ファジアーノ岡山2024年補強プラン

はじめに

初めましての人は初めまして、shiroです。
よろしくお願いします。
2023J2リーグのシーズンを終えて、ファジアーノ岡山は今年も昇格することは叶いませんでした。
いまひとつかみ合わなかったシーズンにはなってしまいましたが、リーグは2月にすぐ開幕してしまうので、いつまでも過去を見ていられません。
今回は来年"昇格"するために、人員整理と補強の2つ観点から、来年のチーム編成について話していこうと思います。
退団の部分では選手に対する否定的な意見も多少は書くつもりなので、苦手な方はここでのブラウザバックを推奨します。
J1、J3が12月までシーズンが続くこともあり、このタイミングで投稿しないと来シーズンの展望が何となく見えてしまい、カンニングが始まっちゃうのでこのタイミングで投稿します。
(あくまで個人の希望的観測です!!!!!)

監督

今シーズン思ったほどの結果は出せず、厳しい意見も多く出ていましたが
めちゃくちゃ悪いというほどでもないのでおそらく続投かなと思います。
ただ来年は、2022シーズンのような柔軟なメンバー変更を見られたらいいなとは思います。

入団と退団

現時点(11月13日)で予定されている入団、退団は以下の通りです。

(11/13時点)

レンタル組

まずは今季レンタルで加入した選手たちについて、レンタル延長するのか、退団なのか、完全で獲得なのかの三つの候補から解説していきます。
完全移籍で獲得
末吉塁(千葉),仙波大志(広島)
レンタル延長
坂本一彩(G大阪),井川空(札幌),田部井涼(横浜FC),山田大樹(鹿島)
退団
川谷凪(清水),櫻川ソロモン(千葉)

まず完全移籍の二人についてですが、末吉はおそらくレンタル→契約終了時に獲得の線が濃厚だと思います。千葉との契約は今年でちょうど三年目、時期的にもチームでの立ち位置的にもフリー移籍の線が強いです。
攻撃時の圧倒的スピードから、守備への献身性も非常に評価の高い選手ですし、フリーで取れるなら大きな補強になります。
来年は末吉のユニフォームを買う方もかなりいるのではないでしょうか。
それほどまでに魅了される選手だと思います。
仙波は2年目の今シーズン、僕の予想を大きく覆す活躍を見せてくれました。ボールを受けてから1枚はがして前を向くシーンを何回見たことでしょうか。完全移籍ですが、ここは本人の選択次第だと思います。
広島に戻り険しい道を進むのか、確実にプレー機会の多い岡山に残り古巣との対戦を目指して進むのか、はたまたJ1下位のチームなどに移籍するのか
同じクラブでレンタル2年半はあまり聞かないので、完全で残ってくれることを期待しましょう。

次に延長の4人、坂本はポジションを1列下げることで輝く選手だと思います。明らかにボックス内でのプレーより、エリア外でのプレーのほうが光ってるように感じます。空中戦が強いわけでもなく、ボールを欲しがってラインを落とすのでそれなら最初からIHとかで使ってあげるのがいいのかなーと思ったりします。才能は間違いなくあるのはわかりますし、延長してくれたら期待が持てますね。
田部井は、輪笠がケガで離脱したときはボランチ、復帰してからはIHでのプレーが多かったですが、非常にいいプレーを見せてくれたと思います。
レンタル延長にしていますが、もしかしたら完全移籍での獲得もあるかもしれませんね。
井川は最終戦でまずまずのパフォーマンスを見せていたと思います。
可能性のある選手というのは感じましたしポジション的にも延長ありそうだなと言う感じです。
ただ、岡山での延長というよりは別のJ2クラブでレンタルという可能性もあると思います。高卒で藤井君も加入しますしね
山田大樹は川上康平が加入することもありますし、おそらく谷口が復帰するか次第になると思います。
今シーズンは、シーズン序盤のプレーがあまりに不調で、監督の信頼を取り戻せませんでした。

