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2021年のshiroANプロジェクトの発足から、タイトル通り2023年の夏コミでの飲むあんこが完売するまでのストーリーを振り返る本連載も、第30回目で一区切りとする。約2年の歩みをこうして振り返って文章にする工程は、プロデューサーとして原点を確認して自分がこれからの1歩を歩んでいくうえでも、大変貴重な機会となった。

面映くもプロデューサーという肩書きは、プロジェクトの全体を統括しているポジションであるというわけだが、動画に関してはチーフディレクターという立場でもあるので、より正確に言うなればプロデューサー・ディレクターとなる。

こういった両立は、日本ではゲーム業界に目立って見られるが、どれだけ自分が関わることでプロジェクトやコンテンツを面白く、そして盛り上げていけるかということを考えて実行したい自分には性に合っているのだと感じている。

もともと雑誌編集者でもあった出自も関係しているが、編集者とは主観的に言ってしまえばプロデューサーでもありディレクターでもある存在だ。ただただ面白いと思ったものを追求して、アニメ・ゲーム・VTuberに関わってきた自分が、その関わり方を最大限楽しむために、自分にできることを活かすためにその2つのポジションになっているだけなのだが、それは今後も変わらないはず。

さて、夏コミでの盛況を受けて、冬コミへも出展申請を行い無事に当選。2023年12月30日と31日に行われるコミックマーケット103にも、shiroANのブースは出展される。飲むあんこをコミケの新しい定番アイテムとして、shiroANもおなじみの存在となれるように、できる限りのことをしていきたいと思っている。

このnoteは「飲むあんこのVTuberが生まれてコミケで完売するまでの話」というタイトルではあるが、今後は冬コミはもちろんshiroANプロジェクトが歩んでいく道のりや想いを共有する媒体として、さまざまな記事を中心に更新していく予定だ。

shiroANプロジェクトのストーリーは、関係者だけでなく、応援いただいているファンの方々も主役のストーリーだと思っている。飲むあんこ、あんこの魅力を世界に向けて発信していくVSinger・VTuberであるshiroANという存在が歩んでいく道のり。その道のりの先に何があるのか。

先の見えない世界で、確かなものは、その先に進んで行こうとする意志だ。孤独で不安で、つまらなく辛い現実の中で。その意志を大切にして、進んで行こう。その先に閃光があると信じて――


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shiroANプロジェクト〜飲むあんこのVTuberを立ち上げてコミケで完売するまでの話〜
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