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幸せの『点と点』をつなぐ力

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災。
語り継がれる経験談や、衝撃的な画像からも
わかるように、震災は多くの命や日常を奪い
深い悲しみと喪失感を残しました。

しかし、それだけではありません。
震災後、多くの人が見せた支え合いの力、
全国から寄せられたチャリティ活動の数々は
計り知れない希望を生み出しました。

多くの人が被災地に手を差し伸べました。
毛布や食糧といった物資や義援金だけではなく
手紙や祈りといった形でも届けられました。

直接会うことがなくとも、支え合いの行為が
悲しみの中に温かさを生み、被災者の心に
希望を灯し、未来へ進む力となったのです。

では、【チャリティ】とは何なのでしょうか?
私は「幸せの点と点をつなぐこと」
「一人ひとりの点を他者の点とつなぐこと」
だと考えています。

幸せの「点」をつなぐという考え方

私たちの幸せは、同じ形をしていません。
ある人にとっては、静かな時間が幸せ。
別の人にとっては、仲間と笑い合う瞬間が幸せ。

「幸せの点」はそれぞれ独立していて、
他人と全く同じ線を描くことはありません。

しかし、それぞれの点がつながることで
新しい線が描かれます。
そして、自分の「点」だけでは
見ることができなかった風景を生み出します。

【チャリティ】とは
自らを犠牲にすることもなく
壮大な努力を必要とすることもない
日常の中の、ほんの些細な行動。

困っている人にそっと席を譲ることや
優しい言葉をかけることも
他者とのつながりを生む大切な一歩です。

チャリティの本質は「つながること」

多くの人が「チャリティ」と聞くと
支援やボランティアといった
「何かを与える(差し出す)行為」を
思い浮かべるかもしれません。

しかし、本当のチャリティの力は
「与えること」よりも「つながること」に
あるのではないでしょうか。

「つながること」は
見返りを期待しない純粋な行為です。
他者の気持ちを受け入れ、共感を示す
姿勢そのものともいえます。

たとえば、避難所で子どもに渡された絵本が
親子にどれほどの安らぎをもたらしたか。

支援物資を届けたボランティアが何気なく
交わした会話が、被災された方の心をどれほど
軽くしたか。

これらの行動は、生活そのものを救うわけでは
ありませんが、気持ちを受け取った方が
「誰かが私の存在を気にかけている」
「私は孤独ではない」
と感じた瞬間、心に安心感を生み出し
希望の光が灯るのです。

小さな行動であっても、一人ひとりの点が
誰かの点とつながる力を持っている。
この「つながり」こそが
【チャリティ】の本質ではないでしょうか。

「点」を増やし、線を描く人生

お金や物資が少なくても豊かに生きる人がいます。
その一方で、どれほど多くのものを持っていても
孤独を感じる人もいます。

その違いは自分自身の「点」を見つけ、
他者とつなげてきたか?だと思います。

私たちは、孤独な「点」として
この世界に存在しています。
しかし「点」が他者と交わり、新しい線を
描くとき、人生の輝きが増すのだと思います。

あなたが描く線が、世界を変える

震災から学んだように、私たちの小さな行動は
誰かの未来を変える力を持っています。

今日、何気なく行ったことが誰かの心を照らす
「点」となり、その点がつながっていくことで
未来に新しい線が描かれていくのです。

描かれた線は、目には見えなくとも
確実に世界を変える力を持っています。

さあ、あなたの点を誰かとつなげてみませんか?

- 完 -

#ギネスリレー

今回、こちらの企画に
参加させていただきました。
PJさん、小林さんの想いに賛同いたします✨

バトンを受け取ったのは
終活 を、より充実した「生き方」につなげる
手段として多くの方面で活躍されている
終活アドバイザー  つよしさん✨

お声がけいただきありがとうございました。

そして、バトンを受け取ってくださるのは
つよしさんが企画されている
「生き方を繋ぐ140文字の想い」にて
物語をつなぐ際の、言語表現のセンスが
際立っている澤さん。


「生き方を繋ぐ140文字の想い」では
さまざまな物語の繋がりを楽しく
書かせていただいています。


澤(ざワ)さんのご紹介
【夜の短歌】や短編小説等、非常に面白く
奥行きのある言葉を紡いでおります✨

お忙しいところ、引き受けてくださり
ありがとうございます✨
どうぞよろしくお願いいたします😊

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