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241228 シノダ 47都道府県弾き語りツアー「シノ鉄」@富山Soul Power
まずは47都道府県完走、本当にお疲れ様でしたーーー!!!
徐々に発表されていくスタイルの日程だったので、これ、2024年には終わらんかもなって思っていた。すみませんでした。
富山は10数年ぶりに来た。北陸を進むにつれ、どんどん雪景色になっていくのを見、そして街中にも雪がたくさんあり、道路に散水して雪を融かしているのを見て、さすがは北陸の冬……と思うなどした。
Soul Powerは名前は長年知っていたけどようやく来れたハコ。
ドリンク、ソフトドリンクの種類も多くて、ハコのスタッフさん作の気合の入ったドリンクチケットがとても素敵だった(半券もぎって返してもらえた)
シノ鉄、いつ乗っても情報量の洪水すぎる。
以下セトリしか確実にあってない、ニュアンスだらけの記憶を放り投げておく。
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セトリ
富山の新曲
風、花
ピンク(宮崎の新曲)
ショートスケール(岡山の新曲)
Loveless
伽藍如何前零番地
食べなくちゃ
残像スティグマータ
しおひがり君お誕生日おめでとう
(リクエストコーナー)
不死身のガールフレンド
シャロン(ROSSOカバー)
手のひらの宇宙
血みどろのスパゲッティ
frappe
Neon Beauty
テノヒラ
イメージ
1960
en)
セカイ系
ブルースプリングパンク(Friend Chord収録曲)
W en)
strawberry
開演前に流れているBGMがジャジーだった記憶。
下手後方の扉から登場するシノダさん。
黒い、胸ポケットのあるTシャツに、猫のぬいぐるみが。茶白のキジトラ?
そしてそれを胸に、上手下手にぺこりとお辞儀。
「えー……何から話そうかな……とりあえずまず…こいつのことから?(胸ポケットの猫のこと)
昔、それこそ10代の頃にティーンズミュージックフェスティバルっていう…ヤマハ主催のがあって。その金沢の代表になって。その時に、100均で買ったピアスと口ピアスみたいなのを手錠で繋いでつけて、髪の毛をおっ立てて、穴の空いたジーパンはいて、透明のギターを持って。で、ジャケットのポケットにこの猫を入れてました。
何かどこにも刺さらないような槍を色んな方向に刺してるような感じ笑
そう意味ではこのネコが俺の音楽人生で一番最初のメンバーかも。
久しぶりの邂逅を果たしました。
そこで入賞して、あ、俺、音楽やってていいんだ、っていう何か、赦しみたいなものをもらった気がしたんです」
「今日が12月28日……年末ですね。28日ですよ……
何でみなさん…富山にいるんですか…??
年末だからフェスとか、CDJとかRCとかやってるじゃないですか?
何で富山にシノ鉄を観に来てるんですか??
…まあ、ありがとうございます」
それはね、シノ鉄が今日でファイナルだからだよ…
年末の話をして、ギターをジャカジャカして、
「あれ?もう一個話したいと思ってたことあったんだけどな…まあいいか………」
としばらくかき鳴らし、ふと
「思い出したわ。気候の話」
と言って始まる日本海側の気候話。
「去年の今頃?もうちょい前か、シノ鉄は金沢から始まったんですけど。
その時雨で。ほぼ北陸は雨で。
昨日は福井だったんだけど雨で。
昨日、『明日富山は雨が降ります。雨以外だったら罰を受けます』って言ったんですよね。
……今日の天気、雪、ですね……
雨じゃないから罰を受けないといけない……」
そんな賭けが知らぬ間に行われていたとは。
「歌わずに何でずっと喋ってんだろと思われてるかと思うので、そろそろ曲を…
楽屋で富山のことを思いながら、書いた曲です」
から始まった富山の楽屋でできた曲。
また会おうと約束するような歌、それを最終日に持ってくるのはずるくないか???
