NASを分解してデータをサルベージしたときの参考サイトたち
BuffaloLinkStationLS210DCというNASに5年以上お世話になっている。
しかし、HDDの耐用年数的にそろそろ限界ではないか?
NASに外付けで利用していたHDDから異音がしたことで、ついに乗り換えを決意した。
そしてその矢先に、NASがネットワーク越しに認識できなくなってしまった。
今回は、乗り換えの第一弾として、BuffaloLinkStationLS210DCを分解したときに参考情報として利用したサイトとお役立ちツール類をまとめてみた。
LinkStationを分解する
BUFFALOのLinkStation(LS210D)が壊れたので分解してデータ救出したときのお話- たろうしき。2nd
基本方針と分解方法については、こちらのブログ記事を大変参考にさせて頂いた。
ただし、ケースのこじ開けについては、このツールを活用した。
プラモデル用のパーツオープナーだが、こじ開けるのには最適である。
チカラを込めてガリガリと、ツメを破壊する気持ちでこじ開けた。
もう再生はしないのだから、思い切ってやっていい。
先端が金属なので、プラスチックに負ける道理はない。
力が入りやすい形状でもあり、こういう作業には最適である。
データをサルベージする為にLinuxを使う
取り出したHDDをUSB経由でWindowsPCに繋いでも「フォーマットされていない」という警告メッセージがでてしまい、データにアクセスできない。
これは、NASの中身がLinuxサーバーの為、WindowsOSからはアクセスできないファイル形式で保存されている為だ。
その為、データにアクセスする為にLinuxOSを用意しなければいけない。
使っていないPCがあるなら、そこにLinuxOSを入れるのが良いだろう。
分解で参考にしたブログ記事には、CDから起動できるLinuxOSの環境作成が紹介されている。
だが、もっとお手軽に、マシンの変更も再起動も必要なくデータにアクセスしたい!という場合は、仮想OSを利用することになる。
だだし、これはある程度HDDに余裕がないと利用できない方法であることに注意して欲しい。
また、ある程度のPCに対する知識も求められる。
VirtualBox+ Ubuntuで仮想環境を準備
今回は、仮想OSのプラットフォームにVirtualBoxを。
仮想OSにUbuntuを利用することとした。
採用理由は、2022年1月現在で多く使われている組み合わせであるからだ。
多くの人が利用している、というのは十分な専門知識を持ち合わせない場合にはとても有効である。
僕の環境では、インストール画面のした部分が見切れており「OK」や「続ける」等の大事な決定ができなくて困った。
詳細には書かないが、感覚でなんとかした。
後ほど調べたら [Alt + F7]でインストールウィンドウが移動できる様である。
この記事を参考にする場合は、是非この操作で確実な方法で決定して欲しい。
USBでHDDを接続する
LinkStationから取り出していたHDDをUSBで接続する。
ここで「フォーマットされていない」というメッセージが鬼のようにでてくるのだが、負けてはいけない。
大丈夫、フォーマットしなくても、あなたの大切なデータには今からアクセスできるのだから。
仮想環境VirtualBoxとUbuntuでNASのHDDからデータを取り出す方法-データ復旧のパソコンサポートやまもと
このサイトの記事の4番以降の手順を参考にした。
1~3については、一つ前の手順で紹介したサイトの内容と同内容だ。
こちらのサイトの方が色々なケースに対応する方法が詳しく紹介されてている。
USBでHDDを接続している機器名が不明な場合は、Windows側の「ハードウェアの取り外し」でボリューム名を頼りに探すといいだろう。
NASのハードディスクの中身が見れば成功である。
Windowsにファイルを送る
ここまでくればあと一息!
見つけたファイルをWindowsOSからアクセス可能な場所に、アクセス可能な方法で格納するだけだ。
その為に「共有フォルダ設定」を利用する。
手順はこちらのブログ記事を参考にした。
VirtualBoxでWindows10とUbuntu間のファイル共有-プログラマー備忘録
だが、共有フォルダにアクセスできない。
マウントはできている様に見えるのだが、開こうとするとこのようなメッセージが出てしまう。
メッセージで探して、海外の掲示板等の情報をあたってみたが、そのうちにディスクエラーでアクセスできなくなってしまった。
結局、2つ目のUSBHDDを繋いで、古いHDDから新しいHDDへデータを逃がす形になった。