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【漫画メモ】ブレーメン2 1(川原泉)
全5巻のストーリーものですが、1話完結しながら話は進んでいきます。川原先生の絵が進化してて驚きますが、「とゆー話」みたいな川原節は変わっておらず、ホッとします。各話、途中までのあらすじと、ネタバレありかもな感想?補足説明?など。
Mission:1 ブレーメンのおんがくたい
西暦2306年、大型輸送船「ブレーメン2」就航。少子化が進み、人手不足が深刻化する社会においても宇宙開発は着々と進行していた。一方、動植物愛護が十分にいきわたり、絶滅問題は解消していた。そんな中、モーゲンスターン博士がある実験に成功し、賛否両論を引き起こしていた。
地球星間企業スカイ・アイにて、キラ・ナルセ一等航宙士がブレーメン2の船長に任命された。今回は試験飛行で、乗組員は船長の他86名の新入社員たち…それは擬人化した動物だった。動物たちは幸せそうに真面目に仕事に従事し、スカイ・アイのような大企業で働けることを喜んでいた。何故なら動物たちは、これまで人間の嫌がる仕事にしか就けなかったからだ。
キラはこれまで異星人といえば火星人としか出会ったことがなかった。地球人が出会った唯一の異星人であるが、言葉は通じるが意味が通じないという厄介な存在だった。そんな火星人がブレーメン2に侵入してきて…
キル・ナルセは可愛らしい女性なんですが、99.999999999%の正確さを誇ることから「イレブン・ナイン」と呼ばれてます。火星人は「うみにん」のような外見してます。
Mission:2 ジャックと豆の木
ブレーメン2が第1回目の跳航(ワープ)に入った。これから23個の星を回る長旅だ。そんな折、甲板員のマエダが何者かにスタナーで撃たれた。武器庫に異常はなかったものの、その後、第2、第3の被害者も出て事態は深刻化していた。丁度ワープを追え、宇宙の墓場スペース・サルガッソーに入ったところでもあった。。そんな中、これまでの犯行は点検通路の出入り口付近で行われていることが分かった。通路を調べるとそこにいたのは…
宇宙に行った動物の話はフツーに興味深かったです。宇宙に行った犬、クドリャフカの話や、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」という実在の映画の話も。
Mission:3 やぎさんゆうびん
ブレーメン2にこっそり乗り込んでいたスカイ・アイ社社長は、本船の甲板員として採用されることに。そんな折、緊急事態発生の救難信号が。ブレーメン2が救助に向かうと、信号を発信していたのは囚人護送船だった。キラ達は非常用ハッチから囚人護送船内に乗り込むと、そこには複数の死体が…。生き残っていたのは刑務官のヘルツォークのみ。彼の話では、突然警報がなったかと思えば次々と生体反応がなくなり、彼以外の乗組員335人全員が死んでしまったらしい。そして黒い影を見たと…。犯人の逃亡を阻止するため、脱出用シャトルを制御不能にしたので、犯人はまだ船内にいると思われる。とりあえずヘルツォーク刑務官をブレーメン2に受け入れることにしたが、白ヤギのアベル館長は何かを知ってるようで…
カインとアベルに則った話。この話、2巻に続くんですが、ヘルツォークがカインを乗っ取ったってこと?