30代夫婦、犬の譲渡会に行った話。
みなさんはペットを飼っておられるだろうか。
我が家にペットはいない。
私は小さい頃、金魚やハムスターを飼ったことはあるが、犬や猫を飼った経験はない。
夫も同じで、犬も猫も飼ったことがない。
そんな私たち夫婦が、保護犬の譲渡会に行ってきた。
譲渡会に行くのは、もちろん夫婦共に初めてである。
先月引っ越しをする時”ペット可“を条件に探したので、
やっとペットを飼える条件が整ったのだ。
私は犬を飼うことがずっと夢だった。
譲渡会では預かりボランティアの方が保護犬ちゃんを連れてきていたが、
決して無理に売り込むことはない。
「この子はカーペットをガリガリしたり、コードをかみちぎったりするいたずらっ子なんです。」
「この子は足がしっかり太めだから、まだまだ大きくなっちゃうと思う。」
マイナスと捉えかねない情報もポンポン出てくる。
一頭一頭をめちゃくちゃ可愛がっているのが分かる。
“全て受け入れた上で、大切に飼ってあげて”
“いい加減な気持ちの人には、飼ってほしくない”
そんな気持ちが伝わってくる。
「なんて優しい世界なんだ…。」
譲渡会が終わって、夫と私は全く同じ感想を持っていた。
正直に言うと、私は保護犬を飼う覚悟ができなかった。
そこにいる保護犬ちゃんたちは、訳あって保護犬になっている。
・すでに成犬である
・両親が野犬
・サイズが大きい
など、それぞれに何らかの事情があるのだ。
すでに成犬だと、ワンちゃんの性格ができあがっているだろうから、
私たちに懐いてくれるだろうかと不安になる。
両親が野犬となると、犬を飼ったことがない私たちにとって、
しつけが難しいのでは…とひるんでしまう。
マンションの規定で大型犬が不可なので、サイズの大きい子は買うことができない。
様々な事情を抱える保護犬ちゃんを、私たち夫婦は幸せにしてあげることができるんだろうか。
緊張してガッチガチに固まって、
全然動けない子とか見ると…もうキュンキュンがとまらなーい!!
とってもかわいい。
飼いたい。
連れて帰りたい。
でもそれだけじゃダメで。
責任の伴うことだもん。
今すぐには決められない。
今すぐ決める必要もないか、とも思った。
また機会を見て、再度譲渡会に行ってみたらいい。
ペットショップに行ってみたっていい。
覚悟ができたら、その時は…🐶💕