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すてきな大人たち

幼いころはその価値に気づけなかったけど、今思い返すと素敵だった大人がいます。

中高時代の英語の先生二人。当時は人に興味もないし自分のことで精一杯なので、周りにいるやさしい大人、徳の高い大人の存在をありがたいと思う力もありませんでした。

自分が40を過ぎて、あの頃すてきだった大人たちの年代になり、あっそういえば素敵な大人がいたな、会いたいなと思いました。学校のホームページから連絡してみようダメ元で。

もう退職されている年齢だろうし、そもそもまだご健在なのかも分からない! 先生の一人は当時40代くらいで、もう一人は60代くらいだったような。子どもの脳みそはあいまいすぎます。

当時60代だったとしたら今80を越えているかもしれなくて、メールとか打てるんだろうかなど余計な心配もしながら、返答がないまま一ヶ月経過。そりゃそんな簡単に連絡来ないよね、と思って忘れてました。

そしたら7月20日(土)に、先生ふたりからメールが! 姪っ子もその日が夏休み初日だと言っていたので、そうか先生もお忙しかったのか! 高齢でメール打てない設定を勝手に作ってごめんなさい(笑)

さすが、素敵な大人は返事をくれた!(涙) しかも時々思い出してくれていたとのこと。先生たちのほうから是非会いましょうと言ってくれました。暑さが和らいだら是非三人で、と!

最後にお会いしたのはあなたのミュージカルを観に行ったときですねと、そのことも覚えていてくれました。恥ずかしくなるような自分の姿が、相手にとっては最後の鮮明な記憶になってるっていうのはほんと恥ずかしい。

きっとご活躍でしょう、と言ってくれるやさしい先生たち。誰にとってどんなふうに活躍できているかな自分は。あの時の先生たちみたいに、人にやさしくできてきただろうかね私。先生たちの前に姿を現せるくらいにはなっただろうか。少なくとも、先生たちの優しさに感謝できるぐらいの人間にはなったと思うので、会う資格はぎりぎりあるかな?

御礼を伝えたい大人がいっぱいるけど、直接言える機会は少ないから、今回はすごく特別な気がする!

会っておきたかったおばあさんは99歳で亡くなってしまった(あと1日で100歳だった! すごい!) 亡くなっていたらどうしようとか勝手に思って申し訳ないけど、御礼言いたい人はけっこういるな。


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