【アマプラ9/1~】ケイゾクはいいぞぉ……(布教)ネタバレなし
人生で1・2を争うほどに好きなドラマがアマプラで配信されるので布教させてください。
一言:簡単に言うと、TV版~旧劇場版のエヴァだと思って観てほしい。
(言いたいことは伝わると思う)
ケイゾクとは
ケイゾクとは、1999年にTBS系「金曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマである。
刑事ものなのだが、雰囲気が独特な作品。
迷宮入り事件を「鋭意継続()捜査中」の警視庁捜査一課弐係に配属された主人公「柴田純(中谷美紀)」と相棒(?)の「真山徹(渡部篤郎)」が事件を解決していく。
1話完結で事件を解決していくが、後半にかけて散りばめられた伏線を回収しつつ、一つの事件に集約していく。
柴田は東大卒のエリート。天才なのだが、どこか頭のネジが外れていてそれがこのドラマのコメディ(シュール)要素となっている。
事件に没頭するあまり食事や睡眠を忘れたり、風呂に数日入らなくても大丈夫という非常にヤバイ人物である。
では、相棒(?)の真山が常識人かと言えば、NOだ。
彼は彼で、何かを「抱えて」いる描写が散見され、「やりすぎる」事も多い。
柴田に振り回されてツッコミに回る事が多いが、豪華なディナーが並ぶ中ひたすらバナナを食べるという謎行動をしたりもする。(ツッコミ不在)
堤幸彦関連
メイン演出を堤幸彦氏が手掛けており、2010年に放送された「SPEC」と一部設定を共有している。
「SPEC」では柴田や真山について触れられる場面があるし、野々村係長は「ケイゾク」からの延長線上に生存して存在している。
「ケイゾク」は堤幸彦監督の作品のバディものの始まりと言える作品である。(たぶん)
何が良いのか?
演出が良い
なんというか言語化が難しいのだが、演出が素晴らしい。
OPを見ればわかってもらえるはずだ!と言いたいが、「当時」見たインパクトには敵わないだろうな。
フラッシュバックのような演出、何やら不穏な雰囲気……
全体的に暗い雰囲気のはずだが、うまくコメディ(シュール)要素を混ぜていると思う。
ドラマを見て演出から色々と「察して」いく経過がとても楽しい作品だ。
この時代のドラマとしては、結構挑戦的だと思う。
非常に尖った作品で、自分の心は鷲掴みされた。
柴田と真山のコンビ
この後の堤幸彦監督作品にも受け継がれるバディ要素だ。
この二人で大丈夫か?と最初は不安になるのだが、徐々にお互いを理解しあう過程はやはり良い。
わかりやすくいちゃつかないのも良い。
事件を解決することに目がない柴田。
自分の目的のために刑事を続け、犯罪者を憎む真山。
この二人の関係性がとても……良い。
言葉にしたくない。(記事にする意味よ)
演者の演技力の高さもえげつないよ。
最高だよ。
映画版のラストはエモい。
賛否ある
他の記事で書いているが、自分はモヤモヤするストーリが好きだ。
つまり、そういうことだ。
完全に賛否ある。
正直に言おう。
全然すっきりしない!!!
ドラマ → 特別版 → 映画 でどうなっとんねんww
と言いたいところもある。
だが、それでいい。
一応の全体ストーリーは察せられるのだ。あとは視聴者が考察したり補完したら良い。
雰囲気ドラマなのだ。
そこに、あの演出が効いているのだ。
あの演出だからこそ、このストーリーが許されると思う。
Don't think Feel.
賛否あるからこそ、良い。
※1周目は視聴後に宇宙猫になるだろう。
しかし、ちゃんとストーリーは理解できるようにできている。
語りたいがネタバレしたくないので観て!!!!
色々語りたい部分があるのだが、ネタバレだけはしたくない。
故にふわっとした記事になってしまった。
ケイゾクについて何も知らないが、アニメは好きだという人には
「ぜひ、TV版~旧劇場版のエヴァだと思って観てほしい」で伝わると思う。
熱い想いだけでも届いていてくれたら嬉しい。
さらに興味を持ってもらえたら、尚嬉しい。
何も言わず、とりあえずOPだけでも観てみてほしい。
最高なんだよぉ……。
世間では「SPEC最高」なんて言われているが、そのSPECだってケイゾクあってこそなんだ。
個人的にはSPECも観たけど断然ケイゾク派なんだ。
このなんとも言えないストーリー、演出、雰囲気……自分のストライクゾーンど真ん中。
ぜひ観てみてほしい。
……と、いうことで
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
何か一つでも興味を持っていただける部分があったらありがたいです。
それでは、今日もゲームのために生きましょう。
たまには映画やドラマもいいよね。それでは。