【TVメモ】怖い絵本 その1~3
たまたま遭遇したNHK Eテレの番組です。冒頭と終盤に、怪談ドラマ風味のミニドラマが入ります。取り上げられる「怖い絵本」は、この番組オリジナルのものではなく、実在する絵本のようです。絵本の朗読+挿絵を動画化したサウンドノベルみたいな感じ?
以下、絵本のあらすじ(冒頭部分のみ)と簡単な感想メモ書きです。感想はネタバレ有りです。
※2021/3/26OAのその4~6はコッチ。
その1 いるのいないの(京極夏彦)
あらすじ
おばあさんの家で暮らすことになった少年。そこは古い家で天井が高く、梁がある。その梁を見ていると...
昭和な感じの古い旅館を自撮りレポートする主人公。フと本棚を見ると、この絵本があった…という設定のドラマで始まりました。
見たのならいる、見なければいないって、シュレディンガーの猫的な?絵本の絵が3Dになっててリアルです。
その2 おろしてください(有栖川有栖)
あらすじ
裏山を探検していた少年は駅を見つけた。街に帰るためその電車に乗るが、トンネルを抜けると…
雨が降ってきて喫茶店に入った主人公。そこはアンティークな雰囲気のお店。コーヒーと一緒に「お供にどうぞ」と本を渡された…という冒頭ドラマ。
比良坂駅がきさらぎ駅っぽい。絵だけ見てるとウルトラ怪獣の世界。この奇妙な世界から抜け出せる!と思ったら抜け出せてなかった!しかしやっと元の世界に戻ってきた!でもやっぱり抜け出せない!という2重3重の絶望感。
その3 かがみのなか(恩田陸)
あらすじ
鏡はどこにでもある。右手を出せば左手を出す鏡の中の自分。でもときどき...
図書館にて。本の声に導かれる主人公…という冒頭ドラマ。
絵本の後半は文字が少なく、ひたすら挿絵の恐怖感と詩的な文章で進んでいきます。映像化に親和性ありそうな作品でした。これ見てると、鏡のオカルト動画(小さい女の子が鏡の前で動いているが、実際の子供と鏡の中の動きが違ってる)を思い出します。