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メンタルぶち壊れた時の彼氏への対応

 遠距離恋愛で復縁した私たちの関係について周囲の友人たちは、「絶対にうまくいかない」とか「そもそも会ってないのに本当に付き合ってるの?」とか「会ってない状態で仲直りしてまた付き合うとかって可能なの?」とか「本当は浮気してるんじゃない?」とか「君たちの関係は間違いなく君の愛の方が大きくて、彼からの君への愛は君ほどではないね」とか散々言われ、相当なショックを受け、肝心な彼氏は多忙を極めてらっしゃるという状況。連絡のペースはいつもとなんら変わらない。

 人間って不思議で、周囲が真面目な顔してそんなことを言ってくると、自分が不幸に見えてきて、すごく情けなくて、男に騙されている惨めな女な気がしてくる。友人との会話って本当に何気ない会話なのに、「え、私って実は手の平の上で踊らされてただけ?」とか今までの幸せを疑わなくちゃいけないくらいの力を持つ。私は順調だと思っていたのに笑


また、彼氏とは関係ないけれど、最近は信頼していた人の違った一面に触れることがあった。その違った一面はどちらかというと批判的な感じの一面。正直がっかりしたし、なんだか裏切られたような気分にもなった。これによっても精神的にだいぶきた。


この度重なる惨事に、だいぶ傷ついた。


 彼氏の返信はいつも通りなのに、未読のトーク画面を見ては昼間に友人たちに言われた言葉が脳内をよぎり、返信が来ないのは、「忙しいから」ではなくて本当は浮気してるからとか、他に女の子がいるからなのかなとか、考えてしまった。そしてそのままの勢いで彼氏に問い詰めたくもなった。

 でも、それは私の感情で私が友人たちに言われて勝手に不安になっているだけであって、彼氏の行動自体はなーーーんにも変わっていない。なんなら、いつもより丁寧に連絡してくれてる感じすらある。でも、怖い。友人たちのご助言が脳内でエンドレスに再生される。

 

 私は、もう彼とは別れないと決めているので、とにかく寝て、本を読んで、東京の親友に色々と話を聞いてもらって、ジムに行って必死に腹筋を割って、走った。

そうしているうちに、自分の中で明確になってくる。私が付き合っているのは彼で、友人の意見は友人の意見。確かに言っていることは理解できる。でも、人には色んな愛し方があるし、実際に私は彼との関係で、彼がもたらしてくれる幸せを確かに感じているし、愛されていると思ってる。

 問題はこんな簡単に解決できるようには私たちの脳は作られていないということ。よーーく理解している。でも生じてしまった疑念は一人でに大きくなってゆく。寝ても覚めても、どんなに走ってもどんなに泳いでもすり減らない疑念はいつまで経っても色濃く残っている。ただ、当初感じた疑念よりはだいぶ濃縮されてきたように思う。自分の中にある葛藤がはっきりとしてきた。


それは、「本当に私のことを大切にしているのか。大切にして欲しい。大切にされないと悲しいし、寂しい、不安だから」ということ。意外とシンプル。

だから、私は彼にこの言葉をそのまま言った。

「私はあなたよりも7つも年上だけど、私だってただの女の子なの。バカみたいって思うかもしれないけれどね。そんなに強くないの。大好きな人に大切にされてないって感じると、私はすごく悲しくなるし、寂しいし、不安になる」

「僕はあまり連絡もしないよね。それは良くないことって自分でも分かってる。でも、一つだけわかって欲しいし、忘れて欲しくないのは、僕は君をとても愛している。君が僕のモチベーションなんだ。僕が連絡を蔑ろにするくらい仕事に没頭するのも君のため。僕がベストを尽くすのはいつだって君のベストになりたいからなんだ」

っていう会話に落ち着いた。ちゃんと信じようと思った。そして、彼の気持ちを実際に彼の口から聞くと、友人に言われて悩んでいたことがいつの間にか目に見えないほど遠くまで吹っ飛んでいってた。好きな人の言葉って本当にすごい。即効薬。

私が今回思ったのは、即効薬が効く体を作るのは自分だと思った。何が不満なのか、明確に、そしてなるべく感情的にならずに伝えられるようにするためには、生まれてしまった疑念とか不安とかをまずは一旦、自分自身の中で徹底的に考え、そして考え抜くこと。そして濃縮してから相手に伝えることが大切だと思う。

メンタルぶち壊れたままで、長文ラインを送りつけたり、泣きながら電話したりすると、思ってもないことを口走ったり、愛情を確かめてしまったりするかもしれないから。そういうのって、もったいない気がする。本当は修復可能な溝なのに、自分で溝を深めて行っているような気がして。

こんな風に成功?みたいになった会話を書いているけれど、実際に彼からしてみれば全然良くは思っていなくて、本当はうざったいとかもっと違う方法で伝えてくれよとか思われてるのかもしれない。私は上手くいったと思っているけれど、これが一方通行かもしれない。彼に向き合っている時はいつも必死だし、手探り状態。今回はうまく会話が進んだなと思ったので、どうしてうまくいったのか、成功の鍵はなんだったかを整理するために書いている。正直、成功なのかどうかは今は分かりようもないんだけど。

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