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240525 People In The Box 2024年 春の航海@梅田クラブクアトロ

前回の大団円ツアーから約1年の時を経て、久々にPeopleを観にやってきた!!!
今回も行くか悩んでたけど、初日のセトリをしっかり見て(セトリを自ら検索して踏みに行くタイプ)5,8,10曲目が好きすぎる曲なので行くことを決意。
そしたら、予定外のサプライズまでついて来た。何だこれ。

それぞれのバンドのライブと音源からしか得られないものってあると思う。
それをまざまざと思い知らされたライブだった。

写真以下、セトリとニュアンス祭り。



セトリ

日曜日/浴室
スマート製品
ベルリン
螺旋をほどく話

潜水
親愛なるニュートン街の
数秒前の果物
鍵盤のない、

ニコラとテスラ
どこでもないところ
水晶体に漂う世界
動物になりたい
いきている
真夜中

逆光
DPPLGNGR
旧市街
バースデイ
アメリカ


開演時間を少し過ぎた頃か、いつものSEが鳴り、下手からメンバーが出てくる。
このSEは何年経っても変わらないのでそれだけで安心する。

日曜日/浴室。
イントロは白照明点滅、からの、「水滴のようだよ」に準えてか、青い照明。そしてサビで下手白スポット、上手青い照明。
何だか室内と屋外で区切られた世界のような2色の照明。
久しぶりに聴くけど、美しい物語の世界線に誘われたような気持ちになる。
スマート製品。私この曲、Camera Obscuraの中では不穏な曲な感じがしてとても好き。
日曜日の繊細なギターの音から一転、不穏すぎるゴリゴリなギター音。そして、骨太のベース。
赤い照明から始まり、Aメロドラムに合わせて白照明点滅。サビの黄色と赤の照明が、バキッとしていてとても似合う。
ラスサビ前間奏のギターをアレンジする波多野さん。
ベルリン。ベルリンだ!!!(いつぶり?個人的にはリクエスト回ぶりか?)
緑と赤の照明が点滅していて、レッドライトグリーンライト!これこそ!という感じ。
いつも思う、ギターの手元どうなってるのかわからん。
最後の「レッド、レッド、レッド」「グリーン、グリーン、グリーン」でそれぞれ、赤照明、緑照明になるのとてもよかった。
そして、最後の最後、「リン、リン、リン〜」、緑の照明と赤の照明が波多野さんに当たって、一昔前の赤青の3Dメガネで立体になる、そんなような色合いに見えた(うまく表現できない)
螺旋をほどく話。緑照明と青照明が差す。サビで天井が水色に照らされ(多分足元スポットが水色?)上の照明が黄緑で、天井込みで見るととても奥行きのある照明だった。
螺旋をほどく話、なぜか緑と青の照明がすごくしっくりくる。どこかでその照明だったっけ…?アルバムのジャケ写がそれだったから?


波「こんばんは、People In The Boxです。
春の航海ツアーを14ヶ所。3月の末から始めて、今日で無事何事もなく…何事もなく?(なぜか疑問系)終えることができます。
何か今日あまりファイナルという感じがなくて…
今回はリリースもなく、ノーテーマで回ってるので、通常運行…通常運転?の僕らが、いかに強力かがよくわかるツアーになってます。
だから、ファイナル感がないのかも。
最後まで楽しんで帰ってください」


潜水。これを聴きに、観に来たと言っても過言ではない。本当に大好きな曲。
青い照明がメインなんだけど、1サビ後一瞬とラスサビ前に一瞬菫色の照明が差したのがあまりに美しかった。
サビで、ほぼ白の紫の照明がパッとフロア側を照らしているのも綺麗だった。
潜水のAメロのドラムが全般的に好き。
親愛なるニュートン街の。青い照明で始まり、夏の終わりの夜のような雰囲気。
サビで水色照明が天井に差し、黄緑と電球色の照明で広い原っぱと晴れた空のような印象。
「ハイホー!」でフロアに手拍子を煽る波多野さんがとても楽しそう。
数秒前の果物。青照明、サビで白多めの照明。
思ったより「カッザフル♫」のフレーズのタイミングをちゃんと覚えてる自分がいてびっくりした。意外と染み付いているもんだな……
こちらも間奏でゴリゴリにアドリブ弾きをする波多野さん。
鍵盤のない、。こちらも今日これを目当てに来た曲の一つ。
実は14年半前くらいにYouTubeをフラフラしている時にこの曲のMVを観て度肝を抜かれて、そこからPeopleを好きになっていったキッカケの曲。
Aメロのギターの高音の爪弾きが本当に好きで、久しぶりに聴いて目が潤んだ。
青照明→サビで白い眩い照明。


しばらく静寂が流れ、ダイゴマンがマイクをキュッと自身の方に向けたので、来るなぁ…という覚悟をする(覚悟をするとは)

