第10回：年が明けたら新年会

オリジナルMV第3弾となった「From my Dream」の制作は、2022年の1月から本格的にスタート。今回からMVの制作まわりはchocckさんにお願いしつつ、全体のディレクションはときちさんが担当する形となった。自分は総括的なポジションで打ち合わせに参加していくことになる。

「プラチナ」までの4本は、いずれもイラストを1枚描いていただき、それをベースにしたMVということでカメラワークやエフェクトは入れども、出来る見せ方は徐々に減っていた。

ときちさんからの要望もあり、次作はもう少しイラスト枚数も多くして今までとは違った形で見せたいというところで、背景オンリーなども混ぜ込みつつ、shiroANちゃんが朝起きて学校でのひと時を曲に合わせて描くリッチな形で見せていくことになった。

打ち合わせではときちさんのイメージがラフイラストとして次々に上がっていく。このラフイラストにはカメラワーク指定などもある程度書き込んでいただき、イメージボード兼簡易的な画コンテとして制作が進められた。完成したMVを見て貰えばわかる通り、曲調も合わせてTVアニメのOPのようなイメージはこの時から固められていった。

同時期には「戦士宣誓」の楽曲も上がってきており、こちらも同時進行で楽曲が作られていく。この時は3ヶ月に1本のペースでオリジナル曲のMVを発表していき、合間に歌ってみたを出していくという想定ではあった。

という制作状況となっていた2022年初頭だが、1月には平子さん・ときちさん・明日葉わがみさん、chocckさんと自分が参加した新年会も開催された。

打ち合わせは定期的に行なっていたものの、リモート中心だったのでshiroANプロジェクトメンバーが顔を合わせてそろう機会はあまりなかった。新規メンバーの2人も加わって、2022年もがんばっていこうという気運が高まる。

ものつくりはそれぞれの能力を持って責任領域の仕事をしていくことが基本だ。多くの人に作品を届けるべく、shiroANプロジェクトに関わるメンバーはその後どんどん増えていくことになるが、ひとつの仕事を通じて多くの人が集るコミュニティをより良くしていきたいという思いが自分の中でも強固になっていくのだった。

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