お金を使い切って人生終えるという考え方【読書記録】
こんにちは。
30代専業主婦のしろと申します。
最近読んだマネー本のなかで、衝撃を受けた作品があるので紹介してみます。
"DIE WITH ZERO"
お金を全て使い切って死ぬ、ということ。
えぇ?!ちょっっと私にとっては衝撃の価値観でした。
今までそんな価値観聞いたことなかった。
お金は大切に貯金しておくこと。
老後に向けてお金はいくらあったっていい。
節約こそ正義!無駄使い反対!!
みたいな。
…そうじゃないの?
私そんな感じで今まで36年間生きてきましたけど。。
この本の作者さんは、そこに疑問を投げかけてらっしゃいます。
「とりあえず働いて、貯蓄して、資産を増やすんだ!そうすれば安心なんだ!幸せになれるんだ!!」
何の疑問も持たずにそうしてきたけれど、それは本当に正解だと言い切れるか。
①ひたすらお金を貯めて…で、どうなる?
億万長者のほとんどは、自分の財産を使い切れずに亡くなるそう。
人生はゲームではないから、果てしなく高いスコアを目指せばいい、というものではない。
いつ死んでしまうかもわからないから、お金は最大限有効に使っていくべき。
②人生最期に残るのは思い出だけ
よく聞く言葉だけれど
"墓場にお金は持って行けない"
人生の最期、体力が衰えた自分がベッドの上でできることと言えば、楽しかった人生の思い出を思い返すこと。
人生の最期に残るのはお金ではない、思い出なんだと。
となれば、たくさん経験にお金を使っていきたい!
③お金を使い切れない=タダ働きしたことと同じ
お金を使い切れないということは、そのお金を稼ぐために働いた時間はタダ働きしてたのと同じ。
じゃあその時間遊んでてよかったんじゃん、てことになる。
なんと、、、個人的には一番衝撃を受けた考え方です。
自分の寿命が分かってればいいのにね。
そしたらそこまでの分の生活費を貯めて、残りは使っちゃえるのに。
④死んでから与えるでは遅すぎる
「だけど私は子供に財産残したいから…!」というのも違うんだそうです。
死んでからお金を渡すんじゃあ遅すぎる。
気力と体力が充分あって、お金の価値を最大化できる20~30代でお金を渡してあげるべき。
70歳とかで相続してもお金を有効に活用することは難しくなる。
⑤年齢とともに、お金から楽しみを引き出す能力は下がっていく
仮に100万円あったとする。
年老いて病院のベッドで寝ていることしかできない状況で、100万円かけて寿命を1週間延ばすのか
若いころに100万円かけて1週間世界を旅行するのか、あなたはどちらに使いたいですか、ということみたい。
「あなたが思っているほど、老後にお金はかからないですよ」とも書かれています。
この本を読んで、正直「全てに共感した」というわけではないんです。
心配性気質の私にとっては、貯金が多めにあることは心の余裕に繋がると思うから。
いきなり「今から爆速で全財産使い切れ!」言われてもねぇ…。(イヤイヤそこまでは言ってない)
けれど自分とは全く違う価値観に触れて。
めちゃくちゃ衝撃を受けた1冊でした。
読んでよかった。