映画「トニー滝谷」
入院中はひさしぶりにゆっくりDVDを見れたので、それの感想を少し。
村上春樹さんの作品は好きで、よく読んでいた。子どもと一緒に暮らすようになってからは、忙しくてなかなか読めていないけれど。
村上さんの作品は長編もおもしろいけれど、私は短編小説の方が好き。「回転木馬のデッド・ヒート」とか、「トニー滝谷」とか、「沈黙」とか。
短い文章の中に、人生のおもしろみ・悲しみ・苦しみなどが、ぎゅーっと押し込められているようなそんな感じがする。
そんな中での、映画「トニー滝谷」。
作品の中で流れている乾いた空気感と、もの悲しさと、シンプルかつ重厚な雰囲気がすごくいい映画です。
モノクロの淡い色彩がシンプルでかっこいい。
おすすめです。