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171014 cinema staff two strike to(2) night〜万感の日比谷編〜@日比谷野外大音楽堂【再掲】
こちらは昔むかしのTumblrに載せたものにセトリを追記したものです。
タイトルにも付いている通り、彼らのチームにとっても、ファンにとっても、万感の日比谷野音公演。
日比谷野音は名前だけは知っていたけども行ったことはなく、行くことはなかなかなさそうだなぁと、勝手に縁遠く感じていたので、まさかこんな形で行けるとは。
連れて行ってくれた彼らに本当に感謝。
開場までギリギリ小雨だったり止んだりのあいにくの空模様。
開場から開演まで待っている間に、周りの皆さんが着々と雨に備えた格好をしていく。もちろん私も。
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セトリ
into the green
theme of us
奇跡
熱源
AMK HOLLIC
想像力
白い砂漠のマーチ
KARAKURI in the skywalkers
火傷
返して
daybreak syndrome
青写真
小さな食卓
君になりたい
望郷
salvage me
希望の残骸
great escape
エゴ
pulse
シャドウ
AIMAI VISION
僕たち
en)
exp
GATE
開演。
ステージのライトが青く光り、いつも通り泥棒のSEが鳴る。青いライトといつものSEだけどなんだかソワソワするのは野外だからだろうか。
そんなことを思っているうちに、メンバーが出てきて、なんだか感極まった。
少し遠目で手元が見えずメンバーもチラ見えだったのでどうしても照明に寄りがちな覚書であることを先に記しておく。
ギターでセッションがあり、そこから始まったのはinto the green。緑色の柔らかな照明に包まれて、飯田さんの優しい声がすうっと溶けていく。
「あなたの鼓動の音は、もう聞こえることはないでしょう」の飯田さんの声だけになる部分で、緑のピンスポットがあたっている様はとても綺麗だった。
そんなしんみりとした雰囲気を蹴飛ばすように始まったイントロはtheme of us。黄緑色スポット(これ何色だろう…結構蛍光黄色にほど近い黄緑)と赤照明。
ライブ最初から手拍子で一体になる客席とステージ。規模は関係ないんだなぁと実感。
そしてその盛り上がりのまま奇跡。
冒頭から車輪のようなスポットライトがくるくると回り、曲の疾走感を思わせるようだった。
そして、1番サビと最後のサビ冒頭の歌詞の「茜色」に合わせるようにオレンジ照明が、2番サビの「夜の匂いに変わったら」に合わせるように青の照明が焚かれ。こういう細かいこだわりの照明がとても素敵だった。
そして最新アルバムから熱源。赤と白の照明。
最後サビの「それでも想いだけは死神に渡すものか 渡すものか」の2回目の「渡すものか」の力強さ。いつもこの「渡すものか」に背中を押されているような気がするんだけど、野音の日のこの言葉は、目標だったステージに立っている彼らからだったからか、より力強く感じられた。
飯「万感の日比谷編!皆さん来てくださってありがとうございます!
いい夜にしたいっすね。
…いい夜にしましょう!」
そこから始まったのはAMK HOLLIC。今聴いてももちろんかっこいい曲なんだけど、熱源の後に聴くとより一層初期衝動溢れる感じだなぁと。
紫と緑の照明がとてもサイケデリックな感じ。「緑の中にサイボーグいたよ」と言う歌詞に合う。
想像力。赤の照明と白の照明がメイン。この曲に関してはどうしてもland=oceanの時の「5年前の青」の言葉のせいで青照明のイメージが強くある。
1サビ後の三島さんのシャウトでいつも何だかテンションが上がる。
白い砂漠のマーチ。白とオレンジ照明で温かいイメージ。
イントロから太い音をかき鳴らしていくメンバー。
暗転し、メンバーを呼ぶ声がちらほらと。
飯「飯田さんって呼んでるのが聞こえない!」
\飯田さーん!/\飯田さーん!/
飯「飯田さんって呼んでるのが聞こえない!笑」
聞こえているのに聞こえないふりする天邪鬼な飯田さん。笑
飯「まぁ誰を呼んでくれても嬉しいんだけどね!」
飯「ここまでアルバムやEPの最初の曲をやってるんですけど。気付いてましたか?」
全然気付いてなかったのがこちらです←
新旧取り揃ってるなぁと思っただけでした…
飯「今日は本当…いい天気ですね!」(霧雨)
久「めちゃくちゃいい天気ですね!」
三「満天の星空が見えますね!」(見えません)
飯「まぁ僕ららしいってことで!」
久「セトリ考える時に、このあたりで夕暮れが…っていう話もしてたんですけど…」
三「始まる頃にはもう真っ暗でしたからね。今度は17時くらいから始めないと…」
