50周年式典を典型的な式典とは違うカタチでプロデュースしてみた話
シローの店は2024年11月18日に50周年を迎えました。記念式典は対談や、記念ロゴ発表、その後、懇親会という内容。この式典をプロデュースしたのが代表取締役のワタクシです。というより、スタッフは毎日の営業があるので遊軍のワタクシがやらねば誰がやるのさ。
企画を考えて達した式典の建付け
式典をどういう建付けにしたかというと、実は変化球。本来、式典というのは、祝辞なり、基調講演なり、スタッフ紹介なりをするのでしょう。かなり一人で考え抜いた結果、そういうのは一切すっ飛ばした企画がいい、と結論付けました。
企画立案の初期段階から一人で、車(愛称:ザンジバル)の運転中、風呂の中、散歩中、飛行機待ち、など頭が働くときにつらつら考えて、愛用の測量手帳にアイディアや考えをメモとして書き込んできました。その結果が今回の式の建付け。
その建付けとして「そもそも、創業から50年という長い積み重ねをしてきた会長(父)の話が面白い」だろう、と。基調講演でどなたかを呼び、新しい考えや気付きを得られるということもあります。ですが、ここにいる50年続くことが非常に稀な、美容という業界でやってきた男の話を、今、聞かずしていつ聞くのか?というのが先に来ました。
会長の話を聞きたい?
50年続けてきた会長の話を聞く。普通に事務所に行って聞こうモノなら聞けるのですが、改まって聞くとまた違う事がある。実はワタクシ自身も父の話を聞いてみたかった。
というのも、入社するまで、父が美容室をやっているのは知っていた程度で、あくまで他人の会社だったから。小さいわけではない、というのは知っていました。でも、自分が深く関わるようになったのは10年前に入社したあと。それまでは全くといっていいほどの他人の会社だったのです。
会長(父)を間近で見ていたものの、何もピンチっぽい感じがしなかった。なので、これを機に、50年で何がピンチだったのかきいてみよう、と思っていたところもあります。
式典で胸の内を聞くには?
会長とワタクシの対談形式という形で50年を振り返りつつ、その胸の内を聞きました。そもそも、会長一人でスピーチしていたら疲れるだろうし、それ以上にスピーチだと聞いている方も疲れるだろうから、対談でリズムを作って聞こう、という方式。
こう見えてキャリアコンサルタントの資格を取ったことがある(もうやめたケド)ので、聴き倒すのは得意だぜぃ、、、と思っていたら、会長がべらべらトピックから離れた話しをするから「案の定」時間押し。予想はしていたけれど、少し時間が足りなかったかもしれないですね。
結果どうだったの?
企画としては概ね好評。対談で聞くというのが新鮮だったと言われたり、スピーチでは聞けない、アドリブ100%の内容で話をするのが良かったようです。
メイキング・オブ50周年式典でした。
50年続く美容室
シローの店にいかなくちゃ!