そして、めちゃくちゃ憎んでる人間がいても手を下すのはあなたじゃなくていい、そいつより1日でも長生きしてやれ、と、優しい言葉もある歌。
最後の最後に「あなたと僕は似ている」みたいな歌詞があった。
青から水色の照明、夜が来て、そして朝を迎えるような、もしくは雪がちらほら降る今日の天気のような。
風、花。今日もスラム奏法は絶好調で小気味の良いギターの打音が聴こえた。
黄色が多めの照明。
ちなみに冒頭の方シノダさんがほぼ見えてなかったので照明ばっかり見てた。
「気に入って何回かやってる曲に、最近名前をつけました。ピンクという曲です」
岐阜ぶりに聴いたピンク。照明が青みピンクからマゼンタよりのピンクにグラデーションで変化していく。
「あたしでダサい曲書かないで」、シノダさんの描く女の子の絵が目に浮かんできた。
「昨日福井でライブをして、23時ごろに富山に着いたんです。タクシーに乗ろうと思ったら長蛇の列で。30分くらい並んだかな…
何組か前に忘年会帰りっぽい人が騒いでて…1人が英語で言うなら『fxxkin sxxt』みたいなことをずっと言ってて、それを隣の人が宥めてて。
これが富山か、と。
富山といえば、ちょっと前までRED JETSのイメージが強くて、スカの印象だったんですけど。知ってる?活動休止してたかなんかで、最近復活したと思うんだけど…
最近はSAHAJiかな…知ってる?知らねえの?!UKでライブもしたのに?!
まぁ…皆さんとはアンテナの張り方が違うんで……何を偉そうに笑」
「ショートスケールという曲を」
ショートスケール、初日岡山のご当地曲として演奏された時ぶりに聴いた。
あの日より回数重ねてこなれたなっていう感じになっていた。
青から赤に照明がグラデーションに変わって行くのが綺麗で、2番の照明が「赤いムスタング」に合わせて赤かったの、とても良かった。
富山では最後は「知らねえよ」だった。
「隣の石川出身なんですけど、富山には初めて来ました。隣の県なのにここまで来るまでにめちゃくちゃ時間かかっちゃったけど……
ここに来るまでに46都道府県消費して……
消費?!…うんでも、消費して……
(フロアを見渡し)横浜とおんなじくらい人が入ってる……富山にこんなに人集まるんだ…?でも横浜の方が声がもっと出てたかも…\フー!/とか…」
都市同士を軽率に争わせないで←
「ここSoul Powerは30周年ということで…おめでとうございます!
俺は石川出身なんだけど、富山にこんな素敵な所があるのは知らなくて。今回初めて来ました。
1995年といえば、ナンバーガールが結成された年……地下鉄サリン事件が起きた年……変な感じになってきたのでやめましょうか…」
あの年は色々あったんで……
ここかもう少し後か、
「さっきの話の続きで、フェスで金沢代表になり、そこでちょっと成功体験を積んで、俺は音楽でやっていける!って赦されたような気持ちになって。
まあ東海大会で惨敗するんですけど。
ラジオで、自分の演奏したのが流れるってなって。そりゃ聴くじゃないですか。
いざ聴いてみたら、『え、俺、歌こんな感じなんだ?!』ってものすごくガックリきてしまって。歌じゃなくてギターを頑張った方がいいなって…思いましたね…」
「リーダーの曲をやります」
から始まったのはLoveless。
このラテンっぽいLovelessを聴けるのこれが最後とか悲しいのでまた弾き語りやりません???
1番から2番の間奏で今までとは違うアレンジが入っててそれがとてもかっこよかった。
そして、伽藍如何前零番地。Lovelessと伽藍如何のダブルパンチだと…??
なんか全部乗せシノ鉄だな?!
冒頭の入りの、スローダウンして間があるところとても好き。
Cメロの前の間奏、今まで聴いたことのない、低音ギターの音がふんだんに取り入れられていた。
「豊かな 豊かな家庭の象徴である大きな冷蔵庫
その中身を一晩で空っぽにしてしまう女の子がいました。
彼女の頭の中ではたった一つ、たった一つの言葉がずっとリフレインしていました。
その言葉は」
から「食べなくちゃ」の歌い出しに繋がる、食べなくちゃ。
この曲ももう聴けなくなるのか…って思うと何だか寂しくなってしまった。
最後のサビの、「嫌い嫌い」のがなりと、か細くなる声のギャップ、そしてがなりで終わって普通に地声で「ありがとう」を言うシノダさんの喉の強さ、何度語っても足りない。
「富山の皆さんお待たせいたしました!大人気アニメ、ジャスティスボーイ真2のエンディングテーマ!!!残像スティグマータ!!!」
と言った後力強く、「1,2,3,4!!!」の力強いカウント。
照明が青白い色合い。
間奏でたまに入る、「フッ!!!」の輩みがシノダさんの曲!って感じがすごくする。
最後のサビで、無音から「残念、それは」に入るのとても良い。
そろそろフルで音源出してください。
「ソウルパワーと言えば。
サイコパワーを止められるのはソウルパワーだけで……
…あれ?みんな知らない?ストゼロのローズ……
おい、マジかよーーー!!!」
急にストゼロの話が始まったと思ったら終わった。
「何だよ、ガッカリだよ。
ガッカリついでに聞くけど、今日誕生日の人はいますか??」
ガッカリついでに聞くことではない。
ちょうど誕生日の人が。
「え!すごい!誕生日ちょうどの人が!
