息子を出産したときのお話

はじめまして、白雪りんごです🍎

私、4歳の息子がいるんですが
その息子を出産した時のレポを書きます☡✍︎
長々と感想や出産を通しての意見も書きますので
時間のある方でさらさらっと読んでいただけたら嬉しいです🙏

※血のついた写真があります。苦手な方は飛ばしてください。


2015.11.27

初めての検診。予定日は2016.7.22。


2016.5.23

順調に成長していて8ヶ月目の検診。

いつも通り検診していたらカーテンのむこうで
先生が急いで看護師さんを呼んで
「すぐ入院。準備して」と言ってるのが聞こえ
頭の中は ? でいっぱいで状況が理解できませんでした。

「切迫早産です。子宮口が開きかけています。もう0.2mmしか余裕がないので今すぐ入院してください」

と、主人にも説明してその場ですぐ車椅子に乗せられて個室の病室まで運ばれました。
病室につくとすぐに張り止めの点滴をされました。

切迫早産はまだ産まれるには早い段階で子宮口が開きかけ産まれそうになっている状態です。
通常であれば10ヶ月のときに出産ですが、この時はまだ8ヶ月で産まれるには2ヶ月早い状態です。早く産まれることは子供に何かリスクが残る可能性があります。

動いたりお腹が張ると子宮口が開く恐れがあるため、なるべく動かないように車椅子に乗せられ、張り止めの点滴をすることになりました。


持病の話

ここで出産とは違う話になりますが
私は高校生のときに分かった持病で
血小板が異常に少ない病気です。
つまり血液が止まりにくいです。
少しぶつかっただけでもすぐにアザができます。鼻血もひどい時は2時間ほど止まりません。
血小板の正常値が15万〜45万ほどですが
私は常に5万ほどしかありませんでした。
その病気のため出産は輸血をしながらでないとできないと決まっていました。
大きい病院でしか処置ができないため
家から車で2時間半かかる病院で入院することになっていたので
主人とゆっくりしている時間もなく
すぐに入院準備に必要なものを取りに帰ってもらいました。
その日は個室で1人、本当に不安で寂しく涙が止まりませんでした。


入院生活

1日でも長くお腹の中にいてもらうため
入院生活は本当に寝たきりで、トイレ以外極力動かず過ごしました。
最初の方は張り止めの点滴の副作用で気分が悪くふらつきました。
血管痛といって点滴を刺している部分が痛くてずっと保冷剤で冷やしてました。
お風呂は3日に1度しか入れないと言われそれ以外の日は体を拭いて過ごしました。
点滴はお風呂に入る30分以外は24時間つけっぱなしなので、トイレも検診のときも一緒でした。
点滴の針は1週間で違う血管に差し替えなければいけないのと、血液検査も定期的にしていたので両腕や手の甲がアザでいっぱいでした。

2週間個室で過して、張りの頻度などが安定してきたため四人部屋に移動しました。


2016.6.19

この日、朝いきなり鼻血が出ました。
なんの前触れもなくいきなりボトボトっと大量に…

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持病のこともあり頻繁に血液検査をしていたのですが
この日の血小板が3万といきなり少なくなっていて
何かあってからでは困るからと先生達の判断で
血小板の輸血をすることになりました。
病気になってから初めての輸血でした。

副作用が出る人がいると言われ、いつもの点滴と変わらない感じだし大丈夫だろうと思っていたら
輸血が終わる頃には顔も体も赤くなり痒みがとまりませんでした。

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看護師さんたちが背中など手の届かない所にかゆみ止めの薬を塗ってくれたり体を拭いてくれたりしましたがなかなか痒みが治まらず
辛くて辛くて、部屋の人達に見られたくなくカーテンを閉め切って声を出さないように泣きました。 


2016.6.24

この日で36週になりました。
36週に入ると張り止めをしていてはいけないらしく、やっと点滴がはずれました。
1ヶ月ずっと点滴と共に過していたので本当に解放された気分でこの日はとても嬉しかったです。


2016.6.25

8:40
午前中の張りの検査をする時にベルトをつけるため腰を持ち上げると破水しました。
“張り止めの点滴をはずした次の日に破水するなんて、張り止めの効果ってすごいなあ”と冷静に思いました。笑
すぐ見てもらうと
「子宮口5cm開いてるねー陣痛室行こう」
と、部屋へ移動しました。
主人に連絡をいれ準備して来てもらうことになりました。

