犬の義眼(シリコンボール)挿入手術の記録-1
手術前〜手術翌日
うちの愛犬が義眼(シリコンボール)挿入手術を受けたのでその記録です。
手術までの簡単な経緯
うちの子は推定7歳前後で既に両目を失明しています。
その後しばらくして両目とも白内障に。
眼圧については、左目は眼圧を下げる目薬なしで今も20弱と安定していますが、右目は1日2回の目薬で20-30程度に下げていた状態でした。
推定12歳になった9月初旬のある日、月一の定期検診で眼圧測定不能という数値?を叩き出し、数日ベトラタンという目薬で眼圧を15程度に下げ様子をみましたが、やめると途端に70台に。
眼圧が高くなると相当な痛みがあると聞いていたんですが、そんな様子はありません。
しかしそういう場合でもずーっと痛いのでそれを我慢することに慣れてしまっている可能性もあるらしい。
結構強情で我慢強い性格を考えるとこれまでずっと耐えていたようにも思えてきます。
ということに加え、親戚の子や同じマンションにすでに義眼にされているお友達がいたのですぐに手術を決めました。
翌日、電話で9月末に手術を予約。
今回は眼圧の高い右目だけの手術です。
入院は2日間を予定。経過が良くなければ長くなるみたい。
手術前日
食事は23:00まで。
義眼手術に関するお話を聞いたりブログを読んでいて、しばらくしんどい日々が続くことがわかっているため、いつも通りのんびり過ごす姿をみてるとちょっと泣けてきます。
明日からしばらくがんばろうね。
手術当日
朝の散歩はいつもより少し長めに行きました。
お水を飲めるのは9:00まで。
家に帰って両目にいつもの目薬をさし、2日分のご飯を用意して10:00に病院へ。
愛犬は「またお散歩ですか??」とキョトン。泣きそう。
病院までは徒歩5分の距離なのでお散歩気分でトコトコ。
手術前の各種検査をパス。問題なしということで預けて帰ります。
「は?嘘やろ?置いていくんか?」という顔。ごめんよ…泣
14:00過ぎに手術は成功して麻酔からも覚めました、と連絡をいただく。
とりあえず第一段階はクリアでひと安心。
ただうちの子は気合の入った分離不安なので入院が心配すぎる。
以前に全身麻酔の日帰り手術を2回しているのですが、お迎え時の待合室で(めーっちゃ吠えてる犬おるやん元気やな)と思っていたらうちの犬だったという経験をしているので、正直嫌な予感しかしない。
が、そこは仕方がないし疲れて寝てるといいけど、と願いながら就寝。
手術翌日
午前中に面会のために準備をしていると、開院時間に病院から着信。
ビビりながら出ると「一晩中吠え続けてて疲れてぐったりしてる、経過は悪くなさそうだし体力のほうが心配なので今日で退院ということで面会ではなく迎えに来て欲しい」と。
あーーやっぱり…先生方看護師さんごめんなさい。
というわけですぐに向かいました。
急ぎ足で到着するとぐったりしつつもテンパった様子の愛犬。
ひととおり説明を聞き、追加で
「術前は問題なかったけど、術後の血液検査で肝臓の数値がちょっと基準値から外れているから肝臓のお薬もしばらく飲みましょう。あとご飯はしっかり完食しました笑」ということでした。
さすが食欲の鬼。
目が開かないように縫合された右目が痛々しいしエリカラも慣れなくて辛そう。できることなら私が代わりたい。
そして家についてもまだ落ち着かない様子。
ずっと小さくウーウー唸ってるし辛そう…
それでも飯はガツガツ食います!!
午後遅くにはやっと寝ました。爆睡。気絶?
横を通っても起きません。そりゃそうか。
処方されたのは
飲み薬が3種類(抗生剤・炎症どめ・肝臓の薬)
右目の目薬が2種類(ドライアイ対策・抗菌作用)
これに加えて通常通り左目の2種類の目薬があります。
忘れたり間違えたりしないように気をつけないと。
明日は午前中に病院に行きますよー
以下帰宅後の正面からの画像があります。
手術痕も写ってますので苦手な方はスルーしてくださいね!
目薬は溢れてくるし目脂も出るので涙やけは仕方ないですね。痛いのか違和感からなのか拭こうとすると嫌がります。
まあぼちぼちがんばろー
続く…
年齢が推定だったり分離不安だったり、お察しの方もいると思うのですが元保護犬の雑種です。
その辺りの話や、あと失明する過程などは機会があれば改めて記事にしようかなと思います。