回戻って参加、声優レアグルーヴも毎回帰ってて、何だかんだ月2くらいでは東京でDJしてた。レギュラー外でもハウスやヒップホップのパーティーに呼ばれだして嬉しかったな。

この年の印象的なパーティーは、まず1月のイエポ@アシパン。フクタケさんに声をかけてもらって、初めてのちゃんとしたゲスト枠。モノブライトの出口さんとの並びでめっちゃ緊張したけど、しっかりぶち上げてシャンパン出しまくった記憶が。ちなみにこの時やったジャニーズ中心のセットが後のドミューン出演に繋がるという…

あとは犬重さんとの声優レアグルーヴB2Bユニット、SSSでの出演。フェーダーデビュー戦、鰻谷給湯室はMura-Tさん、マツモトヒサターカーさん、プールシャークさん、crakkaさんらと。ユニット名つけてのデビュー戦はめちゃめちゃハネて、現場でも配信でもいろんな人に褒めてもらった。10年の中でどれが一番よかったかと言われるとこの日だったかもしれない。大阪での初DJがこれだったのでかなり自信になった。

9月にはSSSでイエポに出演、ミッツィー申し訳さんと初共演。元々申し訳ヘッズだったので夢叶った感ある出来事のひとつ。

この年SSSは結構いろんなところに呼んでもらって、バチカでの単発イベントや(風呂さんありがとう)、西梅田汽缶室など月1くらいでは稼働してた。ただ、フェーダー以降はアウェイで大勝ちはなかったかなーと思う。

11月にはCDリリース告知も兼ね渋谷タワレコで政所さん、フクタケさんとインストアDJ。シャンパン開けたりしてむちゃくちゃやって楽しかった。アシパンの先輩方にはほんと良くしてもらっている。

2015年(7年目)

この年は43本の出演で、関東/関西が半々くらい。オオノ屋に週6で通って「住んでる」と言われてた時期。

印象的な出来事、まずは何と言ってもタマフルでの生放送DJ!三宿WEBで事前に宇多丸さんには挨拶してるものの、もともとDJを始めたきっかけになった番組に出るとは…と感慨深かった。個人的にはCD出したことよりも感動したな。

あとSSSでは2月にリズアニ、声クラと立て続けにMOGRAに出演。アニクラ界隈ではない自分に、当時ソロでは縁遠い場所だと思っていたので、DJできて嬉しかった。

政所さんの逮捕でアシパンがなくなり、移転して神田で続けていたSOPが11月で終了。
マンスリーパーティーで、その月のコンセプトやゲストのジャンルに合わせて自分のプレイを変えるという経験は、その後の糧にかなりなっていると思う。
アシパン/SOPという拠点を失い、このあと徐々に上京の頻度が下がってくる。

そういう中で、自分で舵取りできるパーティーを大阪でやろう!と思って始めたのがオオノ屋でのJ-POPパーティー、soysource。しゅんちゃん、ムネキュニさんの2人のDJを見たい!という動機で始めたけど、お楽しみ要素を強めて現在も継続中。

あとはANTICさんとの共同企画、A.O.I.C.もこの年から。(下部は1回目のフライヤー)DJとしての背骨を作るために、ポップス以外のものをしっかりやっておきたいと思ってはじめたパーティー。
このとき寝屋川に住んでいて、ADOでGEBOさんから色々ヒップホップの面白いのを聴いたりしてビートものへの意識が高まっていた。

アブストラクトやdopeであれば何でもOKという内容で、結局1年くらいしか動かさなかったけど、レギュラーもゲストもゴツかったし、いつの日かリユニオンしたい。

2016年(8年目)

この年は39本、うち東京が13本。

1月に印象的な出演が続く。
まずはOTOの20周年パーティーにSSSで。和モノ勢の日に小西康陽さん、クボタタケシさん達と並びで出演。もともとピチカートとオザケンきっかけで音楽好きになった自分にとって小西さんは神。classicsシリーズを聴きまくって選曲の幅や見せ方に影響を受けまくってるクボタさんも神。そんな並びに声優レアグルーヴでDJ!