10:00
前回の輸血で痒みの副作用が出たため、それを防ぐための点滴をし、終わると輸血もはじまりました。

11:00
陣痛が始まりました。
まだ生理痛レベルで余裕でした。

12:00
陣痛の間隔が短くなってきて
痛みも強くなって痛みの波みたいなのがくると
んんんんっと唸りながら我慢しました。
駆けつけてくれていた叔母が背中をさすってくれてました。

13:10
子宮口が10cm開いたため分娩室に移動しました。

13:40
主人が到着しましたが、もともと話し合いで立ち会い出産はしないと決めていて
もう痛みで喋れる元気もなかったため少し手を握ってもらって部屋を出てもらいました。

16:04
2323gの男の子を無事出産しました。
カンガルーケア(産まれてすぐの赤ちゃんを母親の胸にのせること)推奨の病院だったのですぐ胸の上にのせてくれました。
大泣きしていていたのに胸の上に横にすると泣き止んで気持ちよさそうな顔をしていて感動しました。

予定日より1ヶ月ほど早く産まれたためすぐにNICUにうつりました。
保育器の中で点滴をしたり、黄疸治療のための光線治療をしたり。

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私は産後3日で退院することになったので病院の近くの叔母さんの家に泊まらせてもらうことにしました。
3時間ごとの搾乳を続けて冷凍保存し毎日母乳を持って病院に通いました。

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2週間の入院で息子の黄疸もましになり問題ないということで退院できました。

持病のこともあり地元の病院で家族や知り合いが近くにいてくれる環境での入院や出産はできませんでしたが
病院の先生や看護師さん達はみんな明るく優しく友達のように接してくれて
四人部屋の同室の妊婦さんたちとも仲良くなってたくさんお話して笑って過ごせました。
輸血したので出血も通常の出産より少なくすみ安産でした。
これも私の持病の"おかげ"と持病があることをマイナスに思わずプラスになったと思ってます。
とてもいい出産経験になりました。


妊娠中の奥さんがいる方へ

私のように持病持ちの出産はもちろんリスクがありますが持病がなくても切迫早産のリスクは誰にでもあります。
私はそんなに動いているつもりや重いものを持ったりしてなかったんですが切迫早産になりました。

今奥さんが初めて妊娠している旦那さん。
初めての妊娠で不安でいっぱい、つわりでご飯も作れない食べれない、そんな奥さんのサポートをしてあげてください。たくさん話を聞いてあげてください。

今奥さんが2人目以降を妊娠している旦那さん。
上のお子さんの育児や抱っこなど奥さんが頑張りすぎないようにサポートしてあげてください。

旦那さんのサポートがあるかないかで奥さんの出産への気持ちの持ち方は全然違うと思います。
もちろん旦那さんもお仕事で忙しいししんどいと思います。できる範囲でいいのでサポートとケアをしてあげてください…。1人でも多くの女性が無事何事もなく出産できるように思います。


献血について

出産時に輸血をして献血のありがたさを実感しました。
献血をするには条件がありますがネットにもたくさん情報が出ているし
全国たくさんできるところがあるので、もし少しでも興味がある方は経験してみてください。
(色々と粗品もらえますよ!笑)
私は元々血液の数値が足りていないのと、輸血経験者はできないため今後献血をすることはできません…。
1度は誰かのために役に立ちたかったのでとても悲しいです😢私の代わりにみんなしてください🙏


最後に

息子は小さく産まれましたがとても健康に育ってくれています。
そしてなんと、私の持病ですが
産後からどんどん血小板の数値があがってきて
今10万〜12万ほどあります!
まだ正常値よりは少ないんですが病院に通う頻度が4ヶ月に1回から1年に1回に減りました🙌
息子が悪いものを一緒に出してくれたのかなと思っています😊

入院してから車で2時間半、往復5時間かけて毎週来てくれた主人。
洗濯にお金がかかるからと毎週洗濯物を家まで持って帰って洗ってくれていた叔母。
出産後息子の所に通うために2週間も泊まらせてくれて病院まで送り迎えしてくれた叔母一家。
お見舞いにきてくれた友達や家族。
たくさんの人の支えがあって出産できました。
感謝しかありません。

そして何より息子。
私をあなたのお母さんにしてくれてありがとう。
あなたのお母さんが私でよかったと思ってもらえるようにこれからも頑張ります。
産まれてきてくれて本当にありがとう。

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おわり。


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