次に期限付き移籍を延長しない選手です。
川谷は、去年まだ全然若いのに白井切ったよね?っていう。純粋なウインガーいらないから切ったんちゃうんかい!!って感じでした。
結局3トップしなかったし…
ただ怪我の井川を除くとレンタル組であまり出番をもらえなかったので、
もう少し出場機会を貰えたらもっとよく見えたかもしれませんね。
ソロモンは、岡山がJ1行ってたら完全移籍のオプションだったと思います。
ただ、ゴール期待値に対してゴールがあまりに少なすぎます。それだけ期待感のある選手だとも言えますが、あまりに求められてるものに対して結果が足りなすぎますね。
シーズン後半は最終節でさえメンバーに入っていないので退団が濃厚だと思います。

レンタルバック組の扱い

正直、レンタルバック組で今のチームのスタメン争いに食い込めそうなの
阿部海人ぐらいなんですよね。誰を残せと言われても難しいところです。
レンタルバック
阿部海人、下口稚葉
他クラブでのレンタル延長
谷口璃成
退団
宮崎畿笑、杉山耕二、松木駿之介、疋田優人、野口竜彦

阿部は今年秋田で大きな活躍を見せましたし、福元が抜けたこともありHGの選手でもありますから残したいところではあります。ただ、木山体制1年目においてあまり出番がなかったこともあり、本人が出ていく選択をするかもしれません。
下口は、去年から今治でコンスタントに出場機会を得ています。
HGでもありDF陣の選択肢の一つにはなりますが、ここも契約年数とチームでの序列を考えると、岡山に帰ってくるか怪しいところです。

谷口は、キーパーというポジションなので早々に切ることはないと思いますが、JFLでも出場機会に恵まれておらず再びどこかのクラブでのレンタル放出になると思います。天皇杯2回戦とかで使ってあげてもよかったのに…とは思いますし、出場機会をもらえるチームを見つけれるといいですね。

杉山、松木はこの年でJFLで大きな活躍もないとなると、非常に厳しいものがあると思います。
疋田は愛媛の昇格とともに移籍の可能性が高いでしょうし、野口もかなり片道っぽいコメントを残していましたね。
宮崎はいわきで大きな活躍もなく、もしかしたら別クラブでのレンタル延長があるかぐらいの気持ちです。
ただ去年の琉球戦のゴールは忘れられませんね

新卒加入選手

新卒加入選手を軽く解説していきます。
今年は去年と違って新人の期待値が高いですね!
(去年0人なのであたりまえ体操)

川上 康平(東洋大学)
まずは東洋大学より川上康平選手です。
三重県出身のゴールキーパーで、JFAアカデミー福島U-15,18から東洋大学に進学しました。
ビルドアップに精通しており、今年は後ろからつないでいくスタイルを続けていたので戦術にマッチしそうではありますね。
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藤井 葉大(飯塚高校)
福岡の飯塚高校より加入した藤井葉大選手です。
まずは180cmという恵まれた身長ですね。
もともとアタッカーとして入学しましたが在学中に左サイドバックにコンバートされると才能が開花、アンダーの代表に選ばれるまでになりました。
今冬のキャンプにも参加しており多くのJ1クラブも獲得に動いていたことからその才能は疑いようもありません。
対人戦という強みも持ちながら、アタッカーの経験を生かして積極的に攻撃参加もできる選手なので開幕スタメンも狙える選手ですし、佐野航大に続く岡山から海外を狙える選手だと思います。
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吉尾 虹樹(法政大学)
お次は法政大学より加入の吉尾虹樹(こうじゅ)選手です。
横浜FMの吉尾海夏選手の弟でありXの方でも「弟やん」という反応が多かったですね。
法政大学でキャプテンを務めていたことからリーダーシップを持っていることがわかりますし、若手の中でリーダーシップを発揮してくれることでしょう。
プレー面では中盤を主戦場とし、楔の役割として活躍することが期待されます。中盤は今年の補強ポイントでもあると思いますし、レギュラー争いは激しいものになると思いますが、期待していきましょう。
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太田 龍之介(明治大学)
お待たせしました、法政大学より太田龍之介選手です。
彼に関してはユースを追っかけてる人のほうが詳しいと思います。
ファジアーノユース生であり現在関東大学リーグ得点ランキング首位につけています。彼の良い点はまずHG制度が適用されること、そしてなんといってもその得点力でしょう。リーグ戦ではハットトリックを記録したりと、大きく波に乗っている選手ですね。
今年でも小森飛絢(千葉)、森海渡(徳島)などの大卒フォワードが活躍を見せましたし、彼にも多いな期待が持てますね!
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獲得するべき選手