じゃあ今からあなたのために歌います。
誕生日の人以外は、この猫(さっきの猫ぬいぐるみ)を見守っててください」
ということで見守り役を命じられるフロア。
そんなこんなで始まった、しおひがり君お誕生日おめでとう。
照明はシンプルに白色灯。
私は猫のぬいぐるみの方を見ていたよ、ちゃんと(???)
「えー、ではここからリクエストコーナーをやります。リクエスト受け付けます」
から、いろんな曲名がフロアに飛び交い。
「不死身のガールフレンドって聴こえたな…歌詞わかるかな……個人用東方歌詞置き場……載ってるじゃん?!誰が許可して載せてんだよ……
いや、載ってるから今から歌えるんだけど……
2013年9月??11年前だっけ……、あ、違う、載せたのがこの日ってことか……曲自体はもう少し前に書いてます。
よし、行きます」
ということで始まった不死身のガールフレンド。
赤照明がビビットに効いている。
歌詞聴いてたら、シノダさんの歌だなぁってめちゃくちゃ思った。シノダさんの歌だなぁ、とは?
「次のリクエストありますか?」
また様々曲名が飛び交い。
「シャロンね…」と流そうとする感じで言うも
\シャロン/
「いいから!笑」と言いながら検索をかけ、キーの調整をし、ROSSOのシャロンを歌い始めるシノダさん。
間奏のギターリフがすごい、すごいことになっててめちゃくちゃかっこよかった、アコギなのにアコギじゃないようだった。
「えー、あともう一曲リクエストを受け付けます…」と言うや否や、
「え?誰か、キィって言った??聞こえましたよ??
12月20日から配信が始まったんですけど。
この曲が流れるまでみなさん観てください」
と言って、(多分)誰も言ってないけどKEY THE METAL IDOLの手のひらの宇宙をやるシノダさん……。
私はまだキィを履修していないので(怒られろ)初めて聴いたんだけど、ギターで奏でられるフレーズが90年代の曲調だなと…(うまく言い表せないけど、あの頃特有の音の流れというか何と言うか)
そんなこんなでリクエストコーナー終了。
「今日、柵すごくない?これいつもあるやつなのかな?
ライブの時、いつも、どこまでいけんのかな、って思ってしまうんですけど、今日は弾き語りだったわ、座ってやるんだったわって思って」
「福井とか富山とか郊外の…あ、これは石川から見て郊外ってことで…石川を中心に考えてしまってる…
どんなバンドが出てるんだ?って、自分の前の年の出場者とかも見てて。
で、誰よりも尖った格好しようって、思って考えたのがさっき言った格好です。誰よりもやばかった自信があります」
「まあ歌うのを諦められなかったりもしたんで、名古屋の頃に、ギターボーカルもやったりしたけど。
でも周りからは『お前はギターを弾く方がいい』って言われて。そこまで自分の中でも思っていたことが、あーやっぱりそうなのかって、確信に変わりましたね」
「皆さんには手拍子をしていただいて…」
と始まった血みどろのスパゲッティ。
手拍子が乗ることで、Aメロのギターの軽快さもあり、最近めちゃくちゃポップな感じに聴こえるけど、歌詞はそんなにポップではないんだよな…(いつも言ってる)
縦列の小粒の照明の3つ目だけなんかピンクに光っていて、徐々に赤くなってたの何だったのかな…
「今の富山の季節の真逆をいく曲をやります」
から始まるfrappe。
確かに外に積もった雪と、8月の気怠い暑さは真逆すぎる。
いつ聴いてもこの曲の歌詞は可愛い。
「眩しい 眩しい
とても眩しいネオンの街から 電子の世界に旅立った女の子がいました
彼女はありとあらゆる人間の感情、綺麗な感情からとても醜い感情まで 全てを捨て去りました
ところが、彼女は1つの大きな過ちを犯します
それは、彼女の最愛のネコをネオンの街に置いてきてしまったこと
全ての感情を捨てたはずの彼女の中に一つ 寂しいという感情だけが残りました
彼女は電子の世界から 帰ってくることはありませんでしたとさ」
そう語りを入れて始まったNeon Beauty。
薄い山吹色のような照明が綺麗。
そして歌詞と歌詞の間のシノダさんのハミングが綺麗。
最後は「きっと似合っていたよ」。
「2014年に、下北沢…富山の人、下北沢わかります?
