【創作小説】蔵書票シリーズ紹介【BL】
静かに暮れゆく世界で、古書と珈琲が引き合わせる大人の恋物語。全体的に年齢層高め。男男メインですが、女女・男女もあたりまえに出てきます。
<基本情報>
図書館×喫茶店×レトロファンタジー。
現代日本と別レイヤーのレトロな異世界を舞台にした、ほのぼのディストピアBL。寒冷化と人口減少が進み「黄昏の時代」と呼ばれる世界の、図書館と公文書館の物語。
<既刊紹介>
(1)『喫茶エクスリブリス』(『クロニクル』収録済)
喫茶店主の万尋は、司書の吉野と出会う。人の心を取り込む危険な古書と戦う彼は、万尋がかつて恋した男だった…。吉野と万尋の出会いを、二人の周りで起こる事件と絡めて描きます。
(2)『同じ時を、きみと』(『クロニクル』収録済)
吉野と食事をともにするようになった万尋だが、その先に踏み出せないもどかしさを覚える。一方の吉野もまた、迷いを感じていた。恋人同士の二人がずっといちゃいちゃしています。リバーシブル18禁。
(3)『発火点』(『クロニクル』収録済)
印刷工のぼくがバス停で出会ったのは、マッチを擦る手も端正な彼だった。古書を介した偶然の再会が、彼との長いつき合いの始まりとなる。同じ町だけれど、万尋&吉野とは少しちがう出会いのお話。マッチ箱に納まる豆本仕様。
(4)『梟の眼』(『クロニクル』収録済)
吉野30歳、翠10歳。司書は少女から秘密の一端を知らされる。作中に登場するブックマーカーが付録としてつきます。※BL要素はありません。
(5)『紙の檻・序』(『クロニクル』収録済)
小説家の霞墨は、書斎に現れた奇妙な男・九郎と戯れに肌を重ねる。窓の外を横切る、黒い野良猫を待ちながら。四十路同士、女装攻めあり。
(6)『紙の檻』(『クロニクル』収録済)
自らの記憶を持たない九郎は、なぜか霞墨の過去を知っていた。心より先に体を重ねてしまった先に待つ、避けられない別離。表紙と裏表紙・本の側面まで黒い本。
(7)『灯台守の私文書』(『クロニクル』収録済)
首都の公文書館で働く冬馬は、年下の上司である近衛に密かな想いを寄せていた。あるとき近衛がよこした一通の手紙が冬馬の心を揺さぶる。透明スリーブ、蝋引き封筒付。
(8)『フラジャイル・ランプ』(『クロニクル』収録済)
中央図書館の館長である岬は、私的な調査員の五條を使って古書の違法取引を探らせていた。しかしある司書が起こした殺人事件によって、二人の立場と関係は揺らぐことに。手帳風カバー+オリジナルチャーム付。
(9)『フラジャイル・ランプ リフィル』(『クロニクル』収録済)
『フラジャイル・ランプ』番外編。本編には入らなかったリバーシブルR18パート、事件の別の側面、岬と五條の出会いなど。手帳の「リフィル」仕様。
(10)『エクスリブリス・クロニクル』(頒布中)
上記9編の再録に加え、設定集に裏話や付録など総括的な一冊。
◎書き下ろしSS&イラスト「SCENE1~7」
◎シリーズ解説
◎作品別解説
◎イラスト・設定集
◎付録:「モバイル用壁紙(ダウンロード)」 ※「ペーパークラフト:万尋のキッチン」は終了しました
(11)『I am GHOST』(頒布中)
公文書士の近衛と司書の吉野。正反対の性格でありながら、二人は数年来のルームメイトだった。あるとき近衛は思わぬ縁で、首都を震撼させる連続殺人事件の捜査に巻き込まれる。公文書館や図書館の資料から真相に肉薄した近衛はやがて、吉野の恋人に辿りつく…。糸を切らなければ本を開くことができない仕様。
(12)『白玉楼』(頒布中)
『I am GHOST』のスピンオフ。近衛家の当主となった雪路は、弟の夜遊びを諫めるため赴いた街で、一人の浮浪者と出会う。彼の言葉に雪路は興味を惹かれ…。蔵書票シリーズ初、漢詩モチーフの物語。 中華様式をイメージした透かし入り表紙。 中華モチーフのリボンブックマーカー、キャラクタービジュアルのポストカードつき。
<登場人物(カップリング)紹介>
吉野
