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【読書メモ】ノースウェスト・スミス 異次元の女王(C・L・ムーア)

仁賀克雄 訳

4章あるうちの最初の章、「異次元の女王」の最初の方のみ、あらすじと感想を書きます。この範囲内のネタバレ有りです。

あらすじ
目が覚めるとスミスは暗闇の中にいた。一体ここはどこなのか?何かが近づく気配がする。その気配に触れたとき、電気ショックのような痛みが走って気を失った。目覚めると怪我はなかった。どうやってここに来たのかと考えていると、バーでウィスキーを飲んだ後、記憶が無くなっていたことに行きついた。薬でも盛られたか?
また気配がした。捕まえると若い女性だった。彼女の名はアプリ。アプリによるとここはヴォンの廃墟だそうだ。ジュリの奴隷たちが、ヴォンの幽霊の餌として人間を連れてくるのだと。反抗した人間が餌になるらしいが、アプリはジュリを怒らせたから連れてこられたと。先ほどの電気ショックを与えたのが幽霊だったようだが、あのときはアプリが来たので途中で止めたらしい。幽霊はジュリと同類だが、ジュリと違い肉体を持たない。偉大な魔法使い、女神…ジュリはそういう存在だ。
アプリは赤ん坊の時から光を見ていた。その光の中にジュリが入り込んできた。ジュリに光を戻してやるのが自分の役目だが、やろうとすると気分が悪くなる。ジュリはやらせようとするができない。それでジュリの機嫌を損ねたらしい…

ノースウェスト・スミスのシリーズ物のようで、初見の読者にはスミスが何者かも分からず、やや置いてけぼり状態。

異次元の女王=ジュリだと思いますけど、どういう存在なのか漠然として分からず。幽霊も出てきますし、ファンタジーなのかSFなのか…あ、「異次元」って書いてありますね。

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