下北沢ERAでライブをやった時に、なぜか俺が歌うことになって。その時何の曲がいい?ってリーダーに訊かれたんですよ。『じゃあテノヒラで』って言って、テノヒラを俺が歌い、その間、他の3人が休んでて。
2019年にERAで7日間ライブをやった時に、リーダーと2人で弾き語りをした時にこの曲もやって。
配信ライブでバンドでもやったし、絶対シノ鉄でもやりたいと思ってて。
そしたら、野音でもやることになって、音源にも入ることにもなって。
そうやって、これからもずっと歌っていく曲だと思います」
という言葉から始まるテノヒラ。
サビの「会いたい」が本当に力強くて。心をグッと握りつぶされるような気持ちになる。
アウトロちょっと前に何か切れる音がして。
アウトロのいつもならアルペジオのところがかき鳴らしに変わっていた。ちょうどギターが見えない位置だったから、あ、弦切れた?って思いながら音を聴いていた。
弦が切れてしまって、ギターを持ち替えるシノダさん。
「師匠のギターです。このタイミングで出番が来るとは…
これで鉄の曲作ったから…40曲くらい…40曲?!?!
よく、シノ鉄でやった曲を音源化して欲しいって、結構言われるんですけど。
来月ヒトリエの新しいアルバムが出るじゃないですか。ヒトリエのアルバムの方が大事じゃないんですか??…まあ大事なものは人それぞれか。
40曲もあるからそりゃあ気に入ったものもあればそうでないものもあるし。ふるいにかけられるわけなんですけど…」
音源化大変だと思うからライブ音源でくださいと思ったのがこちら。
「曲に入るきっかけを失ってしまった……
今日で47都道府県歌い切るんですけど……俺今年本当にどんだけ歌ったんだろう………
でも、46都道府県歌い切って、少しは歌が上手くなったような気がする。
死にものぐるいでやらないと見えない景色があるんだな、って思いましたね」
ギターをかき鳴らしながら
「名古屋でキャパ100のハコも埋められないような状況で音楽をやっていて。
このままだと音楽を続けられないかもしれない。そんなどん詰まりの状況で、東京に住む友達から電話がありました。
『バンド始めたんだ』
僕はそのバンドを知っていました、なのでこう答えました。
『知ってるよ、ライブやったんだよね、どうだった?』
『ライブやってみて分かったんだけどギターがもう1人要る。お前やらない?』
僕は即答しました『やります、やらせてください』
『え、でもお前名古屋だよね、大丈夫?』
『何とかなる』
そう言って、ギターと小さなエフェクターボードを持って、2000円くらいの安いバスに乗って、新宿に向かいました。
そうして僕はひとりアトリエのリードギタリストになりました。そのバンドは後に、ヒトリエと言う名前になりました。
2019年。ヒトリエが4人から3人になって。
先のことも何も考えられなくて、でも6月1日の新木場コーストは迫って来て、3人で演奏することは決めたけど、どうするか何も決まらなくてどん詰まりで。
そんな時に、僕を誘った友達がこう言いました。
『シノダ、お前が歌うんだよ』
……そんなこと今までに言われたことがなかった…」
少しの涙声でそう言い、ここでギターをかき鳴らすシノダさん。いつもより長め…
「俺はそれを、嫌だと思いました。だってそんなこと誰にも言われたことがなかったからです」
ここがずっと涙声で。
ここまでのMCでずっと、「自分が歌うのは違う」「歌いたいけど音楽を続けるならギターに専念した方がいいから歌は諦めよう」「周りもギターの方がいいって言ってるし」って、自分は歌うべきではないのかも、とずっと思ってたことを伝えられて、ここに来て、「お前が歌うんだよ」って言われるのって、しかも長い付き合いの人から言われるのってどんな気持ちなんだろうな、報われたように思うのか、嫌だって切り捨ててきた選択肢を出さないで、って思ってしまうのか…
ここまでの鉄でもシノダさんは、歌を「自分が諦めた表現方法」だって言ってきていたから。
「でもその友達は譲りませんでした。
『シノダ、お前が歌うんだよ』って。
そうやって人の人生を変えた友達が、ヒトリエのために初めて書いた曲をやります」
から始まったイメージ。
歌い出し、マイクを横にずらし、肉声だけで気持ちを吐露するように歌い上げるこの歌い方、本当にハッと息を飲むし、曲の世界に持っていかれる。
そこから、マイクを元の位置に戻して、サビの歌い方が優しいのもずるい。
本当に鉄でもバンドのライブでもこの曲には泣かされっぱなし。
