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第24回:モーションキャプチャー撮影のカメラマン

前回の番外編の続きとなってしまうが、オープン初日から本日のお昼にかけて、たくさんの人にshiroANのECサイトを訪れていただき、山崎エリイ「shiroAN」限定セットは早速の完売となった。改めて応援感謝いたします。

第7弾オリジナルMVの「party field」の話題に戻る。

2023年2月に行われたキックオフ打ち合わせでは、構成要素がまとめられていった。ダンスをメインにしつつも、アバンとラストにshiroANちゃんがスマホを使ってダンス練習をしているという描写を入れることになり、そのシーンに関してはときちさんが絵コンテを担当することになった。

ダンスパートの撮影の段取り等も確認して、翌3月には撮影が実施された。モーションキャプチャー撮影は、スタジオ内に定点で置かれたカメラによってアクターに取り付けられたセンサーから動きを読み取って撮影していく。

撮影画角は基本的に4kを4分割してカメラ位置を選定する。つまり1画角分がフルHDとなり、編集段階で必要なカメラワークを使い分けてコンポジットしていく流れだ。

また、少々特殊な撮影方法としては実際のカメラマンのようにアクターの近くで手持ちカメラ風に撮影することもできる。Unity上の3DCGのモデルを実際にダンスを演じるアクターを通じて撮影するという、不思議な撮影風景となるのだが、定点カメラよりも圧倒的な臨場感を演出することができる。

より専門的になるが、モーションを撮影する際にボーンの動きを同時に記録することで、そのボーンデータに基づく動きをアクターが動くことなく撮影することも可能だ。

テイクがかさんでしまった場合や、上記の手持ち風カメラワークをあとから撮影したいに用いる手法だが、誰もいないスタジオの中でUnity上に存在するモデルに対して実際のカメラワークをつける作業となるため、なかなかにユニークな撮影風景となる。

「party field」の撮影では振付師の方も同席していただき、西山さんとダンスの微調整をしつつ、そうした技術も駆使して無事に完了する。さまざまな要因が重なってしまったこともあり投稿自体は9月となったので、そこから約半年にわたる編集・コンポジット作業が続けられていくことになるのだった。

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