ダ「大谷翔平……家買ったらしいね…12億???
水原一平は30億??3倍くらい???
何か日本では数万円で詐欺とか言ってるけど?」
波「その桁数を聞くと、そんな額は詐欺とは呼べないよね…」

ダ「そういえば、たこ焼き機を新調しました!」
フロアから拍手が。
ダ「えっこれ拍手するところ?!」
波「大阪だから、称賛するところなんじゃない?」
ダ「え、関西ってやっぱりみんな一家に一台持ってんの?」
け「あるよ(急に話に入ってくるけっちょ)」
ダ「え?岐阜って東海じゃないの?名古屋寄りの文化だと思ってたんだけど」
け「もちろん名古屋もだけど…関西も、名古屋もいいとこ取りしてる感じかな。
テレビも関西の番組も入れば、東京の番組も観られるし」
ダ「え、じゃあ隣の人間国宝も観てるの??」
け「…??何それ???」
ダ「え?知らない?モヤさまのパクリみたいな……街ブラ番組なんだけど…
あれ、関西来るたび毎回観るんだけど、毎日やってんの?!
何か週末はダイジェストみたいなのやってるし。
誰か、この中で隣の人間国宝です!っていう人、いる?ステッカーあるよって人……
流石にいないか……
曲やります」


どんな落差で曲を?と思ったら、ニコラとテスラ。そんな流れでやる曲…??
紫と赤の照明がメインで、1メロの「虚空に 虚空に」が終わって楽器がスッと止まるところだけ照明が一面青照明になって「静止」って感じに目に見えたのとてもよかった。
どこでもないところ。この曲も目当てに来た曲の1つ。
冒頭メロ、電球色の照明に黄緑の照明が真ん中あたりに差していたんだけど、「それは灰になって 今 降り注いで」のところで、スッと細いスポットが上から降り注いできて、その部分が終わったら消えて。降り注いでいるを具現化している演出がとてもよかった。最後の方のサビ、黄緑とエメラルドグリーンで、とても広い原っぱが目に見えるようだった。
水晶体に漂う世界。黄色とオレンジ照明がメインで明るめの照明。
「ローリング、サウンド、カメラ、」までは各回青照明だったのが「セット、アクション」で白と赤の照明で動き出していくようなイメージが湧いた。
水晶体のアウトロ、アレンジが加わり、そこから始まったのは動物になりたい。
下手と上手、それぞれで緑の照明と青の照明に分かれていた。青い空の下、森の中を歩いているような。
曲自体が優しい、のに「かつてはあの子も人間だった」の言葉のパワーワード感。
アウトロがアレンジされ、すごく不穏な音を鳴らし終わり、始まったのはいきている。
Tabula Rasaレコ発に行ってないためライブでは初見。
青い照明に緑の照明が下手側に点いている照明から始まり、サビで黄色と青の照明に変わる。
音源で聴いた時よりライブで観た時の方がより一層不穏な感じ。そしてライブ版の方が好き。
真夜中。足下のスポットから青と紫の照明が差し、闇に照らされる(矛盾のある表現)感じの表現でとてもよかった。2番からその青と紫に緑の照明が加わり、寒色系で深みが出ていた。


ダ「皆さん、こんばんはーーー!(いつもよりはエフェクトを軽くかけながら)
この装置、このツアーからはもう使うのやめようと思ったけど、やっぱりまだ使おうと思います!」
波「厨二っぽいのもう卒業するんじゃなかったの?!笑」

ダ「えー、サクサクグッズ紹介します。
サコッシュです!
高知でさ、ライブハウスからの帰りに俺と波多野くんで帰ってたんだけど、このサコッシュをかけたファンとすれ違ったのに気付かれなかった…」
波「何なら俺はギターを背負ってました…苦笑
あの時マスクしてたっけ?」
ダ「…してない…
そんなサコッシュ、よろしくお願いします!
えー、タオルです。ザリガニがいますね。
俺家でザリガニ飼ってて、2匹脱走しちゃって、玄関で死んでて……
残りの4匹は無事、同時に脱皮しました!!!
一番大きいのがこのタオルのザリガニと同じくらいです!
1週間に一回水を換えないと臭くなるんです。
餌にサバとか鯵とか、光り物あげてて。
光り物ばっかりやってると、ザリガニが青くなるんですよね……
……まぁ嘘なんですけどね!!!!」
この時、でしょうね、と言わんばかりに満面の笑みを浮かべていた波多野さんとけっちょ、さすがの長年の付き合い。

ダ「えーそしてTシャツですね!サクサク行きます!何でこんなにサクサク行くのかというと今日はお知らせがあるからです!
これは、ボトルです。炭酸を1回だけ入れたけど意外と大丈夫でした!
そしてフライトタグ、桜の色ですね。みんなお花見した??(挙手ちらほら)
そしてこちらがアクリルキーホルダー!
最近さ、アクリルスタンドって流行ってるじゃない。あれってどうやって使うの?」
波「インスタとかで見てると、ご飯と一緒に撮ったり、熊本城(めちゃくちゃピンポイント)とか…観光に連れてってるのを見たことがある」
ダ「作ったら需要あります??」
フロアは大歓迎モード、だけど
ダ「ファンのこと信用できんからなー…
前に(巨大)角砂糖発表した時もめちゃくちゃ盛り上がったじゃん?!
なのにあんなに売れ残って……
今60%オフしてます!!!よろしくおねがいします!!!
…だからみんなのことは信用できない……」
ファン不信…アクスタは需要ありますぜ!!!