「はーーーー…泣くつもりなんてなかったのに……
でもこういうところもたまには見せておいた方がいいよな、俺、カッコ良すぎちゃうから…」
「みんなに手拍子をしてもらって……ちょっと速いな???これくらいで……
最後の曲です、1,9,6,0!」
と始まる1960。
黄緑のような色合いの照明。
「何か甘いの頂戴 みたいな眼で覗かないで」まで歌った後、
「えー今日でシノ鉄が終わります。終電が来年1月にありますけど…それは置いといて…皆さんは来年からシノ鉄のない日々ですね。頑張って耐え忍んで…
………生きんのって面倒臭い」
そこで歌に戻るんかいっていう感じのところで歌に戻って行った。
最後の方BPMめちゃくちゃ上げ目にしてて、それに合わせて照明もビカビカ早い点滅にしてて、カラフルに光ってて、照明さんも楽しんでんなーってめちゃくちゃ思った。
本編終了。
アンコール。
出て来てすぐ、バンドのライブの時のように、柵に乗り、その後天井上の鉄骨を掴もうとして、途中で止め、
「年末にケガしたら目も当てられない…」
それは本当にそう。
アンコール出てきた時
「鼻が止まらねえ…さっき泣いたからか……
まあでもたまにはそういう人間ぽいところも見せておかないと…俺は完璧すぎるから……」
こういう所が人間臭くていいよね。
「何やろう…これとこれ…か…?あーでもやっぱり違うな」
と言いながらファイルに入れた紙をめくる。
「このファイルはシベリア少女鉄道っていう劇団の公演を観に行った時に買ったもので……
富山の人、シベ少知ってる?」
\知ってる/
「?!何でシベ少知ってんのにストゼロ知らねえんだよ?!」
\(ストゼロも)知ってた/
「何でその時言わねえんだよ!!」
「アンコールが想定通りにいった試しがない……それはいつもか…」
と言いつつ腕をぽりぽりかく。
「アンコールやったら終わっちゃうけどいいの?」に\2周目してー!/の声が上がり、それを聞いて、ギターをかき鳴らし(アイアンメイデンの何か)
一息ついて、
「…何か?」
って言うのあまりにも何も言わせねえぞ感が強くて最高だった。
「アンコールやります」
と始まったのはセカイ系。自分の初回の名古屋で「この曲は三島ならこう書くだろうな」の言葉を聞いてしまったせいで、ずっと三島曲だと思っている節がある(語弊しかない)
これももう聴けないの???
これは褒め言葉なんだけど、シノダさんが書く歌詞、思いが重い。
「全くの新曲をやります」
と言われ、え?今日でシノ鉄最終日なのにシノ鉄の新曲?って思っていたら
「ブルースプリングパンク!!!」
と、Friend Chord収録曲のタイトルコールがされて。
あ、そっちの新曲か!とめちゃくちゃ納得した。
ブルースプリングパンク、歌詞にシノ鉄っぽさが滲み出てた。
あと、弾き語りで最初に聴いたので、これ、どうやってリズム隊が絡んでくるんだろうな、とアルバムでバンド版が聴けるのが楽しみになってきた。
青と水色の照明、最後は7色の照明。
アンコール終了。
フロアからダブルアンコールを求める手拍子が。
フロアに熱望されてダブルアンコール。
「何で?!新曲もやって、未来に希望を持たせて終わらせたのに?!何をやったら満足してくれるんですか?!」
だって、ファイナルだから…
それでも出て来てくれるシノダさんは優しい。だってやりたくなかったら出てこないで強制終了すればいい話なので…
アンコールで出てきた時にかいてた腕から流血してて、
「えっ?!俺何で血みどろになってんの?!」ってそれも込みでめちゃくちゃ困惑していた。
「粗方全部やり尽くしたんだよな…」と言うほど、各都道府県でいろんな曲やってくれたんだよな…
「富山にこんなに人を集めて、ダブルアンコールもやって……俺ってすごいのでは……?」
みたいなことも言ってた。
そして始まったのはstrawberry。
弾き語りでstrawberry初めて聴いた…??
間奏部分の「パッパーパパパパッパッパッ…」のあたりをフロアに歌わせ、「声が小さい!」と大きめの声で歌わされるフロア。アンノウンやハイゲイン以外で「声が小さい!」と言われるのは考えたことがなかったなー…
ということで、終電はあるけど、47都道府県制覇が成し遂げられ、来年から鉄のない生活を送らされるファンになってしまった。
私は5公演だったけど、既にそこそこだいぶ鉄ロスしてる。
毎回の公演の濃度が濃すぎた。
またシノダさんが弾き語りしたいなーと思ってくれることを願う……