「中央図書館」司書。「北の町」出身。
勤勉実直、優柔不断。常に何かしら本を携帯している活字中毒。首都の精鋭部隊所属だったが、現在は故郷の図書室で勤務している。珈琲党、喫煙者。最新の時系列では45歳。
登場エピソード
『喫茶エクスリブリス』
『同じときを、きみと』
『梟の眼』
『灯台守の私文書』
『フラジャイル・ランプ』
『I am GHOST』
万尋
「喫茶エクスリブリス」店主。首都出身。
たいていの厄介ごとは営業スマイルで乗り切る主義。物欲に乏しく私生活は質素。本はあまり読まない。首都の大きな喫茶室で働いていたが、縁あって「北の町」に移住した。
登場エピソード
『喫茶エクスリブリス』
『同じときを、きみと』
『梟の眼』
『灯台守の私文書』
『フラジャイル・ランプ』
『I am GHOST』
近衛
「中央公文書館」公文書士。首都近郊出身。青い瞳。
容姿端麗・頭脳明晰(自称)、饒舌と愛嬌が武器。見た目がよければ男女不問で誘うのが礼儀。読書は嫌いではない。吉野の元ルームメイト。嫌煙家。
登場エピソード
『灯台守の私文書』
『フラジャイル・ランプ』
『I am GHOST』
冬馬
「中央公文書館」公文書士。近衛の部下(監視役)。プラチナブロンド。
融通が利かず、怠慢を許さない。常に先回りして物事を手配する。自分の感情を表出するのは不得手。紅茶党。近衛とは20歳差。
登場エピソード
『灯台守の私文書』
『I am GHOST』
翠
「公立図書館」司書。首都近郊出身。
行動力はあるがドジっこ風味。ただしポテンシャルは無限大。幼いころからある政治的な秘密を探っており、その過程で知り合った吉野を「先生」と呼んで慕う。最新の時系列では25歳。
登場エピソード
『喫茶エクスリブリス』
『梟の眼』
珊瑚
機械職人。「北の町」出身。
仕事は細かいが性格は大雑把。首都で修業したのち、故郷で修理屋を営んでいる。翠に一目惚れ。
登場エピソード
『喫茶エクスリブリス』
『同じときを、きみと』
夏生
「中央図書館」司書。「北の町」出身。
紫の口紅と赤いブーツがトレードマーク。通称「北の魔女」。現在は「氷の町」で司書の仕事をつづけている。珈琲党、喫煙者。
登場エピソード
『喫茶エクスリブリス』
『発火点』
『紙の檻』
『灯台守の私文書』
柘榴
法務省次官。
卓越した政治手腕と蠱惑的な魅力が武器。通称「女狐」。近衛の婚約者。
登場エピソード
『灯台守の私文書』
『I am GHOST』
諫山霞墨
小説家。「北の町」出身。
偏屈な性格で独自の美意識と価値観を持ち、静かな別荘地に暮らす。中央図書館と司書を毛嫌いしている。女も嫌い。
九郎
霞墨の書斎に現れた、謎の男。記憶がなく、霞墨と同じ服装をしている。
登場エピソード
『紙の檻』
吾妻岬
「中央図書館」館長。
秒針の音が気になるほど神経質。多くの「調査員」を抱え、諜報活動を行う。その情報で政府を動かすこともある。読書が趣味。
登場エピソード
『フラジャイル・ランプ』
五條
岬の「調査員」。
浮浪児だったが岬に見出され、以後直属の部下として暗躍している。吾妻家の使用人からは岬の情夫と思われている。喫煙者。
登場エピソード
『フラジャイル・ランプ』
<グッズ・別軸展開>
図書貸出票型メッセージカード
「蔵書票シリーズ」の中央図書館ロゴが入った、図書貸出票型のメッセージカード。3色展開。
メガネ拭き
キャラビジュアルのパッケージ入り眼鏡拭き。中央図書館ver.(パッケージ:吉野)と中央公文書館ver.(パッケージ:冬馬)の2種展開。
年の差(BL)アンソロジー JEWEL GARDEN「OBSIDIAN」
現代日本でルームシェアしている吉野&近衛の話を収録。大学図書館司書の吉野と、美術館学芸員の近衛が、ラーメン屋に行ったり万尋や冬馬と出会ったりします。
<本文サンプル>
<頒布>
BOOTH(通販)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?