見出し画像

【漫画メモ】真田剣流 1(白戸三平)

全3巻のストーリーもの。1巻の最初の2話のみ、あらすじと感想を書きます。この範囲のネタバレ大有りです。

第一章 妖術

松山主水の息子・主水(後の二代目松山主水)が、真田剣流の忍者に襲われたが、桔梗とその祖父・岩波乱童(日本一の銃術家)が助けた。真田剣流の忍者は「いずれ丑三の術で命を頂く」と言って去っていった。父親である松山主水もこの忍者に殺されており、敵討ちを恐れて息子の主水も殺そうとしたようだ。
乱童の元に藁人形がやってきて「あと5日の命だ」と伝えてきた。以後、ネズミに襲われたり、藁人形が家の柱に打ち付けられていたりと怪異が起こるように。乱童は孫娘の桔梗に、男岳の頂上にある壺を取ってくるよう頼んだ。壺の中には巻物が入っている。実は乱童は帰郷の本当の祖父ではなかった。若い女の行き倒れが、赤ん坊と巻物を残して死んだのだ。この赤ん坊が桔梗だ。巻物の持ち主は桔梗の父親なので、巻物を辿れば桔梗の父親を探せる。そして乱童は亡くなった。

第二章 謎の群

乱童の敵討ちを考えていた桔梗だが、猿飛の忍者達のある実験に巻き込まれ、更に友達の猪達までをも殺されてしまった。桔梗は怒るが、忍者達の反撃に遭いピンチに。そのとき謎の金色の鳥に助けられ、運ばれた先の村で乞食の少年・太郎と出会った。そんな中、巻物を盗まれていることに気付く。「真田剣流」と書かれた巻物なら真田屋敷に行けばいい、と太郎が案内してくれた。太郎は真田剣流の使い手で、なかなかに強いようだ。
真田屋敷で幸村と先ほどの猿飛の忍者らに会った。桔梗の巻物は彼らが持っていたが、返すので仲直りしたいとのこと。更に、この巻物を持っていたのが桔梗の父親だと伝えると、猿飛の忍者達の先生も桔梗の父親だと分かる。しかし父親は姿を消して行方不明らしい。
真田剣流の3つの巻き物のうち1つが盗まれた。桔梗の持っていたもの(1巻、剣光の書・・秘太刀を記した剣法書)と、猿飛に預けておいたもの(2巻、竜震の書・・火術の秘伝書)の他、3巻目の「丑三の秘巻」があるが、それが無くなっていた。何が記されているかは誰も知らない。先生である桔梗の父親は、それを開くことを禁じていたのだ。
何者かが真田屋敷に襲い掛かってきた。幸村は猿飛一人に追わせた。相手は逃げてしまったが、その際真田剣流を使った。猿飛は「このことは誰にも言うな」と桔梗に言った。

以下、「第三章 死の影」「第四章 密宗」と続いて1巻は終わります。白戸先生の忍者モノです。巻物を巡ってのアレコレっぽいけど、これが最後まで続くのかな?そして父親の行方は?待て次号(嘘)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?