「推し活」しようぜ!!!!!
オレ オシカツ スキ。オマエモ オシカツ シヨ?
どうも、推しのことになると一瞬言葉に詰まったのち、両手でろくろをぶん回し始めるしろですこんにちは。お察しの通り導入ネタが尽きました。
1月もあとわずか、このままでは言語化の匠の証がもらえない…YABAI!
しかしインテリジェンスな引き出しの中にはもう食べかけの柿の種しか残っていない!MAZUI。
そんな脳内にドラえもんよろしく現れたマリー・アントワネットが
「書くことが思いつかないなら推しのことを語ればいいじゃない」(実際は別人の発言だそう)と鶴の一声を発したので出撃します。
「アイハブコントロール、しろ、作戦行動に入る(cv:吉野裕行)」
ガンダム00はいいぞ。というかアレルヤはいいぞ。音楽が川井憲次さんだぞ。
というか推し活はいいぞ!心が元気になる!かくいう私も推しができたことで、今まで出不精だったのが他県まで舞台見に行ったり刀を見に行ったり、とても活動的になりました。そして体も健康になりました。
ガンダム00のことを言いつつ今日推して行きたいのは別ジャンルです。
今年七周年を迎えたブラウザゲーム
刀剣乱舞くんです!!!!!!!!!!
来月Switchで新作ゲームも出ますし、CMなどで一度は見たことがあるかもしれません。
やったことあるけどやめちゃった〜なんて人もいるかもしれませんね。
でも大丈夫!いつでも戻ってこれるのが刀剣乱舞(以下:とうらぶ)のいいところです。
※以下、ながーい紹介と考察が続くので、とうらぶするつもりないけどちょっと興味あるなって方はメディアミックスの世界項まで飛んでください。
とうらぶの魅力
スマホアプリでは550万DLを果たしたこのゲーム、一体何が魅力なのか。
やはり1番に来るのは魅力的なキャラクターでしょうか。
プレイヤーは審神者(さにわ)と呼ばれる眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる技を持つ者となり、刀の付喪神を励起、それを指揮して戦うことになります。そしてその刀の付喪神が刀剣男士(刀にも雌雄があり、男だけを呼び出している設定)です。
その中でも多分よく見かけるであろう青い着物を着たキャラクター「三日月宗近(みかづきむねちか)」は、日本で特に名刀といわれる天下五剣の一つに数えられる名物の付喪神です。
10世紀後半〜12世紀の間、平安時代に三条宗近が打ったとされる太刀で、足利義輝や徳川家が所持していました。
名前の由来は「打のけ(うちのけ)」といわれる三日月状の模様が刀にたくさん出ていることからとられています。
現在は東京国立博物館に所蔵されている、所謂「会いに行ける」キャラ(刀)です。
ここまで書いて「平安生まれだし、なんかお高く止まったキャラなのかな〜」と思った方。安心してください。とうらぶはそういう「イメージ通り」のキャラを出してこないことに定評があります。
彼は自分のことを「ジジイ」と呼ぶマイペースおじいちゃんです。
常にゆったりと喋りますが平安貴族というよりは好好爺。「内番」と呼ばれる作業着姿が見られるイベントでは作務衣の下にステテコを履いて登場します。見た目が若いだけでとてもおじいちゃんなのです。かわいい。戦闘でも緊張感のないのんびり発言が目立つものの、装備スロットが三つ(普通は二つ)あること、そして高い攻撃力が戦いを有利にする頼もしいキャラです。
三日月だけでなく、とうらぶのキャラは見た目のイメージとは全く違う性格だったり、イメージに近くても意外な一面を隠し持っていたりと、ギャップが常に散りばめられているのが魅力です。
次に挙げられるのが実はゲーム性でもシナリオでもなく、「内容の薄さ」にあります。「えっ内容が薄いのが魅力?」となりますよね、でもとうらぶ最大の魅力はこの「薄さ」なのです。
空白が創作を促す
とうらぶのゲーム性は単純で、基本的に
新しいキャラを得るために資材を使って作成する(鍛刀)。
過去を変えようと暗躍する敵と戦う(布陣選択以外は自動戦闘)。
本丸と呼ばれる移住空間で畑を耕したり馬を飼育したり稽古したりする。
この三つを繰り返していきます。戦闘はあるものの物語があるわけではなく、ただ時代の違うさまざまな戦場に行って戦って経験値を得る。これをエンドレス。ユーザーは最初、戦闘ボイス、キャラをつつくと発する3つのボイス、内番や特殊編成で発生するボイスなどの行動することで得られる短いボイスだけがキャラや世界観を掴む情報になるのです。
これだけ聞くとめっちゃ不親切でつまらないと感じるかもしれません。
ただこれ、ものづくりが好きな人間にとってはおままごとの材料を用意してもらった気分なのです。
事実、とうらぶはサービス開始直後から爆発的に二次創作が作成されました。
例として先ほど紹介した三日月宗近と、骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう、三日月と同時期に足利の元にあった脇差)の会話イベントをあげましょう。
以下セリフ
三日月宗近 ……おお!骨喰ではないか。懐かしいなあ
骨喰藤四郎 ……?誰だ……?
