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初めての同棲①

「結婚を前提に、2人暮らしをさせてください」

と、彼(今は夫)が私の両親に挨拶をしにきてくれた。
緊張した彼を横目に、私もとっても緊張した。まるで結婚のお願いをしているような雰囲気だったのを今でも覚えている。

彼が帰った後。お母さんから「もう帰って来る家は無いからね」と笑顔で言われた。

この人となら暮らしていけるだろうという根拠のない自信があり、
迷うことなく、すぐにアパート探しを始めた。
今までは実家暮らしを満喫していて、あんなに家を出たくなっかったのに不思議だ。

 理想のアパートの条件

・私の実家の最寄り駅から徒歩10分圏内
・2LDK
・家賃7万円以内
・バストイレ別
・2階以上
・南向き

そんなに更新されることもない地元の物件情報を、ゆるゆるとチェックする日々が続いた。

探し続けて2ヶ月。その時は突然来た。
どっと疲れた仕事帰りの電車で、いつも通り物件チェックをしていると、
コレいいじゃん!という物件を発見。すぐに彼のLINEに送信。

後日、管理会社に連絡をすると、すでに内覧の予約が入っているとのこと。
「内覧せずに即決するのであれば、契約できる」と言われ、その日のうちにアパートが決まった。

2ヶ月間、物件を探し始めて学んだことは、条件の良い物件を探している人は自分以外にも大勢いる。ちょっといいかもと思った2日後には、その物件は契約されてしまう。
物件選びにはスピード感が必要だ!

そんなこんなで、アパート探しはおしまい。

②に続く。

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