【漫画メモ】味極道料平 2(たがわ靖之)
各話、途中までのあらすじと、ネタバレ有りの感想です。以前「極道の食卓」のあらすじと感想を書きましたが、タイトル名は似てますが、意味が全然違います(笑)
【一の膳】怒り包丁
元雷光の板前だった上馬に、料平の父と雷光の親方の因縁話を聞かされた料平。父を侮辱されたことに怒り、"つま"と"けん"の盛り付け勝負を戦う…!
勝負のオチがちょっと意味が分からなくて読み返してしまった…
【二の膳】石斎と信長
昼営業中に学生さんがやってきた。山形出身の彼は、濃いめの味が好きらしく、醬油を多めにかけ…
織田信長のお付きの料理人・坪内石斎のエピソードが印象的。石斎の薄めの京風料理に満足いかず「殺せ」と怒る信長。今度は田舎風の濃いめの味付けにすると、満足いった様子。信長を田舎者だと内心馬鹿にするが、信長曰「俺の料理人が俺の好みに味を変える」のが当然だそう。怖。
【三の膳】女包丁人
鉄火屋の紫姐さんが不知火亭にやってきた。以前、不知火の親方が鉄火屋に客として食べに行った際、料理に意見したのが気に入らず、仕返しのつもりで来たようだが…
鉄火屋の料理は仕出し屋の料理。
【四の膳】所作
鉄火屋に行った料平と親方。「今日一番のものを作ってくれ」と注文する親方に対し、紫姐さんは威勢よく料理するが…
【五の膳】丹精の心
不知火で使う醤油を作っている、和歌山の蔵角の大将が倒れた。大将の様子を見に、料平と親方は和歌山へ赴く…
今回も料理で方をつける系。醤油を使ったカレーライスとな。
【六の膳】小骨
立村師匠から「鱧をもらったので不知火で料理してほしい」と頼まれた料平。孫娘を伴って不知火にやってきた立村師匠に鱧料理を振る舞うが…
鱧の骨切りは「3cmに24回包丁を入れれば上出来。魚屋のは15、6回入れてある」のだそう。
【七の膳】親方の瑕
親方が一人で料理を造り、料平に手伝わせようとしない。そして作った料理を持ってどこかへ出かけてしまい…
泣ける系の話?
【八の膳】鮎と蓼酢
雷光の駆け出しの板前は、料理学校を出てそこそこの腕前があるだけに、雑用をバカにするきらいがある。見込みがあるだけにもったいないと悩む平泉から、そいつに料平の仕事を見せてやってほしいと頼まれ…
なまじ腕があるだけに、小生意気な若造の物語。親方の時代はおしんこを切らせてもらうまでに3年かかったらしい。ビールと合わせて飲むから、蓼酢の苦味を控えめにするという合わせ技が炸裂!