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音信不通の苦しみは地獄。なぜこんなに苦しいのか。

元回避依存症、恋愛依存症男性であり、回避依存症の彼との接し方~専門相談・カウンセリングを行っております、カウンセラーのしれのです。

今日は「音信不通の苦しみは地獄。なぜこんなに苦しいのか。」と言うテーマでお伝えします。

元当事者として、感情が抑え切れないテーマですが、整理して、冷静にお伝えします。

1.答えがわからない苦しみ

答えがわからない苦しみです。

人は答えがわかれば安心します。

「何故なんだろう??」
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「そうか、そうだったんだ!」

と納得することで脳は考えることをやめ、不安がなくなります。

不安がなくなれば、心も安定します。

逆に言えば、答えがわからない状態になると脳は考え続けてしまいます。

「あんなに一緒にいて楽しかったのに、なんで急に連絡無いの…??」

「どうして…??
嫌われることしちゃったかな…??」

「あの時の言葉が良くなかったのかな…??」


と考え続けてしまうので、不安がさらに増します。

2.「まだ私のことが好きなはず」vs「私は振られたんだ…」を繰り返す苦しみ

希望と落胆を繰り返す苦しみです。

希望
・デートもたくさんしたんだし、まだ私のことが好きなはず。
・彼に何かあっただけ。
・仕事が忙しいだけ。

落胆
・もう私のこと好きじゃないんだ。
・きっと捨てられた。
・他に女がいるんだ。
・友達が言うように、もう私のこと好きじゃないんだ…

何を考えるのは人それぞれですが、大抵は、上記のように希望と落胆の感情が交互に起こります。

『感情の一喜一憂』は精神的に負担になるので、とても苦しいです。

もちろんずっと落胆している人も多いです。

3.睡眠障害など体調不良による苦しみ

眠れない、眠りが浅くなる、眠りの質が悪くなるなど睡眠障害などの体調不良による苦しみです。

睡眠は、健康の基本中の基本であり、超重要項目です。
眠れないと誰でも肉体的にも精神的にも不調になります。


シンプルですが、長期間にわたるので、地味に苦しいです。
軽く考えてしまう方も多いですが、中には精神科に通院し、睡眠安定剤を服用しなければ眠れなくなってしまう方もいらっしゃいます。

4.友人に相談して、無神経なことを言われる苦しみ

彼と連絡が取れないと、苦しくなるので、友人に相談します。
自分1人で抱え込むのはあまりにも苦しいためです。

しかし、こんなことを言われてしまうこともあります。


「音信不通は本当に好きな人にはしない!」

「音信不通にする男なんて、最低じゃん!そんな男やめておけ!」

「もう、諦めて次行こう!時間の無駄!」





こんなことを言われてしまったら、さらに女性は追い詰められ、誰にも話せなくなります。

本人がストレートに言って欲しいことを希望した場合は別として、音信不通で精神不安定になっている女性に、この言葉は、キツすぎます。



男性だけでなく、女性でもこんなふうにキツく言う人が意外と少なくないのです。

確かにその可能性はありますが、100%ではありません。

「絶対そうだ!」と100%決めつけるような発言はよくありません。

そもそも、もう少し適切な言い方があるかと思います。

音信不通で苦しんでいる人の気持ちは、味わったことがある人しかわかりません。

ですので、わからないかもしれませんが、音信不通で苦しんでいる女性は、心がお豆腐のようにデリケートな状態になっています。


デリケートな、お豆腐を床から落とすような言葉を言われると心が壊れます。

MEMO:音信不通で悩んでいる友人への接し方
もし、あなたの友人で音信不通で悩んでいれば、ただただ話を聞いてあげましょう。
そっか、そうなんだね、と相槌を打ちながら聞いてあげましょう。

余計なアドバイスは要らないのです。
聞いてくれるだけで、心のガス抜きになるので、とても助かりますし、友人対応としては十分です。
現実として無神経な言葉を言う人が多いので、否定しないでくれる対応は、とてもありがたいのです。

音信不通にされる苦しみは尋常ではありません。
たった一言のアドバイスで解決するような軽い問題では無いのです。
甘く考えないで頂きますよう、よろしくお願いします。

5.心にぽっかり穴が空いた苦しみ

「彼と連絡が取れない…」

「友人にも相談できない、反対されて苦しい…」

となると、心にぽっかり穴が空いたような感覚になります。


心にぽっかり穴が空いたような感覚があれば、満たされている人とは逆で、「常に満たされていない感覚」で生き続けなくてはなりません。

この心にぽっかり穴が開いた状態で、日常生活を送るのは、とても苦しいのです。

6.NG行為や自爆LINEをしてしまう苦しみ

心にぽっかり穴が空いたような感覚があれば、何をしてても苦しくなります。

では埋める方法は何なのか?