このあとSSSの活動は縮小傾向になるが、6月にも名古屋の聴覚彼女に呼んでもらい、初遠征。あと同時期にヘッドホン王国のアニソン特集にて、フクタケさんと一緒に宇多丸さんにプレゼンをした。

1月末はもみ君主催の勝手にホームパーティー。DJありがとうさん、うしわかさん、内P勢のお2人にNZAさん、ローカルはラミーさん、Mura-Tさんとてんこ盛りな布陣。ストンプでやれたのも良かった。

春はMura-T、DJフクタケ、犬重、ISHII4人会の初回をオオノ屋とOTOで開催。大先輩方と一緒にやらせてもらってるわけで、何回やってもいまだに緊張する。。

このほかトピックスとしては、6月にFRIENDZZが終了。10月にA.O.I.C.が休止に。所謂クラブミュージック的なレギュラーイベントが無くなってしまう。

2017年(9年目)

出演は40本。うち21本がオオノ屋。出張が少なくなったこともあり、東京での出演は5本と激減。

年始にミルラリでのEXTRIMに出演し、この年から関西アニクラ/サブカルシーンに少しずつ進出。
多くの人に知ってもらうきっかけになったbasspot、アニメロウ枠で出演したcosmix、そして9月にはFES2017に出演。特に目標設定はなかったけど、出来過ぎの結果である。東京ではあるが、discloudで初のMOGRAソロ出演も。
小箱慣れしてしまっていたこともあり、100人前後の中箱規模でDJできたのは大きな刺激になった。

プレイスタイルもここを境目にかなり変わったように思う。今までは割と低めのbpmキープしながら、ぬるっとmixしていく地味めなスタイルだったのが、インパクト重視、mixはラフ、bpmも大きく変化させるような現在に近い形に。イメージはメタモで見たDJ JAZZY JEFF。
あとはフクタケさんの影響もデカくて、bpmを合わせずともスムースなmixができるようになる、というのを目標にいまも模索している。mixが丁寧できれいで上手い、じゃない格好良さを磨いていければと。

この年の後半からはオオノ屋での2人会シリーズをスタート。まずはonionboy、激さんと。いろんなジャンル、いろんなスタイルの人とがっつりやって、DJ上手くなりたい!とモチベーションがかなり上がった。

2018年(10年目)

出演は41本。
7月にゆらり、くらり、9月に低音研究会で名古屋へ。11月にアワイロランデブーで仙台と、ソロで初の遠征を(しかも3回も)させてもらう。

低音研究会でははじめてJukeをかけるなど、久々にクラブミュージック方面で好き放題やらせてもらい楽しかった。
ようやく行けたアワイロも素晴らしく、J-POP DJに必要な「陰湿さと嫌がらせ感」を思い出させてくれた。

2人会シリーズはcoolsurfさん、ヒロキチさん、yuxxくんという先輩達と。全員が全員めっちゃ上手い、そして丁寧なのでとてもいい勉強をさせてもらった。
この流れで初のロングセットも慣行。2時間過ぎるくらいでエンジンがかかってきて、スロースターターなんだ俺、という気付きが。

他、水の音でカンケリがスタート。主催しない形でのレギュラーは久々で、のびのび楽しくやらせてもらっている。洋楽邦楽のポップスを混ぜてプレイするという、本来やりたかったことをやれる場ができて嬉しい。

2019年(11年目)

今年の総括はまた年末にでもしますが、現時点でもDOMMUNE、名古屋2回、ナイトメロウ、夏4B、マトリといい現場に恵まれ、今年がピーク⁉︎みたいな気分です、今。

…というわけで駆け足で振り返りました。
書き記していくと、いろんな人にお世話になってここまでやってこれているのがよくわかりました。。
書ききれなかったパーティーもひとつひとつ楽しかったな、とあらためて履歴見返して思いました。

どこまでこのペースでやり続けられるか不透明ですが、もっと上手くなりたいし、もっといろんな所でDJしたいと思ってますので、11年目も引き続きどうぞよろしくお願いします!

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