思い出の先生

明日から小学生の子供の新学期が始まります。
今年はどんな先生が担任になるんだろうと考えていたら、なぜが私の小学6年生の頃の担任の先生を思い出しました。

その先生は若い男性で、ヤンチャな風貌。一見怖そうでしたが、話してみると優しくて、バレンタインではクラスの女子からチョコレートを貰うくらの人気者でした。男子にとっても年上のお兄さんのような存在だったと思います。

ところが3月のある日。先生とあるクラスの男子が喧嘩になり、クラスのムードが一気にどんよりしてしまいました。思春期の男の子と、真っ向から対立する大人のバトル、といったところでしょうか。

その日から数日間、クラスはギクシャクした日々が続きました。

このまま卒業してお別れはマズイと先生も考えたのか、卒業式目前のホームルームでクラス全体で話し合い、結果的に2人は仲直りして笑顔で卒業式を迎えました。

今となれば先生はただ頭ごなしに怒らず真剣に向き合ったからこそ、男の子も自分の気持ちを素直に伝えられたのでしょう。
もしかして我が子の思春期を間近に控える今、心得を教えるために頭の中に出てきてくれたのでしょうか。すごい先生だったのかもしれません。

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