さよなら告げたら愛がきた

毎週日曜日の20時、騒がしいリビングを背に1人静かなキッチンで小さなiPhoneに向かって声をかける
心強いチングと一緒にテーマを決めてみんなからマシュマロを募集してわいわいやらせてもらってるわけ
昨日のテーマ「心揺さぶるバンタンの曲の世界」
スペース内で話そうと思ったけれど、や〜めよと思って話さなかった私とバンタンの曲について書いてみたからさ、憂鬱な雨の月曜日のお供にでもしてあげてよね〜

1、JUMP
私ってさ、何か「アクション」を起こそうと思ったとき余計な感情に縛られて身動きできないタイプなの
やりたいこと言いたいこと沢山あるのに「こんなことして大丈夫かな」「こんなこと言って大丈夫かな」って頭の中を心配と躊躇いが駆け巡ってやめてしまったり時間がかかったりするんだ
でもこの曲の中に「夢を見る者たち全員手を上に心配事は後ろに」って歌詞が出てくるんだけどこの一言にすごく救われんだ〜
「あれこれ心配しても仕方ない、やるだけやってみよう」って思わせてくれたんだよね
この曲に出会ったおかげで資格の勉強をはじめられたり、Twitter上でもみんなに声をかけられるようになったり歌を歌ってみたりこうやって文を書いてみたり自分の中で「やってみたい」と思ったことに挑戦できるようになったんだよ
過去の臆病で前に進めなかった自分と決別したんだ
まだ完全ではないけどね、現に昨日のスペでこの話できなかったんだからさ
でも少しずつ手放してみるよ、新しい自分と手を繋ぐために

2、I'm Fine
疾走感のあるサウンドと背中を押してくれる歌詞が大好きな一曲なんだ
「悲しみと傷は一つ残らず過ぎ去ったの思い出になったから笑って見送ろう」
随分前に心に出来た傷の絆創膏をいつまでも取らないでいたの
剥がしてしまったらまた血が滲んでしまいそうで
でもこのユンギさんのラップの歌詞を聞いてようやく絆創膏を剥がすことができた
思ったより傷は小さくささくれのようになっていて血なんかちっとも滲まなかった
気がつかないうちにちゃんと私は傷を過去の思い出にできていたみたい
それを気づかせてくれたのがこの曲なの
「私はもう大丈夫」って思えた

3、Euphoriaと봄날(Spring Day)
Euphoriaは2ヶ月前にお別れした大切な相棒との思い出の曲なんだ
夜が明けて太陽の光が差し込むまで一晩中バンタンの曲を彼と聴いてた、背中をゆっくりゆっくりと撫でながら
数えきれないほどたくさんの曲を聞いた中で彼が1番反応してくれたのがこの曲
ジョングクの澄んだ歌声に包まれた心地良さそうな顔が今でも思い出せるの
何度も何度も繰り返し聴いたよね、スマホの充電ランプが赤くなるほど
そんな彼と本当にお別れをしなきゃいけない日の車内で流れていたのが봄날だった
「寒い冬が終わりを迎えてまた春の日が来る時まで花が咲く時までそこで少し待ってて待っててよ」
バンタンの歌声と私の鼻を啜る音だけが響く車内でこの歌詞が鮮明に耳に入ってきた
私から彼に送りたい言葉でもあったし彼から私への言葉にも受け取れたの
今でもこの2曲を聴くと相棒の顔が思い浮かぶ
バンタンが彼と私をずっと繋いでくれているのを感じる
そう考えると少しだけ心が軽く悲しみから解放された気がした

臆病な自分、過去の傷、悲しみにさよならを告げたらそこにはバンタンが曲を通して伝えてくれる愛と新しい自分が待ってたんだ

目を背けて見て見ぬ振りして重い重い蓋を乗せてた自分自身と向き合う機会をくれたのがバンタンの曲なんだよね
いつだって私の背中を押して一歩踏み出す勇気をくれるんだ〜

この曲のここが!!!とかこの曲の解釈が!!みたいな深い話が出来なくてミアネ〜
バンタンの曲は全曲素晴らしいしどの曲にも思い入れとかストーリーがあるけど、特にこの4曲は私にとって深い意味があったんだ
このテーマを決めたとき話そうって決めてたんだけど、長くなりそうだったし泣いちゃいそうだったからやめたの

さ〜て、また1週間がはじまるね
今日も私はお気に入りのプレイリストを開いて
まだかろうじてBluetoothの枠の登録が1つだけのワイヤレスイヤフォンを耳につけ大切な曲たちを頭の中に駆け巡らせるの
過去の自分に手を振って未来で両手を広げて待ってる自分と彼らに飛び込むんだ
バンタンからの音のラブレターを感じながら


さよなら告げたら愛がきた_______

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