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ゼ・リカルドは、「戦術的」にどういった監督なのか。
平岡監督からゼ・リカルド監督へ。
一体どのような戦術的変化がみられるのだろうか。
初陣となる18日の福岡戦が楽しみなところである。
初陣を前にリカルドが以前指揮していたバスコの試合を分析し、彼のサッカー哲学はどのようなものなのか。
攻撃・守備をどのような形で行うのかまとめてみようと思う。
もちろん、クラブによって選手が違う。そのため、攻撃・守備の形はバスコと清水で見られるものも違うかもしれない。
これは、ゼ・リカルドという人物を戦術的に理解する一つの参考資料である。
2022年3月14日 リオデジャネイロ選手権第11節 VSレゼンデ
https://www.youtube.com/watch?v=4EBE6L7YJ94
バスコの現地の予想フォーメーションは4-2-3-1
レゼンデの予想フォーメーションは4-4-2である。
まず、守備時の形について見ていく。
守備時は4-1-4-1の形をとる。
![](https://assets.st-note.com/img/1655276700363-7TSuviB9jc.png?width=1200)
トップがボールを持っているCBへプレスをかけ、もう一人のCBへパスを出す瞬間に2列目の選手が出て行って、もう一人のCBへとプレスをかける。
守備時はサイドハーフも中へ絞ることで、中央でコンパクトな陣形を作る。
4-4-2、4-1-4-1のシステムは、ピッチの幅を4人で分割して守るため、コンパクトな陣形を保つこと、そして、スライドの速さ・正確さが必要不可欠である。
それらが徹底されれば、守りやすく強固な並びになる。
徹底されなければどうなるのかは、清水サポーターなら分かっているであろう。
次に攻撃だが、ダブルボランチの一人がCBの間に降りてきて3バックを形成する。可変して、3-2-5のような形をとる。
![](https://assets.st-note.com/img/1655275789403-iHPn0Wvkpw.png?width=1200)
清水では、松岡や白崎が行っていた形である。
3バックの前に、ボランチ、トップ下の選手が下りてくる。
そして、両SHが中に入ってきて、SBが幅をとる。
相手4バックに対して5トップのような形を作り数的優位を作り出すことができる。
とても簡易的な説明になったが、これらが基本的なリカルド新監督が手掛ける選手の立ち位置である。
このままの形を清水で行うのかは不明だが、チームとしてのインテンシティ・強度を上げなければならないのは間違いないだろう。
強いチームに共通することは、プレス・切り替えなど全てにおいて強度が高い。
短くなったが、福岡戦を楽しみに待つとしよう。(唯人、松岡不在…)