三日月宗近 何を薄情な。共に足利の宝剣として並んでいたこともあったではないか
骨喰藤四郎 ……すまない。俺には、焼かれる前の記憶が無いんだ……
三日月宗近 ああ……。なるほど。それは悪いことをした。いや、気にしないでくれ
骨喰藤四郎 あんたは、昔の俺を知っているのか?
三日月宗近 ああ。長い付き合いだったからな。……でも、構わんさ。これから、改めて仲良くしようか
とうらぶ独自の設定として、刀は焼かれる(史実上で火災に遭い焼刃になる)と記憶を一部失います。そしてこの骨喰藤四郎、ゲームでは脇差(長さ58.7 cmの短い刀)で身長は159cmですが、三日月(180cm)とともに足利にあったときは薙刀だったとされています。ゲームに登場する薙刀キャラは193cm~203cmと非常に体が大きいため、骨喰藤四郎は当時とても身長が高かったと推測できるのです※。
ずいぶん見た目が変わったというのにすぐ骨喰藤四郎とわかった三日月、どれほど仲がよかったのでしょうね。
wikiによれば骨喰が足利家に渡ったのは西暦1336年、1565年に松永久秀の手に渡るまで、230年近く足利家にあったことになります。彼らはどうやって出会い、どうやって過ごし、そして別れたのでしょう。ほらほら?妄想のしがいがあるでしょう?
これが二次創作がたくさん生まれる所以です。
そして現在ならそのようなネタが98振分あるのです。楽しみがいがありすぎます。
※刀剣男士として励起する前から人の姿をとっていたのか?というのも想像の余地があると思います。人の姿でなかったら、なおさら骨喰だとわかるのはすごいことではないでしょうか。
メディアミックスの世界
ここまで聞いて「でも内容薄いんでしょ?」とか「ゲームしないんだよね」、「二次元だとハマれない」という方もいらっしゃると思います。ここもご安心ください。とうらぶは多方面にメディアミックスをしており、ゲームをしなくても(本当はしてほしいですが…!)楽しめるコンテンツなのです!
ざっと見るとこんな感じ。
物語が見たい
ほのぼのしたのが見たい ・・・・ 刀剣乱舞 花丸(アニメ)
真面目系が見たい ・・・・ 刀剣乱舞 活撃(アニメ)
実写が見たい
単発がいい(硬派) ・・・・ 映画 刀剣乱舞(映画)
アイドルっぽいのがい ・・・・ ミュージカル刀剣乱舞(舞台)
殺陣が見たい(硬派) ・・・・ 舞台 刀剣乱舞(舞台)
アクションを楽しみたい ・・・・・刀剣乱舞 無双(Switch)2/17発売
実物が見たい ・・・・・博物館へGO
この中で1番とっつきやすいのは「ミュージカル 刀剣乱舞」でしょうか。
巷で話題のイケメンが出るのがこれです(特に豊前江、ぶぜんごうが人気かもしれない)刀剣男士たちが歌って踊ってくれるのを楽しむことができます。あと鬼神の如く歌がうまい奴がいる。保証する。聞いてくれ。
硬派なのが見たい、という方には「映画 刀剣乱舞」をお勧めします。
お話がよく練られている上、演者さんがとても実力派なので決してコスプレチャンバラを見せられているとは感じないでしょう。単発がみたい方、としたのはミュージカルも舞台もとにかく数が多く、最初から見るにはとっつきにくいからです。
何も考えたくない、おかゆみたいなものが欲しいという方には「花丸」をおすすめします。ひたすらに刀剣男士たちがほのぼのしてます。癒し。そして音楽は川井憲次(ここ重要)。
生ぬるいのはいらねえ!地獄を見せてくれ!という方には「舞台 刀剣乱舞」「ミュージカル刀剣乱舞 静かの海のパライソ」をお勧めします。静かの海のパライソは筆者が「俺はずっとこれが欲しかったんだヨォ!」とスタンディングオベーションした出来です。素晴らしい地獄。舞台?舞台は途中からずっと地獄です。覚悟はいいか?オレはできてる。
いかがでしたでしょうか?
とうらぶの魅力が少しでも伝わっていたら幸いです。
今月28日に我が本丸も七周年を迎え、ずいぶん遠くまで来たもんだとしみじみしていました。
で、結局君の推しは誰なのかって?
おいおい、そんなの決まってるじゃねえか………………。
蜻蛉切(cv:櫻井トオル)さんだよ(font-size:5rem;を指定したい)。
徳川四天王・本多忠勝の槍であり、ミュージカル刀剣乱舞では鬼神の歌唱力を見せつけてくれる槍であり、活撃では「大福が好き」と頬を染めながら言うタイプの槍です。
プリキュアよりも衣装内のリボン数が多い事に定評がある槍でもあります。
心の女児が騒ぎ出す。
とにかくでっかわいい槍です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。(font-size:10rem;)