飯「スタッフさんがもうこの季節は日が暮れてるので夕暮れ時ではないですって言ってたんで、諦めてたんですけどね笑」
飯「今日は今までのワンマンの中で一番沢山曲をやります。まだ全然半分とか来てないんで。最後まで楽しんでください」
そこから始まったのはKARAKURI in the skywalkers。青照明に、いくつもの丸が重なるようなスポットが天井に向けて照らされる。
個人的にKARAKURIは、シネマを見に行き始めた頃、必ずと言っていいほどライブの最後にやっていた曲で。
その曲がこんな中盤で、しかも前述のような言葉のあった後で聴けることがなんだか感慨深かった。
火傷。最初この曲なんだっけ…と思ってしまうくらいには久々に聴いた気が。
青照明がメインで、途中の「旅の医者目を見開いた」で赤の照明。
返して。青とオレンジと白の照明。この夜の帳のような照明がとても好きだ。そして勢いあるサビからの最後の「返して」の繊細さも。
daybreak syndrome。この流れで来るとは。
紫照明とオレンジピンスポットの中、飯田さんの声が優しく響く始まり。夕暮れ時のよう。
全編紫色の照明で、曇り空の中まどろんでいるような感じだった。
ただ、雨が降っている中聴く「雨が降り出しそうだ」はだいぶシニカルというか…笑
思わず「普通に雨降っとるわ!笑」とツッコミを入れたくなった笑
セッションを挟んで青写真。いつも予期せぬ時にこの曲が来るから、「私このセッション知ってるんだけど何だっけ…」ってなってイントロで「うおおお青写真だーーー( ; ; )」となるのがお決まりのコース。
青と水色の照明、サビで白照明。
「夢は夢のまま」ではなくなった彼らが歌うこの曲はまた違って見えた。
小さな食卓。メロで青照明、サビでオレンジ照明。雪の結晶のようなスポットがとても印象的。冬の曲ですもんね。
君になりたい。オレンジ色の照明メイン。Bメロで紫というかブドウ色の照明。(もしかしてこれブドウ糖とかけてたのかな…まさかな…と思いながら見ていた)
後にも述べるつもりなんだけど、当初の切迫した感じがなくなった曲の1つなのではないかな、と思う曲。
曲の良さがなくなったという訳ではなく、いい意味で昇華されたのではないかな、と。
飯「僕ら最近地元でOOPARTSというイベントを終えました。(注:2018年まではOOPARTSは秋に開催されていた)
帰る場所があるって、待ってくれている人がいるって、それだけでも強くなれるし。自分が、僕らが大切なのはここなんだなって。
そんな故郷の歌を」
望郷。ここからVJブロック。
曲が進むにつれ、野音のステージの壁面?側面?が縁取られていき、映画館で映画を見ているかのような感覚になった。
星空のようなVJがとてもキラキラと綺麗だった。
ローディーさんが辻さんのところにマイクを持ってきて始まったsalvage me。
絵の具を混ぜ合わせたような、赤と緑、青のVJが映される。カラフルな渦に飲み込まれていくよう。そして時たまモノクロの世界に引き戻されるよう。
この曲の、点と線と面のVJが思い切り点と線と面だったんですよ…(無数の点の表示→野音ステージが縁取られる→ステージ各面が白く光る)(言葉にすると下手くそすぎて全然伝わらんわ)
本当に…映画みたいに輝いておりました…
三「俺たちは今日まで生きてきた!今日が終わってもまだやれることがある!」
からの希望の残骸。星空のようなVJが美しかった。
この日こそ「絡まった糸をほどくよ」の三島さんのジェスチャーを見たかったのに見逃した……
希望の残骸をひとつひとつ集めた先にこの日があったんだな…ってジーンときていた。
飯「雨止みましたか??
僕らこれ、(屋根に)守られてるように見えるかもしれないけど、全然守られてないんで!みなさんと一緒です!」
久「雨止んだの?完全に希望の残骸再現じゃん!」
嬉しそうな久野さん。
日比谷野音のステージでライブできていることに感極まってか
飯「三島が学ラン着ていた頃を思い出そう…あの三島が…こんなおしゃれなラグラン着て…」
三「昔もラグラン着とったけどな!笑」
飯「トンボがけしててバンドやらない?って言ったのが懐かしい…」
久「トンボがけって懐かしい笑 てか本当にトンボがけしながら言ったの?!笑」
飯「そうそう、俺は辻とバンドやろーって言ってて、メンバーが足りなくて。で、三島がデュオやってたのを聞いて」
三「ちょっと待ってデュオって!笑 」
飯「死語だった?笑」
三「弾き語りをやってたんですよ」
飯「でもポジションはベースしかないよって言って」
三「俺はまだ諦めてないですからね、隙あればギター弾きたいですから」
少しの静寂の間に、またチラチラとメンバーを呼ぶ声があり、\久野さーん/という声があったのだけど
三「なんて言ってるか聞こえん、…のさん?」
久「のさんなら久野さんでしょ!