今回は移籍などで退団する選手を考慮した上で、獲得をお勧めする選手を10人ほどリストアップしてみます。
あくまで個人の調べた範囲なので「この選手もいい」という意見はガンガン共有していきましょう。

外国人選手

まずは外国人選手です。今年はバイスの退団が確定しており、チアゴ、ハンらの去就が不透明なのもあるため、外国人補強は何かしら行われるでしょう。
J、海外問わず3人リストアップしてみました。

Alexander Jensen(ブロマポルカイナ:スウェーデン)
まずはスウェーデンリーグ、アルスヴェンスカンよりブロマポルカイナ所属のアレクサンダー・ジェンセン選手です。
彼は22歳のデンマーク人選手で、主に右サイドを主戦場とする選手です。
サイドバック、サイドハーフでのプレーが多く、攻撃の起点になったり、見方が開いたタイミングで中でボールを受けてそのまま前線にスルーパスを通したりと万能型な選手です。
スウェーデンは春秋制で、所属チームが下位なので比較的安く(4~6千万?)獲得できると思います。

Jakub Swierczok(大宮アルディージャ)
降格した大宮よりシュヴィルツォク選手です。
補強するべき外国人選手として、第一に考える人も少なくないでしょう。
今年様々なチームが獲得を狙うのは間違いないですが、岡山も最優先で狙うべきターゲットです。
名古屋時代はJ1トップレベルのプレーを見せていましたし、加入してくれればエースストライカーとして大きな戦力になってくれることでしょう。
FWに関しては一時期話題にもなっていたマクラーレンも考えましたが、ちょっと高すぎですわ。

Sondre Solholm Johansen(オッド:ノルウェー)
最後にノルウェー人選手の28歳、オッド所属のヨハンセン選手です。
ポジションはCBで、192cmの大型ディフェンダーです。
空中戦から対面まで高いディフェンス能力を持ち、90分当たりのクリア数はノルウェーリーグトップクラスの数値を誇っています。
チームでの出場機会も減っており、ノルウェーリーグも春秋制なので今冬移籍先を探すタイミングだと思いますし、バイス選手が抜けたDF陣の穴を埋めるために、プランの一つに組み込むべきだと思います。

日本人選手

次は日本人選手です。各ポジション2人~3人の選手を挙げていきます。

FW編

小松蓮(松本山雅:完全)
まずは松本山雅から小松選手です。25歳のフォワードであり、今期J3リーグの得点王でもあります。
松本山雅が昇格できなかったこと、2018年からの契約ということもあり、三年スパンの多いJリーグなので今期で契約満了ではないのでしょうか?(2018~2020,2021~2023)
ターゲットフォワードのような位置づけで、ヘディングでのゴールが多く、空中戦にJ3では圧倒的な強さを持ちます。
今期ブレイクした彼を狙うチームは少なくないでしょうが、FWの得点力不足、セットプレーからの得点の減少が見られた今期に変化を加えるなら結果を出している選手を狙うのが一番だと思います。

林誠道(金沢:完全)
次に降格した金沢より林選手、J2で毎年コンスタントに結果を出しており、実績は十分といえるでしょう。パスへの反応が素晴らしく、ボールを受けて反転してシュート、というのが彼の持ち味の一つだと思います。
金沢が降格したこともあり、少ない移籍金もしくはフリーで獲得が可能だと思います。

