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コミックマーケットC102の初日となった2023年8月12日。

会場外にできている行列を見て独自の熱気を感じつつ、西山さんとスタッフと一緒に現地入りする。設営や準備が完了して、会期がスタート。

「お目当てのブースを回ってほかのブースも見てみよう、という午後からが勝負になると思います」と言っていたのだが、フタを開けてみると開場してすぐに、飲むあんこやshiroANグッズを求めにやってきてくれた方々がブースに来てくれる。

「カタログを見て気になっていました」「告知を見て来ました」などなど。世に送り出すことで見てくれている人、気づいてくれている人はどこかにいるのだという作り手冥利に尽きる時間を過ごしつつ、想定よりも早くから飲むあんこが売れ出したことでブースの切り盛りも忙しなくなっていく。

自分たちが作り上げたものが目の前でたくさんの人の手に取られいくということは、こうしたイベントに出展して味わえる最高の体験の1つだ。

初日はときちさん、明日葉わがみさん、AN1MAさんや収録スタッフもブースを訪れてくれた。公式コスプレイヤーさんとして山中おくらさんにshiroANちゃんのコスプレを着ていただき、コスプレブースでの写真撮影も展開する。

通りゆく参加者の方も、ブースを見つけて飲むあんこやshiroANちゃんに興味を持ってもらえた。飲むあんこを購入いただいた方におまけのポストカードと西山さんのサインを、という流れはほぼ途絶えることなく、中の人がブースにいてサインまで書いてもらえるというなかなかにパンチの効いた体験を提供できた形となった。

13時ごろには飲むあんこの初日の持ち込み分がなくなり、完売御礼となる。会期終了まではグッズセットや蔵出ししたカセットテープなどのグッズも順調に手に取っていただけた。

コミケというイベントと飲むあんこ、そしてshiroANというVTuberの掛け合いによって、shiroANプロジェクトは改めて第一歩を踏み出せたのだと、実感を得られる初日となった。

関係者で軽く打ち上げをして、帰宅してまたすぐ熱気の場所へと戻る。疲れて寝坊しないようにと最新の注意を払ってはいたのだが、そんな注意をするまでもなく体はその熱気を求めて、2日目の会場へまた早朝から向かうのだった。

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shiroANプロジェクト〜飲むあんこのVTuberを立ち上げてコミケで完売するまでの話〜
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