2021-04-18 日記

早めに目が覚めたので、前日に買ったMIXCDやカセットを聴きながら部屋の整理をした。

再発になった田我流の変名リリース、墓場掘士4。一筋縄ではいかない、ねっとりしたシティポップMIX。不足していた体内ナイトメロウ成分を補充できた。概念としての夏が恋しい(暑いから実際の夏は嫌い)

昼メシは高松で買ってきたうどん。今回はじめて乾麺にしたんだけど、生麺のほうがおいしいな。次回からは生麺にしよう。

食べ終わって『大豆田とわ子と三人の夫』1話を視聴。おもしろい。おもしろいけど中盤で飽きるかも…
カルチャー好きする要素を寄せ集めて、意味がありそうでそんなにない会話のやりとりが中心で、というところが坂本裕二のドラマを観てるなあーという感じがおもいっきりした。

昼過ぎにカフェでお茶しに隣駅まで。天気があやしかったけど、なんとかもってよかった。

帰りがけに買い物を済ませたあと、自宅に戻って自室の整理の続き。心の平穏を保つためには部屋をきれいに保つに限る、と思う。

作業しながら山本麻里安『風のにおい』を繰り返し聴く。ネオアコ以降の要素はありつつも、当時00年直前からしたら古めかしい感じもするポップスアルバム。

山本麻里安さんだと、話題に上がるのは今堀恒雄・菊池成孔が手がけた『お散歩ハウス』になっちゃうけど、この盤の”なんてことなさ”の上に立つ素朴な声のアイドル性にこそ、彼女の魅力の真価を感じられると思う。

夜はネトフリでドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』を視聴。

見応えがあり、おもしろかった。

かつて政府による統計不正の追及で話題になった、旧・民主党系衆議院議員の小川淳也を17年に渡って追ったドキュメンタリー。

タイトルの「なぜ君は総理大臣になれないのか」という問いの答えは割とすぐにわかる。
この小川淳也という男、クソがつくほど真面目(陳情にきた人を追い返すエピソードも語られる)で、市井の人の感覚を持ち、そして権力欲がまるでないのだ。

見ているうちに、理想と現実のギャップにもがきながらも奮闘する彼や、彼を信じる家族の姿に心を打たれる。そして、こんなにも真面目に世の中を憂い戦っている政治家がなぜ評価されないのか…という現実に打ちのめされる。

利害調整と利権配分に特化した旧来型の政治が国がダメになる前に終わって、こういう政治家が少なくとも今より評価される世の中になってほしいな、と切に思った。

ずーんとした余韻の中、いつもより少し遅めに就寝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?