未熟モノの叫び(友達が同棲した話)
友達が同棲をはじめた。
とても嬉しいニュースだった。時々お姉さんと暮らしながらも一人暮らしをしていた友達は、「人と話せるのが嬉しい」と言っていた。
めでたいことだ。上手くいってほしいと心から思っている。
でも、その話を聞いてから、自分の現状と比べて落ち込む日を過ごしている。
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先日、自分の意志で彼に別れを告げた。
同棲を始めた友達と同じくらいに付き合いはじめ、同じくらいに彼女は同棲を開始し、私は別れた。
なんで、自分だけ上手くいかないんだろう。
私だけ取り残されてしまう。
そんなことが頭の片隅に浮かんで弾け、また浮かぶ。
きっと、彼女が結婚するってなったら、心から祝福するけど、心から寂しくて涙するだろうな。
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先日、彼女と話していて、「あなたがいなくなったら」と話している自分に気が付いた。
彼女は笑って「私はいなくならないよ」と言っていた。私も「そうだね」と笑った。
結婚することは、友達が遠くに行ってしまうことではない。
結婚した後も、ずっと交友関係を続けていけばいいじゃないか。
でも、私はきっと距離を置いてしまうだろう。遊ぼうと声をかけたくても、「彼女は忙しいだろう」と勝手に決めつけてしまう。
話すことも、徐々にずれていってしまうだろう。彼女が話したい話に、私は何も思わず耳を傾けられる自信がない。
嫌だなあ、こんなわたし。
こんなことを考えていたら、彼女と彼女の彼氏に会う夢を見た。
その中でも、私は居たたまれなくなっていた。私が住む町に彼女たちも住んでいるという設定だったが、私は「この町にいないでほしい、会いたくない」と思っていた。
私は笑顔で話すけど、心は笑っていなかった。そんな私の分まで、彼女たちは笑っていた。
ああ、こんな私は最悪だ。
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「いつも笑顔でいつ見ても幸せそうだね」そんなことを言われる私だが、心の中ではこんなことを考えている。
最近、こういう寂しさから来る卑屈さとは距離を置いていたんだけどな。
また、卑屈さが戻ってきてしまった。
プラスに言えば、こんなに寂しくなるほど彼女のことが大好きで、私の中で特別な存在である、ということなんだが、
私はまだまだ未熟モノだ。