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明日から2024年も下半期

上半期の雑感。


元日に能登で大地震が発生し、初場所、春場所、夏場所・・・と終わり、気がついたら2024年も今日で折り返し地点。

ついに今夜、柱稽古編も最終回。
先週は無惨様が産屋敷邸に単身乗り込み、大変不穏だった。
いよいよこの先は無限城編、そして最終決戦編か。

そんなこんなで、この辺で少し自分の現在地を振り返っておきたい。


※ 当初、トップ画に柱稽古編7話の無惨様を置いていたのだけれども、最終話の鬼舞辻󠄀無惨があまりに禍々しく恐ろしいので変更した。
宇髄さんと炭治郎で浄化できるかと思ったが、ここは抜群の癒しパワーを誇る正代関とあんこ山の浄化力にすがることにした。




能登半島地震 北陸出身力士の応援


能登半島地震 大相撲初場所・郷土力士の活躍 報道リンク

震災直後の初場所。
居てもたっても居られず、北陸の関取衆の報道を追い、リンクをまとめる毎日だった。

未曾有の困難にある故郷への強い思い、心配、つらい気持ちを抱えながら、一日一番に臨む郷土力士のひたむきさに心を打たれ、私が見つけられた限りで、被災地域出身の力士の活躍を伝える報道のURLを集めました。


『情熱大陸』の遠藤関パートは、現在は配信を終了しているので、文字起こししておいて本当に良かったと思っている。
結構気合を入れて文字起こしをした記憶がある。


春場所(3月)は年度末で慌ただしく、夏場所(5月)も新年度から続く忙しさで、日々の取組や報道を追う時間がなかなか取れなかった。


夏場所はせめて短文でも・・・と少しずつ呟くようにしていた。
宝富士関、佐田の海関、遠藤関などのベテラン勢の取組が素晴らしく、感動を自分の中だけにとどめておけなかったのだ。
とくに、十両に下がった遠藤関と妙義龍関の取組は、日々ハラハラ、ワクワクしながら追っていた(追っかけ視聴だったけれども)。


夏場所は石川出身力士が大活躍。
津幡町出身の大の里関が幕内優勝を果たし、多くの報道がなされた。
リンクをまとめたいと思ったが、リアルタイムでは全く時間がなかった。


能登半島地震 大相撲夏場所・郷土力士の活躍 報道リンク

秋まで時間が取れなそうだな・・・と思っていたが、新年度の仕事も次第に落ち着き、6月に少し時間ができたので「今だ!」と思い、エイッ!と夏場所の取組と報道のリンクをまとめた。

石川県・北陸の相撲ファンの皆様、郷土力士の幕内最高優勝、おめでとうございます!
令和6年5月場所での郷土力士の活躍、本当に良かったですね。 相撲どころ石川、能登の底力にしびれました。
大の里関の幕内優勝はもちろん、12勝をあげた遠藤関の美しい相撲、11勝をあげた輝関の前に出る力強い相撲、残念ながら5勝とふるわなかったけれど千秋楽まで戦い続けた欧勝海関、本当に素晴らしかったです。
能登を忘れない。 令和6年5月場所の石川・北陸出身力士の動画・報道リンクを集めました。



ユーラシア出身力士の応援


2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以来、ウクライナ出身の獅司関と安青錦のことはもちろん、トゥヴァ出身の狼雅関のことも、とても気がかりだった。

ちょうど1年前の2023年5月。
年配の知人に宛てたメールで次のように書いていた。

現在、大相撲夏場所が開催中ですが、西幕下2枚目にウクライナ出身の獅司という力士がいます。
獅司はロシア軍に占領された南部ザポリージャ州メリトポリ市出身です。
メリトポリは間もなく予想される反転攻勢の軸になると見なされています。
今場所の獅司はこれまで以上の気迫で闘い続け、目下(夏場所10日目時点)無敗の5連勝です。
残り2番ありますが、ジョージア出身の元大関栃ノ心の引退などもあり、おそらく新十両昇進は間違いないでしょう。
26歳の青年の鬼気迫る取組の背景に、戦火の故郷があるかと思うと、いつも胸が締め付けられます。

大相撲にはロシアのトゥヴァ共和国出身の狼雅という関取もいて、現在、西十両4枚目で活躍しています。
狼雅は3年以上(19場所)も幕下でくすぶっていた苦労人ですが、昨年秋の九州場所で新十両に昇進して以来、勝ち越しを続けています。
昨年2月のウクライナ侵攻以来、ロシア出身力士への風当たりは相当強いと想像されますが、大相撲中継を見る限りでは、本人はじっと耐えている様子です。
十両土俵入や取組前の場内アナウンスで「ロシア出身」と紹介された途端に館内が静寂に包まれても、拍手がまばらでも、黙々と自分の相撲を取り続けています。
狼雅も、獅司も、なぜ20代の若者が、こんな過酷な運命を背負わねばならないのかと思います。
それでも、日本と言う土地であれば、ウクライナの力士とロシアの力士が同じ土俵でルールを守って闘えるのだという当たり前の事実に、色々と考えさせられます。
(獅司と狼雅はウクライナ侵攻が起きた直後の昨年5月に幕下で対戦し、その時は狼雅が下手投げで勝っています。相撲であれば恨みっこなしです)

