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LAWSON「まちかど厨房」優秀製造者 オーナーM殿を表彰します


【表彰状】
近所のLAWSONオーナーM殿

★ 手作りで心のこもったお弁当「まちかど厨房」をいつもありがとうございます。他店よりも丁寧に作られており、心がこもっているぶん味も良く、おいしく作ろうという気持ちが伝わる盛りつけ。
★ まちかどの特長である”店炊きごはん”も他店より上手に炊けており、隅々にまでお人柄が表れています。まさにお店で手作りの意味がある、機械にはマネできない温かさ。M殿はまちかど製造者の鑑であることをここに表彰します。



2024年10月3日

 顔も知らないし会ったこともないM殿。でもお名前だけは(商品ラベルに記載があるため)知っている、憧れの人。

 そんな憧れの人と遂に会う機会が訪れました。こんな形でお目にかかれる日が来るとは1ミリも思わず……!


 LAWSONの「まちかど厨房」シリーズは夫婦で大ファン、しょっちゅう食べています。お店で炊いたご飯で作る、手作りのお弁当で、ラベルに製造者のフルネームが書かれています。

 まちかど厨房を扱っていない店舗もありますが、私は3ヶ所くらいのLAWSONのまちかど厨房を食べたことがあり、店舗や作る人でぜんぜんお弁当の出来が異なることに気づきました。

 なかでも最寄りのLAWSONでまちかどを作っているMさんがダントツ1位で、お米の炊き方から他と違うのです。我が家でここのお弁当を食べるときにはこのMさんのフルネームを読み上げ、感謝しながらいただくという習慣があるほど、私はMさんのファンなのです。顔も知らないのに。

 いつものように夫とお弁当を食べていると、夫のお弁当からビニールが出てきました。異物混入。もちろんこんなことは初めて。製造者のところにはMさんの名前が(笑)。ふだんMさんのお弁当を食べ慣れている私は、信頼がすでにあったので、Mさんが努力を怠っているとは感じませんでした。たまたま混入してしまったのだろうと、ただそれだけです。

 これはいちおう電話してみようということになり、レシートに書かれたお店の番号へ私が電話しました。店舗の担当者から折り返しますとのこと。

 すると翌日、憧れのMさんから折り返し電話が! もう、大興奮です。あのまちかどレジェンドMさんから直々の電話。ありがたいことです。

 お声を聞いて、私の想像よりご高齢というかんじでした。ちょっとお話しただけで、ああ、あなたの作るお弁当は当然おいしいでしょうね、という人格のお方でした。なんというか、事務的な発言ややりとりが一切なく、親しみやすいけれど敬意がずっと感じられ、とにかく何も引っかかりのない、心温まる会話でした。

 返金だとか交換だとかいった事務的な内容も一切出てこない、スマートで心のこもった応対。天使はこんな近所にもいたのか、と感動しました。

 ○曜と○曜と○曜の午前中にお弁当を作っているから、お立ち寄りの際はぜひお声がけいただけませんか? と言われ、ちょうど立ち寄れる時間があったので今朝行ってみました。

 レジの外国籍女性に、オーナーのMさんいらっしゃいますか? と聞くと、イレギュラーすぎたのか「この客はいったい誰なんだろう」という顔をさせてしまったけど、まもなく憧れのMさん登場です。

 あの連絡から一週間以上経っているのに、顔を見るなり迷わず「○○さま!」と私の名前を覚えていてくれました。

 電話ですでにMさんのお人柄を知っていたので、実際にMさんの顔を見てがっかりすることはないだろうという自信がありました。思ったとおりの人格者でした。この人の作るお弁当がいちばんおいしいと思っていた自分を誇らしくさえ感じました(笑)

 他店舗のまちかど厨房よりもMさんの作るものが一番おいしい、と伝えました。なぜかお米の炊き方もおいしい、ほかの店とぜんぜんちがいます! と熱い思いをぶつけました(笑)

