まだスマホにウイルス対策ソフト入れてないの??
今回はAndroidスマホに絞ったお話しです。
Androidスマホにセキュリティソフトは不要という見解もあるのですが、わたしは実際にAndroidスマホにESETのセキュリティソフト入れてます(でも諸事情でiPhoneに戻りそう・・・)。
このウイルス対策ソフト、マルウェア検出というよりはスマホの設定が適切かどうかをチェックする観点で使っています。
なお、Android不正アプリの現状ご存知でしょうか??
以下、トレンドマイクロ社セキュリティブログから
引用したグラフです。
引用元:トレンドマイクロ Android不正アプリの累積検体数(棒グラフ)と年間の増加数(折れ線グラフ)推移
「累積検体」の検体とは要するに検出されたウイルスの数です。
そして年間の増加数がほぼ倍々ゲームで増えていますね^^;
とくにAndroidスマホは、iPhoneに比べて以下のウイルスに感染しやすい特徴があります。
1.アプリが管理者権限を取得しやすい
2.スマホ利用者に占める絶対数が多く、狙いやすい
3.GooglePlay以外の場所からもアプリインストール可能
簡単に解説しますね。
※iPhoneも稀に不正アプリをインストールするケースはありますのでその点ご留意ください。
1.アプリが管理者権限を取得しやすい
アプリインストール時に何やら「権限のリクエスト」を求めてきますよね。それとは別に、「スーパーユーザーリクエスト」と言ってアプリ実行時に管理者権限を取得出来ます。
こうなると、スマホを使えないようにロックかけて、画面に「スマホを乗っ取った、金払え」みたいなメッセージを出すことも出来ます。
※実際、PCではこうした動きをする「ランサムウェア」が主流です。
iPhoneも同じようなことはできるのですがAndroidのほうが管理者権限の取得は容易です。
2.スマホ利用者に占める絶対数が多く、狙いやすい
これは言うまでもないですよね。
世界的なシェアは以下のとおり。
Android:80%
iPhone:15%
その他:5%
※その他はWindowsPhoneなど。
これならAndroid狙ったほうが効率的です。
参考までに、日本だとこんな感じ。
Android:44%
iPhone:52%
残りはその他です。
iPhoneはアップルの審査が厳しいこともあり、不正アプリでの被害は比較的少ない(0ではない)ですが、Android利用しているかたはご注意ください〜。
3.GooglePlay以外の場所からもアプリインストール可能
このパターン、多そうです。
Appleの場合は通常App Store経由でしかインストール出来ないですが、AndroidはGooglePlay以外の場所からもインストールできます。
これ、iPhoneからAndroidに移行して初めて知ったのですがビックリしました。
まとめ
Androidはいろいろといじれるので楽しいのですが、設定が不適切だとマルウェアや不正ソフトの被害を受けやすくなります。
わたしはスマホの「USBデバッグモード」を設定していますが、この設定に対してESETのセキュリティソフトから常にこんなお叱り受けています。
あえて無視していますが、頭の片隅には「USBデバッグモードにしているから気をつけよう」という考えが常にあります。
これだけでもだいぶ意識変わると思いますよ!!
無料ウイルス対策ソフトでも「ウイルスチェック」や「Wifiチェック」を謳うものもあるようですが、設定も含めてチェックしてくれるウイルス対策ソフトを入れておくとより安全です。
安全なスマホライフのために、ウイルス対策ソフト入れて適切な設定で使いましょう(^^)
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