せっかくの久野さん呼びをいじらないで!笑」
確かにこのメンバーの中ならどう考えても久野さんしかいないわな…笑
三「昔から見てる人にも万感な、最近知った人が見てもcinema staffはかっこいいと思ってもらえるようなライブをしたいと思っています」
ここから「行けるか!!!」ブロック。
great escape。赤メイン青混じりの照明。
三島さんが「俺はお前だ」で指差ししてらして、いつも通り(?)で安心したというか何というか。
エゴ 。白照明メイン、相変わらずの疾走感あるイントロから始まる。初っ端から三島さんが手拍子を煽ってきていたのが少し可愛かった。
この大きな会場で聴く「だいたいのものは捨ててしまえる」の無敵感たるや。
pulse。いつものように赤と青照明メイン。途中でAMKでもあった、紫と緑のサイケデリックな雰囲気の照明も。
そしてこのゴリゴリの流れから、まさかのシャドウ。オレンジの照明。
前述した君になりたいと同じく、この曲も切迫した感じが薄まったと思う曲。land=oceanの時の、あのヒリヒリと痛いくらいの嫉妬心が少し和らいだと言えばいいのか。
シネマが「俺たちはこれでいいんだ」って自信を持ち始めたからなのか。何だか語弊のありそうな書き方しかできないけども。
飯「この一年、野音のことをいろいろ考えてきました。考えすぎるのはよくないかなと思いながら、いつも通りにしようと思っていたけど、やっぱりダメですね。ずっと憧れてた場所なんで。
僕らは4人で始まったけど、今はたくさんのスタッフさんがいて。今関わってくれている人も、もちろん昔関わってくれていた人も。覚えています。
僕らの音は4人だけで鳴らしていないって知っているから。太く重く、届いていたら嬉しいです
僕ら沢山のものをもらっていて。皆さんにこれから返していきたいです。渡すんじゃなくて。もう充分もらってるから。
今度はこの4人で返していきたいし、この4人なら返せると思ってます」
飯「僕らの始まりの曲を」
AIMAI VISION。このMCからのこの流れはずるいなぁ。
きらめく曲調に合わせてなのか、星空のようなVJ。
「そうだったらいいなって こうだったらいいなって」という歌詞の中に込められた理想の景色にこの日はなっていたのではないかなぁ…そうだといいなぁ…
飯「今日が終わって、あなた、あなたあなたあなた…(客席を指差しまくる)そしてあなた!の何かが変わって、そして何かが始まりますように。
ありがとうございました、cinema staffでした」
僕たち。飯田さんのギターイントロから始まる。白の照明から景色のVJへと切り替わり、走馬灯のようにも感じられた。
本編終了。
アンコール。
もちろん久野さんの恒例缶プシュ🍻もあり、いつものシネマのライブの雰囲気さながら。
物販紹介へ。
ショッパーについて
久「これ高校の頃とか背負ってなかった?ムラサキスポーツのとか!」
やってましたね…体育のジャージとか入れてたな…頷くしかなかった苦笑
ロンTやコーチジャケットやスウェットを紹介。
そしてキャップですが、辻さんがかぶってくれたのですが…
飯「辻がキャップかぶってくれるなんて!帽子かぶるのいつも嫌がるんだよね…上半身裸になるくせに…笑」
みたいなくだりもありつ。
最後の方、ラババンやスマホリング、ポーチは駆け足で紹介という物販紹介の終わりの雑さ笑
久「これ途中から受けないと思って最後巻きで終わったよね?」
沈黙が流れる
三「なにこの終わり方?嘘やろ??」
と戸惑う三島さんが少し不憫で←
しばし沈黙が流れ観念したかのように笑、
飯「以上、物販紹介でしたー!」
久「万感感はもう終わりでいつもの僕ららしさも見せないと笑」
万感感とは笑
三「もう少しだけやらせてもらっていいですか!みんなで歌いましょう!」
から始まったのはexp。ステージと客席の距離がグッと近くなる。
例の歌う場所に来ると、
三「ここにいるみんなは歌えるよな?!歌詞はいらない、飯田に続いて歌ってくれ!」
そして最後に「北極星が視界から消えないように」で一体になる感。
盛り上がった空気のあと、ギターイントロから始まったGATE。
この曲の厳かな雰囲気がとても好きだ。だから、この曲が野音最後の曲だというのもとてもしっくりくる。
最後の最後まで飯田さんが「勘違いの成れの果ては」と歌っていたのにまた泣けた。
という事で、初の野音ライブ、今度は是非良い天気の時にライブを見たい!(注:このライブの2週間後にandropの野音があった)という思いと、
cinema staffが好きだーーーーーということ。その2点に尽きる。
彼らがまだやれる、と音楽を続けてくれる限り、彼らの音楽について行こうと思った。