ユーラシアの出身力士と言えば、カザフスタン初の関取で東前頭5枚目の金峰山という力士もいます。
金峰山は今年の春場所で新入幕を果たした上、11勝を挙げて敢闘賞を受賞、夏場所は幕内2場所目にして7日目に結びの横綱照ノ富士戦を経験(上手投げで完敗)、10日目には角番大関の貴景勝に押し出しで勝利し、存在感を示しています。スピード出世のため、まだ大銀杏が結えないのもご愛敬です。


私は相撲が好きなので、ユーラシア出身の力士たち、引いてはこれらの国に住む人々が、つらい思いをしなくてすむ平和な世界に1日も早くなって欲しいと切実に思います。


1年前のメールだが、今も気持ちは変わらない。

これまで、なんとかユーラシア出身の力士たちの応援が増えるように、彼らの心が少しでも穏やかになれるようにと願いながら、微々たる力ながら、インタビューの文字起こしなどを試みてきた。


ユーラシア出身力士の活躍

近年、ふたたびユーラシア出身力士が活躍しています。ここでは、金峰山晴樹(きんぼうざん はるき)関(木瀬部屋、カザフスタン出身)、狼雅外喜義(ろうが ときよし)関(二子山部屋、ロシア連邦トゥヴァ共和国出身、モンゴル国籍)、獅司大(ししまさる)関(雷部屋、ウクライナ出身)、安青錦新大(あおにしきあらた)さん(安治川部屋、ウクライナ出身)を取り上げます。


今では狼雅関もすっかり人気関取で、1年前の静寂が嘘のようである(去年は、土俵入や取組前の場内アナウンスで「ロシア出身」と紹介されると、シーンと静まり返り、見ている方も居たたまれない気持ちになったものだった)。狼雅関の温かさが広く知られるようになって、本当に良かった。

二子山部屋のYoutubeチャンネルが大人気で、狼雅関の個人後援会も発足。つい最近、トゥヴァ語のAI翻訳も実装されたし、もうきっと大丈夫。



大相撲のある暮らし


以前は、我ながらけっこう気合いの入った長文記事を書いたりしていたのだけれど、最近は気ままに短文でつぶやくのが気に入っている。

ちょっと見つけにくいリンク、期限つきの配信(時機を逃すと視聴できなくなる動画など)、楽しすぎて黙って一人で抱えていられない話題など、好きにつぶやいている。


大相撲のある暮らし

相撲にかんする気ままなひとりごとです。



ハロウィンの花嫁で学ぶロシア語


相撲とならんで力を入れたいのがロシア語の記事。

春先のサブスク解禁を機に、劇場版名探偵コナンの『ハロウィンの花嫁』のロシア語を解読してみている。

私は、文学講読の対面授業でも、暗号解読のようにロシア語を解説するのが好きなので、ハロ嫁の記事もなるべくそのように書いている。

日本語の助詞「てにをは」にあたるロシア語の格変化は、確かに最初は面倒なんだけれども、慣れるととっても癖になる可愛いやつらなのである。
なにしろ、主語と述語を揃えてくれて、修飾語や分詞の語尾をことごとく変化させ、読み手に読解の手がかりとなる合図を送ってくれる親切な言語なのだ。
しかも、いちいち律義に名詞や形容詞などの性・数に合わせてキチン、キチンと几帳面に変化する。
まるで「暗号を解いてくれ」と、我々にサインを送っているかのようではないか。

そんな、暗号解読みたいなロシア語講読の醍醐味が伝わればいいな、と思いながら、おもに初心者・入門レベルのロシア語学習者を想定して記事を書いている。


あと、現在さまざまな葛藤を抱えながらロシア語を学んでいると思われる、若いロシア語学習者の方々(具体的には、大学その他高等教育機関のロシア語ロシア文化・文学専攻の学生さんたち)へのエールになればとも願って。

ロシア語が好き、学習が楽しい、もっと知りたい、と思う気持ちがあるなら、何も迷わずに学んで欲しい。
自分の気持ちを最優先にして、誰にも、何にも遠慮しないで。


それから、学術論文ほど厳密な検証の手続きを踏んではいないのだけれど、ハロ嫁に登場するロシア語や描かれるレアリアについて、わりと自由に連想や感想を書いている。
この連想の広げかた、推察のやりかたは、文学研究やレアリア研究の手法
( note では手法も文章もゆるゆるだけれども)にヒントを得ている。
これは、自分の専門である文学研究の地味な楽しさが伝わるといいなあと思って、あまり連想や想像に制限をかけず、自由に書いてみた。


ハロウィンの花嫁で学ぶロシア語

劇場版名探偵コナン『ハロウィンの花嫁』のロシア語について、リサーチして note にまとめたいと思います。



その他


ハロ嫁の記事に目処がついたら、自分の専門であるロシア文学の短篇を取り上げてみたいなあと考えている。

note でロシア文学の原書講読をするアイディアは、アカウント開設当初から持っていたのだけれども、なんだかタイミングを逃したままになっていた。


下半期に実現できればいいな。

ロシア文学をロシア語で読む

ロシアの怪談をロシア語で読む

↑  この2つ。今のところの目標。

あと、下半期は、また本場所のリアタイ観戦を増やしたいな。



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