 まちかどレジェンドに直接感想を言えたことが本当に光栄です。夫の弁当に異物が入っていたことにすら、もう感謝しかないです。

 Mさんはお客様からの直接のお声は(良いものも悪いものも)できるだけ聞きたいので、何か感想があれば(自分を見かけたら)ぜひ声をかけてほしいと言っていました。

 私は大満足でMさんに「ではまた来ます。あなたの作るお弁当これからも楽しみにしています」と別れを告げると、Mさんが静かに「ちょっとお待ちください。こちらよろしければ……」と何かを手渡してきました。なんとクオカードです。

 憧れの人と対面できただけでも舞い上がっているのに、プチギフトまで! これはたとえ使い終わってもずっと大事します。

 思った通りというか、期待以上のすばらしき人物だったことが嬉しく、これからも元気で長生きしてお弁当作ってください、と心から思いました。

 やっぱり作る人の人柄や気持ちは、料理にかならず反映されるんだという新たな証拠がここに!!! Mさんはたくさんの人を幸せにしている。そしてこのことを知っているお客は少ないだろうけど、ぜったいにMさんには良いことがあると信じてこれからもまちかどを買いに行きます。



後日談
2024年11月19日(火)


 最寄りLAWSONのオーナーMさんの作るまちかどが一番おいしい! という記事を書きました。他店舗と比べてそう感じたのは事実ですが、さらに精確に判断できるチャンスが訪れました!

 11月19日の同じ時間帯に作られた、同じ種類のお弁当を、別々のLAWSONで立て続けに買って、Mさんのお弁当と、それ以外を比べてみることにしました。

 商品は「鹿児島県産 桜島どりのチキン南蛮丼」

 二つのお弁当の製造時刻は時差が1時間で、この日は12月並の気温だったので移動中に品質が落ちる可能性もほぼありません。できるだけ条件は同じにしたいですから。

異なる2店舗で買ったまちかど厨房


 レジェンドMさんの南蛮丼 ↓

『鹿児島県産 桜島どりのチキン南蛮丼』Mさん作


↑ここの下に製造者の名前が記載されている


LAWSON まちかど厨房 ”店炊きごはん”


別店舗の南蛮丼↓

『鹿児島県産 桜島どりのチキン南蛮丼』別店舗A氏作


 食べ比べた結果、両方ともとてもおいしくて、ご飯も上手に炊けていて、大差はない感じでした。

「Mさんのほうが美味しかった!」となるだろうと予想していたし、そのように報告したかった部分はありますが、それはまったく公平ではないですし、公平にジャッジするために買い揃えたのですからちゃんと報告しなくてはいけません。

 けっきょく「同じでした」で終わりと思っていたんです。ところが、ところがですよ。ひいきしているのでも何でもなく、Mさんのお弁当を食べたあと、まったくもたれていないどころか、腹6分目くらいなのですよ。するすると食べられたというか、食が進み、箸が進み、身体がどんどん吸収して消化してゆくのです。

 南蛮丼は650kcalくらいなのですが、Mさんのほうは体感350kcal? って思うくらい軽い! もう一つのほうはずっしりと胃に収まるかんじで、体感のカロリーは表示通り。食後の気持ちよさと胃もたれ感が異なることに気づいてしまったのです。

 より自分に合っていて、良い「気」をまとっているMさんのお弁当は、空気や水に近い存在になっていたのです。どちらが優れているとか言うよりは、どちらが相性がいいかということなのかもしれません。

 物理的には両方おいしいんだけど、身体に取り込んだあとのエネルギーに変換される感覚がぜんぜん違うんですよ。やっぱりMさんは凄いのだと改めて感じました。

 店炊きで手作りだと、盛りつけなど表面的な印象のほかに、味わいや食後の気分など目に見えない要素が大事で、そういうところこそ店舗によって差が出るのだと改めて思いました。なんとなく「また食べたい」「買おうかな」と思える理由もそこにあるのかなと思います。この店で買ったやつのほうがなんとなくおいしかった、という経験は誰にでもあると思いますが、こうやって細かく比べてみて、やっぱりそうかと思えました。



さらに後日談
12月9日(月)

Mさんのお店じゃないほうで別のまちかど厨房を買いました! これは私がいちばん好きなメニュー。炭火が香ばしい親子丼です。

備長炭の親子丼

Mさん作じゃなかったけど美味しかったです。ライバル出現か♪




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