【第一話】システムエンジニアは忙しいか??ヒマか??
え~っと、今回はシステムエンジニアという仕事は
忙しいのか、ヒマなのか??と
いうテーマでじぶんの経験とか書いてみますね。
好評だったら、これ以外のテーマを
用意することも考えます。
これはどちらかというと非エンジニア職の方向けの
内容なので、システムエンジニア職のかたにとっては
当たり前の内容もあります。
同業の方は内容には期待しないでくださいw
わたしはいままでに4社、約16年間
システムエンジニアとしての仕事を経験してますが
それぞれ違うジャンルの職場だったので
読んでいただいてそれなりに楽しめると思います。
このシリーズは4話くらいに分ける予定でいます。
今回は全部で1800字程度です。
【第一話】 システム受託開発会社の場合
わたしは2000年4月、ちょうどITバブルが
はじける直前に新卒でシステム受託開発の
会社に入社しました。
受託開発とは、要するに請負で
システム開発する会社です。
何故システム受託開発会社に入ったのか・・・。
そもそもわたしは文系出身です。
都立高校出たあとに、
「和光大学人間関係学部人間関係学科」という、
「いったいぜんたい何を学ぶの??」と
いうような名前の学科に入りました。
人間関係学部がどんな学部なのか、
何故和光大学に入ったかというのも
わたしが聞こえないことと関係があり、
たぶん皆さんにとっては「へえ!!」な
部分があると思います。
それは後日どこかで書きますね。
2000年頃は文系の大学出身の学生も
新人研修とかでプログラミングを
みっちり教えて戦力にする、という
システム開発の会社がちらほら
出てきていたので文系も採用していた
システム受託開発会社に入った、という次第です。
話がそれちゃいました、戻して・・・と。
システム受託開発会社の場合、主に
発注者となる企業があって、その会社の
内部では開発しきれないシステムを
請け負って開発しています。
ゼネコンと同じように、さらに下請け、
孫請けなんてのもよくあります。
忙しさについて一言でいうと、
「案件次第だが基本的に忙しい」。
当時担当していたシステムが
インフラや人命にかかわるため、
大規模&品質テストも厳格でした。
【開発案件の流れ(業界用語は極力避けています)】
1.お客さんと上司の間で仕様を詰め、持ち帰る
2.詰めた仕様を仕様書としてドキュメント化
3.仕様書をもとに、さらに細かい設計書に落とし込む
4.社内のプログラマーに開発依頼(ここが当時のわたしの仕事)
5.プログラミングしたときの2~3倍くらいの時間をかけて、
想定されるパターンごとにテスト
6.テスト結果について問題なければ、レビューした上で社内で承認
7.お客さんのところに納品
8.お客さんのところで動作確認
→もし問題あれば突き返されます。
検収して貰えるまで4~8の繰り返し。
9.検収してもらえたら終了
これは一般的な話です。
どこの会社でもこんな感じでしょうね。
この4~8の繰り返しのサイクルが増えるほど、
打ち合わせも増えて受注者だけでなく
発注者側にとっても負担感が大きくなってきます。
この繰り返しサイクルをどうやって防ぐかというのは
「1.」のお客さんと上司の間でどれだけ詳細に
仕様をつめられるかにかかっています。
幸い当時の発注者はITに詳しく、
仕様はきちんとまとまっていました。
また、わたし以外のメンバーは
申し分のないスキルを持っていたので
開発に関しては比較的順調な部類だったと思います。
それでも開発対象となるプログラムの量が多かったこと、
納期など発注者側の都合に振り回される部分もあって
辞める前の半年間の月の残業は70~100時間くらい・・・。
当時発注者とのやりとりを見ていて思ったのが、
やはり受託開発会社ってどうしても弱い立場なんですよね。
自分が発注者側に回ったこともあるので
どちらの気持ちもわかるようになりましたが、
発注者側になると、気を付けないと
自分の力じゃないのに自分が強くなったように
勘違いしてしまうんですよね。。。
その話は、たぶん第3話くらいで出てくると思います。
繰り返しになりますが、
「システム受託開発会社ではたらく
システムエンジニアは案件次第ですが
基本的に忙しい」です。
わたしは
「耳が聞こえないのでお客さんとのコミュニケーションがしんどい」
「プライベートも大切にしたかった」
のでここで仕事を続けるのは無理でした。
ここまでずっとネガティブな話ばかりなので
システム受託開発会社はデメリットしかないように
見えますが、いろんな案件の仕事をしたい、と
いう人にはシステム受託開発会社は向いています。
それでも今はクラウドワークスもあり、
個人で仕事を受けられるようになっているので
大規模案件でないとシステム受託開発会社は
今後厳しいんじゃないかと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
約1800字と少し長めの
文章でしたがいかがでしたか??
今後に活かしたいので、
感想を頂けると嬉しいです(^^)
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