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ゆうさい
2021年6月7日 22:32
こんにちは、ゆうさいです。今回がいよいよ浜田城の最終章(後編)です。中編をまだお読みではない方は、こちらを先にお読みください。仙石騒動でごった返した浜田藩ですが、またまた大きな事件を起こしてしまいます。後年に「竹島事件(たけしまじけん)」と呼ばれることになる密貿易事件です。借金に苦しむ藩財政を立て直すため、藩の御用商人だった廻船問屋の会津屋八右衛門さんが、李氏朝鮮との密貿易を提案
2021年6月5日 15:56
こんにちは、ゆうさいです。今回も前編に引き続き、浜田城の歴史をご紹介ます。前編をまだ読まれていない方は、ぜひこちらからまずは前編を読んでみてください。古田家が跡継ぎ不在により改易となると、浜田城には1649年に播磨国の山崎藩から松平康映(まつだいらやすてる)さんが入城します。康映さんの後もこの松平氏が続きますが、3代藩主の康員(やすかず)さんが病弱の上、養子だった康房(やすふさ)さん
2021年6月3日 05:22
浜田城は、島根県浜田市北側の松原湾近くの、海抜70mほどの山上にあります。この城は、1619年に古田重治(ふるたしげはる)さんが、徳川頼宣(とくがわよりのぶ)さんの和歌山転封にともなって、伊勢松坂藩より5万4000石に国替えとなった後、約9ヶ月という期間をかけて築城したお城です。浜田城完成した3年後の1626年にスペインの宣教師ディエゴ・デ・サン・フランシスコは、この浜田の地を「非常によい