【漫画メモ】人魚の森(高橋留美子)
初めて読んだとき、こんなシリアスなるーみっく作品もあるんだと驚きました。「人魚の森」は、人魚シリーズ中の1つの作品なんですけど、このタイトルで刊行されてるので、一連の人魚シリーズを「人魚の森シリーズ」と捉えてた時期があります(汗)
前後編からなる話が3話収録されてます。各話、前編の途中までのあらすじと、ネタバレ有りの感想を書きます。
人魚は笑わない(前編/後編)
あらすじ
人里離れた野摺崎には「真魚様」と崇められる寝たきりの若い女と、老婆が住んでいた。真魚が十五歳になった日、人魚の肉を食べさせられた。そこへ、人魚を求めて湧太がやってきた。老婆らは湧太を殺して葬ったが、生き返った湧太が人魚の死体を持って戻ってきた…
人魚、怖い。リトルマーメイドとかいうノリではありません。人間と人魚、それぞれに利害関係があるようです。老婆の正体が想像と違ってた。
闘魚の里(前編/後編)
あらすじ
鳥羽島のお麟は、病で伏している父親に代わって海賊の若頭となり、航海する船から通行料をせしめていた。ある日、鳥羽島に死体が流れ着いた。お麟らは埋葬したが、生き返って土の中から出てきた。逆髪島の海賊衆に人魚探しのために雇われた湧太だった…
女版"あたる"みたいな外見のお麟。火の鳥と比べ、人魚との遭遇率は高く、肉を食べた人も多そうです。こちらも砂の正体が意外。
人魚の森(前編/後編)
あらすじ
湧太は真魚と旅をしていた。そんな中、真魚がトラックに跳ねられ、椎名診療所に運び込まれた。湧太が駆けつけると「真魚は出て行った」と聞かされ、湧太は探しに行ったが、実は既に真魚は死んでいて「人魚の森」と呼ばれる神無木家に遺体が運び出された…
登和さん、佐和さんの黒い関係たるや…。椎名先生との関係も意外。人間関係深いです。