小柏剛(札幌:完全,レンタル)
札幌より小柏選手です。
J1で今季5ゴールを決めており、25歳の若手アタッカーです。
彼の注目ポイントはそのスタッツの高さ、攻撃系のスタッツは二けた得点を決めている選手たちと比べてもそこまで大きな差はありません。
J1でプレーする選手なので獲得は難しいかもしれませんが、加入したら間違いなく攻撃を活性化させてくれると思います。

MF編

松本泰志(広島:完全)
現在広島に所属する松本選手です。
ボランチでプレーすることが多く、180cmと身長も日本人としては恵まれており、フィジカルコンタクトに定評のある選手です。
仙波、田中、田部井、輪笠などは決して身長が高いわけではなく、中盤の競り合いでセカンドボールを拾いきれないシーンもありました。
高校時代は攻撃的なポジションでもプレー経験があり、強力なミドルシュートも持っています。
日本代表経験もあり、若手の一歩先に立つ選手として影響を与えてくれると思います。

乾貴士(清水:完全)
清水より乾選手です。
35歳ながらJ2でかつてとそん色ないプレーを見せる天才、岡山には昨年の練習参加の際に縁があります。
清水がプレーオフに周り、それの結果次第にはなりますが獲得優先度が高い選手だと思います。
経験は現在J2いる選手の中で一番だと思いますし、今シーズン10G10Aと結果も充分
圧倒的知名度もあるので、「乾が居るなら見に行こう」という層が少なからずいるでしょうから(清水戦がいい例)、全ての面において最高の補強になり得ると思います。
来たらユニ買います。

上村周平(熊本:完全)
熊本より上村選手です。
守備的スタッツが非常に高く、ビルドアップにも積極的に参加する選手です。
仮に仙波と田部井がレンタルバックするとなると、河井が契約満了、本山もDFに戻った今、中盤がかなりまずい状況になります。
地元出身であり、熊本のバンディエラであるため移籍する可能性は低いと思いますが、素晴らしい選手なので獲得出来たら心強いですね。

DF編

徳元悠平(FC東京:レンタル)
FC東京より徳元選手、2022まで岡山でプレーしていました。
今シーズンはバングーナガンデ選手が負傷していた間スタメンを確保し、多摩川クラシコなどでも印象的な活躍を見せていました。
しかし、現在は控えでの出場が多く1年レンタル(呼び戻しあり)での復帰とかないかと考えています。
SH、SB両方いける選手なので、いま求められるポイントに合致していると考えます。

家泉怜依(いわき:完全)

いわきより家泉選手です。
空中戦にJ2でもトップクラスの強さを誇り、今シーズンは38試合に出場
いわきのDFラインを支えた選手です。
来年のCB事情が不透明なので、高さのある選手を一人は確保していくことは必須だと考えています。
岡山に来るDFは得点がなぜか増える傾向にあるので、セットプレーから5点ぐらい計算しても問題ないかなと()

GK編

すでに堀田、金山、新加入の川上の三人がおり、谷口のレンタルバック次第にはなりますが、おそらくJ1チームの若手GKをレンタルでとるのかなという感じです。
山田大樹の延長も十分あり得るのかなという感じです。

最後に

僕はファジアーノ岡山の来年すべきことは「昇格」だと思っています。
何を当たり前のこと言うとんねんって話ですが、あくまで優勝ではなく昇格です。
もちろん優勝で上がるも良し、プレーオフで6位から巻き返すのでも昇格は昇格です。
まずはJ1に行く、話はそれから始まると思います。
J2よりもJ1のほうが新スタジアムの認可も簡単に降りるでしょうし、地域からの目も変わるのは間違いありません。
移籍等の動きはおそらく12月ごろから始まると思いますし、それまではプレーオフの結果でも見つつ来季のことを考えておきましょう!
ここまでお付き合い頂きありがとうございました~

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