【読書メモ】「梶原一騎」をよむ(高取英)
各著名人が梶原一騎について書いたもの。94年4月出版。響いた部分をメモ!
竹内オサム、梶井純、いしかわじゅん、竹熊健太郎、夏目房之介、北崎正人、内田勝、流山児祥、関川夏央、杉作J太郎、橋本克彦、松田政男、呉智英、今野敏、中島らも、高取英、米沢嘉博、高橋玄、河崎実、村上知彦、切通理作、みうらじゅん
知ってる名前もチラホラあります。
梶原先生の写真が載ってますが、改めて見ても強面。世に出るには破天荒・とんがってないとアカンのですかね。
梶原先生原作の「愛と誠」(恋愛と喧嘩モノ。名言「君のためなら死ねる!」)の実写版で、早乙女愛が早乙女愛役としてデビューしたそうです。というか、ヒロインの早乙女愛の名をもらって芸名にしたとか。あと、天地真理も。これまた梶原先生原作の「明日の恋人」の主人公の名前をもらったそうです。すごすぎ。
いしかわじゅんの文章を読んで、自伝漫画「男の星座」はちょっと読んでみたくなりました。未完のようですが。教護院(感化院)出身であることとか書かれてるようです。
他にも、タツノコプロ社長・吉田竜夫先生の「鉄腕リキヤ」って漫画も気になりました。弟・真樹日佐夫の「さらばアニキ」も。兄弟でアメリカの売春宿へ行ったこととか書かれてるようです。
後でググろうと思ったのは、「空手バカ一代」の有明省吾のモデルの天才空手家のこと。ストイックで、自殺に近い事故死だったそう。被ばく者でもあるとか。本には実名出てなかったですが、春山一郎という方らしい(少しググった)
晩年期は、出版社のパーティーでいつも一人でいて(皆、危険を避けるように彼の存在を無視したらしい)唯一声をかけてたのが小池一夫だとか、最盛期に編み出したものの縮小再生産をするようになっただとか、ちょっと哀しいエピソードも。