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コキアの記憶

何年か前、コキアの鉢を買った。

ぷっくらした姿に惹かれて。

育て方を記した札に

以下のような一文があり、

こころ踊った。

「昔はコキアでほうきを作っていました」

私はおばあちゃんの知恵袋的なことが、めっぽう好きだ。

先人の知恵と言えばいいのかな。

いてもたってもいられなくなり、

赤く色づいた後のコキアを干して、

適当につくってみた。

それが写真の第一作目。


その後、コロナで庭をきれいにする人が増えたのか、

ご近所界隈でコキアブームが起こり、

私は鉢を入手できなくなった。

すると、大量に植えているご近所さんから、

枯れたコキアをもらえるようになり、

庭の小屋は、コキアの乾燥小屋となった。


それ以来、大津港で拾った流木とコキアでほうきを何本かつくり、

お守りとして、カード•カウンセリングした方や友人に差し上げたが、

ほうき自体の完成形のフィット感としては、何かがしっくりこない。


今朝、ひらめいた。

流木に描こうとするのではなく、

流木やコキアのたどってきた記憶を

イメージやメッセージとしてキャッチしたら、いいのではないか。

そういえば、一番最初はそうしていた。

赤く色づいたコキアの記憶を刻もうと、

サラサラっとコキアのイメージを描いてみた。

ほとんど無意識に。

やっぱり最初にすべてがあるんだなぁ。しみじみ。

流木が導いてくれたこともある。

「ここを塗ってごらんよ!」

言われるがままに着彩すると、

なんとも不思議な生き物が姿を現した。


私はこのやりとりが、とても好きだ。

こうした自然との対話で生まれた作品群を、

「シロふくろうのとよころ日記」シリーズとしてみようか。

体感や体験、これまでの生活など、

目に見えない感覚を、

見える化して表現してみよう!


今では大好きになった

私らしい愛すべきヘンテコなセンスで、、、。


今日も、愛と祈りと感謝をこめて💕

素敵な一日を💕

我が家のへなちょこコキア。昨年の10月ころの様子。


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