見出し画像

【漫画メモ】笑う大天使 1(川原泉)

全3巻の中編です。途中までのあらすじと、ネタバレ有りの感想を書きます。

あらすじ
お嬢様学校の聖ミカエル学園に通う、史緒、和音、柚子。3人は表向きはお嬢様を装っているが、バリバリの庶民感覚の持ち主だ。そんな3人が、フとしたきっかけで互いの素性を知り、仲良くなった。そしてある日、理科の実験室で掃除のかたわら遊んでいたところ、薬品が爆発し、3人は怪力の持ち主になった。
一方、世間ではお嬢様学校に通う女子生徒ばかりを狙った誘拐事件が多発しており、聖ミカエル学園の生徒も狙われるのではないかと危惧されていた。
また、聖ミカエル学園に勤めるジョーンズ神父の代理として、マリーニ神父がやってきたが、なんとなく怪しく…

超絶お嬢様学校、お嬢様階級育ちの女子生徒らと対比するように存在する、マイペースでのんびりな3人組(でも表の顔は人気者のお嬢様)。アジの干物うめ~もんなw。ところでダミアンが好きだわ。

聖ミカエル学園はクリスチャン系の学校なので、聖書に関する知識も身に付きます。神父と牧師の違いとかね、初めて知ったよ。っと、キリスト教はプロテスタントとカトリックに分かれるんですけど、「神父」とか「マリア様」とかいってるのがカトリックで、「牧師」と呼ぶのがプロテスタントです。聖ミカエル学園に来たのが「マリーニ神父」なので、カトリック派のようです。他にも、怪力を持つサムソンや迷える子羊のエピソードがあったかな。メンデレーエフとモアッサンも楽しく学べましたよ?

ベルサイユのばらやポーの一族のパロディも出てきます。

ジンチョウゲ ジンチョウゲ 金色ににおう
からみつくよ からみつく 愛してる

あったね~・・・。

「くっさめ」とか出てきたので懐かしいなと思ってググったら、あのCMの人、和泉元彌のお父さんの和泉元秀だったらしい。

巻末の「脈絡のない風景」と題する川原先生のエッセー(?)が面白かったです。

冒頭から犬の糞の話が出てきてびびりますが、何かの映画で、空腹のあまり革靴を食べた女の人の話とか、軽自動車に乗ってる友人をちょっとバカにしたり(そういう時代だった?)、センサラウンドとか、「ハリケーン」という映画の主人公の名前が「マタンキ」だったとか、ついググりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?