【漫画メモ】怪奇まんが道(あだちつよし)
原作:宮﨑克
感想のみです。
第1話 古賀新一の恐怖
エコエコアザラクの人か!怪奇漫画を描いてるだけあり、ご自身や妻も恐怖体験しているそうな…。昔、手塚先生に手紙を出したら返事が来て、でもそれを読まないうちに叔父に焼かれたの、強烈。今(取材当時)の家は、散歩コースに手塚邸があるのが、因縁めいてる。聞き役が木原浩勝なのがちょっと意外だった。
第2、3話 日野日出志の本気、憧憬
「蔵六の奇病」「地獄変」に込めた情念がすごい。蔵六~は前に読んでnoteに書いたけど、もう一度読みたくなりました。赤塚先生の才能に打ちのめされたそうですが、赤塚先生の娘のりえ子さんは日野先生のファンらしい。怪奇体験をしたとき、水木先生にそれを言ったら、座しき童でしょって当然のように言われてるの、面白い。
第4話 伊藤潤二の微笑
「ホラーの貴公子」だそうな。社会人しながら漫画を描いてたそうです。「富江」は中3のときに同級生が交通事故で亡くなった体験からだって。富江…まだ読んでなかったかも…
第5話 犬木加奈子の宿命
最初に応募した楳図賞では、佳作の伊藤潤二先生の「富江」のちょい下と言う評価だったらしい。その後、同人誌を作ってたら講談社の人からスカウトされ、主婦から漫画化になったという異色の経歴の持ち主。雑誌「サスペンス&ホラー」は犬木さんのために創刊されたのも凄い。全盛期は「ホラー漫画をメジャー化させよう」という使命感を持って描いてたそうです。でも10年でホラー漫画ブームは終焉し、先生も筆を置いたそうな。でも、先生のXアカウント見た感じ、今も描いてるっぽい!?