ダ「Cut Seven!
今日楽屋の冷蔵庫にこれのビール入ってたけど誰の?」
波「あれは俺の。
どういうことかと説明しますと、このジャケットに似たビールをいただいたんですけど、僕だけ時差でもらいまして。今日冷やしてます」
ダ「あれ結構いい値段するよね?700円とか?」
波「もっとしたと思う」
ダ「戻って俺が開けてたらどうする?笑」
波「めちゃくちゃ悲しむ苦笑」

ダ「はい、ここでお知らせです。
本日ファイナルですが、なんと、裏ファイナルの開催が決定しました!!!!
6月5日、ど平日です!場所は下北沢シェルター!!
本日の21時から先行開始です!!」
波「なんか前もこんな感じの発表しなかったっけ…」
ダ「10年くらい前?にファイナルの次の日に裏ファイナルをするってファイナルで告知したことがあったっけ」
波「あの時30秒くらいでチケット売り切れたんだっけ」
ダ「俺らちょいちょいこういうことするから。これからも目を離さないでね。
ちなみにセットリストを考えてるんですけど、このツアーと半分くらい曲が違います!!!」
裏ファイナルとは。

ダ「えー!ライブの残り時間がぁ!!!残りわずかとなってまいりました!!!」
\えーーーー/
ダ「何曲やると思う?」
波「…100曲?笑」
ダ「それは裏ファイナルより大変だから!!!
残り4曲やって帰ります!!!」

この辺りからギターの音?何か音が小さく鳴っていて。
波「Camera Obscuraというアルバムを出してからちょうど1年くらい経ちました。
1年経っても伝えたいことが変わらないと言うか、古くならないというか。
ええと…(言葉に詰まる)」
そしてここで少し鳴っている音が大きくなり。
波「…何の音?笑
まあ、Camera Obscuraが最高ということは、この世界は最悪だし、僕らは元気です!!!
あと残り少し、Camera Obscuraの世界観を楽しんで帰ってください」


から始まったのは逆光。
Camera Obscura曲ではないが?!とツッコミを入れたのは私だけではないはず。笑
白照明と電球色の眩い照明。
この曲のベースの刻み方が好きすぎる。もうすぐ9年前の曲だという事実に打ち震える。
DPPLGNGR。1メロ青い照明から始まり、それ以降は赤と白照明点滅がメイン。
ラスサビ、最後の最後の「別人だよ」でパッと赤照明一色になったの、最高にゾワゾワした。
アウトロでアレンジを効かせ、そのまま旧市街へ。芝桜のような淡いピンクのスポットが下手側の波多野さんに差す。
Aメロ若干ギターのエフェクトとの相性悪かった?高音がキーンと鳴ってた。
Bメロで薄紫照明に変わり、サビで薄紫照明と黄色っぽい電球色の照明。
間奏の波多野さんのギターアルペジオがあまりに美しすぎて、何回も聴いているし観ているのに涙が自然と出てきてしまった。

波「春の航海はこれで終わりです、ありがとうございました、People In The Boxでした」
から始まるバースデイ。
電球色の照明から始まり、サビで黄色、水色、赤と電球色に染まる。
力一杯振り絞るようなサビの歌い方をする波多野さん。

…これで終わると思った??4曲終わったもんね。
なのに、ベースの音がする。このベースフレーズの刻み方知ってる。
アメリカ。4月にフェスでやってたのはセトリで見て知ってた。知ってたけどさ、4曲で終わりますって言わなかったっけ?!?!?!(大混乱)
私はこの曲が大名盤のFamily Recordの中でも1,2を争うくらい大好きなんだけどもはやレコ発か47都道府県ツアー(…でやってたか…?)以来ではレベルで聴いていない気がする(個人的に)
黄色と電球色の照明で眩い、個人的にアメリカって、曇天空の(でも雨ではない)白んだ空のイメージが強いので、こういう黄色と電球色の照明ってとても合うな、と思った。
記憶は、泣きすぎて、ない!!!(せっかく久しぶりに聴いたのに???)


今日のライブギリギリまで悩んでたけど、来てよかった。そもそも行かなきゃよかったと思うライブが幸い今まで一度もないけど。

次のツアーも1公演は行くか、と心に決めた。

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