彼と連絡を取ることです。

これしかありません。

その結果、客観的に物事を考える余裕がなくなります。

そして、感情的になり、NG行為や、いわゆる自爆LINEを彼にしてしまいます。

下記の「送ってはいけないLINE」も9割以上の女性が送ってしまっています。


中には「全部送ってしまっていました…」と言う方もいらっしゃいます。

参照 第2章 音信不通の彼から「返事が返ってくるLINE」と「送ってはいけないLINE」とは?


送ってはいけないLINEを送ってしまえば、やはり、彼からの返事はありませんので、さらに落ち込みます。

7.NG行為や自爆行動をしてしまった自分を責める苦しみ

NG行為や自爆行動をしてしまったことで、さらに彼との連絡を取ることが難しい現実を思い知ります。

その結果、自分を責め、後悔します。

ほとんどの方は、自分を責めていますが、これはほとんどの女性がやっていることです。

繰り返しですが、余裕がなくなってしまえば誰でもやってしまいます。

音信不通から復活して今連絡が取れている女性でも、過去にやっていることです。

1度も彼にNG行動や「返事が返ってこないLINE」、自爆行動ゼロの人はいません。


自分を責める事はおやめ下さい。

8.彼への激しい怒りや憎悪の苦しみ

ときには返事がない彼に激しい怒りや憎悪で苦しみます。

・「音信不通にするなんて、クズすぎる。」
・「人として終わってる」
・「何でもいいからせめて一言返せ!!!」
・「私がこれだけ苦しんでいるのを思い知らせてやりたい!!!」
・「…〇したい」


など「音信不通にする=クズ」と考え、怒り100%になります。

強い怒りを持つと言うのは、とても苦しいです。

また、怒りと悲しみは、非常に近い感情です。

悲しいから怒っているのです。

彼への怒りがおさまらず、苦しみます。

このテーマだけで、もっと熱く書けますが、マグマのように沸騰するような怒りに支配されるのは、本当にしんどいものです。

9.前に進めない苦しみ

音信不通の答えが出ないと前に進めません。

答えが出ないと前に進めないので、時間が止まっている感覚(停滞感)を味わいます。

多くの人が「前に進みたい、現状をどうにかしたい気持ち」を持っています。

ですが、答えがわからない以上、前に進めないのです。

まとめ

お伝えした通り音信不通にされるのは地獄です。

殴られたり、死ねと言われる苦しみとは別の種類の苦しみを味わいます。


いつまでも続く暗いトンネルの中にずっといるようなもの。

まだチャンスはあると思ったり、脈なしだと諦めたり、感情の右往左往がいつまでも続きます。

経験がない人は、軽く考えている人が意外と多くて驚きます。

私は過去の恋愛依存症時代で最も苦しかったのが音信不通(1年2ヶ月間、1度も連絡が取れなかった)でしたので悩まれている方には大いに共感しますし、上記で挙げた事は私もほぼ全て経験済みです。

周囲やご友人の方は、良かれと思ってアドバイスをしたくなる気持ちもあるかもしれませんが、紹介したような、ストレートな発言はお控えいただければ幸いです。

実際、回避依存症の「脱走者タイプ」であれば、脈ありであっても、音信不通にすることは日常です。
音信不通=100%脈なしと決めつけるのは乱暴な結論で間違っています。
ですので、個別相談では、具体的に詳細をお伺いしてから回答しています。

回避依存症とは?5つのタイプの特徴とチェックリスト

音信不通で悩まれている方や、音信不通の苦しみがわからない方の参考になれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました。

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しれの@回避依存症・恋愛依存症カウンセラー

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