【漫画メモ】「たま」という船に乗っていた らんちう編(原田高夕己)
原作:石川浩司
↑の続きの完結編です。
イカ天で「さよなら人類」演奏~大ブレイク~祭の後~解散て流れです。お祭り騒ぎ的な大ブレイク時代を経て、落ち着きを取り戻したたま。少し疲れも見えてきて・・・。
でも、たまは元々アングラ指向のバンドで、売れるつもりはなかったから、売れたときにも奢り高ぶらず平常運転なところがいいね。
途中、柳原さんの脱退もありました。ちびまる子ちゃんの「あっけにとられた時のうた」時点ではすでに3人態勢だったみたい。ということで、今回はさくらももこ先生の名前も出てきましたが、あっさり触れられただけでした。スペシャルサンクス欄にもさくら先生の名前は載っておらず…大人の事情か?石川さんのコスプレでライブに参戦した、当時小学生の釈由美子でさえ載ってるというのに(笑)
あの大ブレイクから30年以上経ち、本書に出てくる人物でも故人が多い印象でした。竹中労、矢川澄子、山下由…。初めて聞く名前ばかりでしたが、それぞれの人物のWIKI見てると興味深いです。たまのコネクションすげー。
ほんだし煮物上手のCMも知久さんだったか。たしかにこの声は…!知久さん、ヒガシマルのうどんスープ以外にもCMソング色々やってるようです。
うる星やつらの「星空サイクリング」のヴァージンVSや、ピタゴラスイッチでお馴染みの栗原正己の名前も出てきて、点と点がつながった感じ。
「顔のYシャツ」なるお店は初めて知りました。石川さんのお店「ニヒル牛」はレンタルボックスの走りだそうで、創始者と普及者は異なるものだなぁと。お店は現在も営業中のようです。「もののけ番外地」は懐かしい~。
滝本さんの風船ピアニカ、ちょっと見てみたい。
ワタナベイビーがたまのファンで、コラボしてるみたいです。石川さんのラップが冴える「1ラウンドでノック・ミー・ダウン」、聞いてみたらなかなかいい曲だった。ワタナベイビーと知久さん、声似てるのね。
ラストライブ「たまの最期!!」はちょっと映像見てみたいよね。と思ったらDVD出てました。
高田先生(というか藤子A先生?)の絵柄と、知久さんの作画が実にマッチしてて笑った。A先生といえば「あーーっ!!」も踏襲されてて笑った。