【漫画メモ】ヨウスケの奇妙な世界 PART 3 ライヤー教授の午後(高橋葉介)
基本、一話完結の話ですが、この巻はシリーズものとして話が繋がってます。各話、途中までのあらすじとネタバレ有りの感想を書きます。
第1話 びん詰心臓
ライヤー教授の家にミリオンがやってきた。ライヤー教授は昔心臓を飼っていた。海辺で拾った心臓を"ブラディ"と名付け可愛がっていると、どんどん大きくなり…
第2話 ミリオンの首
ライヤー教授の家に行く途中、不審な男に声を掛けられ、首を切られてしまったミリオン…
首を外して持ち上げるアラレちゃんの構図が思い出されます。
第3話 ミリオンのおつかい
ライヤー教授は、自分の目と口と耳に休暇を出した。体から外れた目と耳と口は、休暇が終わっても戻ってこなかった。そこでライヤー教授は、代わりの目と耳と口を買ってくるよう、ミリオンにおつかいを頼み…
第4話 猫夫人
未亡人の猫夫人の館の庭に、ライヤー教授とミリオンが乗った気球が落ち、館で手当てを受けることになった。実は密かに2人を食べようと企む猫夫人…。ミリオンが買い物に出かけると、この村は税の取り立てが厳しいようで、村人たちが苦しんでいた。また、猫夫人の家を"悪魔の住む家"だと言って、配達に行くのを嫌がられていた…
第5話 猫夫人の午後
猫夫人の家に村の代表がやってきた。税金の軽減を訴えに来たのだ。猫夫人はデビィッドに、村の様子を見てこいと命じた。しかし何故猫夫人はそんなに税を欲しがるのか?そんな中、猫夫人の弟のファーパーが帰ってきて…
猫夫人が税金を欲しがる理由は作者もまだ考えてないらしいwファーパーは壺の中にいたそうです。
第6話 広場の演説
ファーパーは冒険家兼芸術家らしい。今回家に帰ってきたのは、芸術が中央に認められることになったからだと言うが…。その後、美術評論家が家にやってきて…
第7話 酒場の演説
ブリキのバケモノが暴れ、多くの村人が怪我をした。美術評論家もファーパーの仲間だと思われ、村人からそっぽを向かれる始末。行く当てもなく、困り果てた2人の前に、帽子で顔を覆った謎の男が現れ…
第8話 悪夢から悪夢へ
反乱が起こり、村の連中が猫夫人の館へ抗議にやってきた。先導しているのは帽子の男のようだ。猫夫人が出てきて要求を聞くと、猫夫人に「村から出て行け」というのだった。「私がいなければ困ると思うわ」という猫夫人が村人たちの戒めを解いてやると…
猫夫人が高額の税金を欲しがる理由がちゃんと説明されました。後付けとは思えない綺麗なまとまり方!
★全体的な感想
すべての話にライヤー教授とミリオンが登場しますが、1~3話までの前半と、4話以降の猫夫人の話で大きく分かれます。話が思わぬ方向に展開していくのが奇妙!