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【#1】突然の切迫流産/絨毛膜下血腫
妊娠12wになった頃、
月曜日いつものように満員電車へ乗って出勤。
この日はやけに眠かった。
会社の最寄り駅で下車して歩く頃にはいつも目が覚めているのにこの日はとてつもない眠気だった。
これも妊娠中のホルモンの影響なんだろうとその時は思ったけれど、今思えばお腹の赤ちゃんが無理をしないでと言っていたのかもしれない。
会社の自席に着く前にいつものように手洗いを済ませようとしたら、茶色い出血。
久しぶりに見る血液に一瞬でパニックになった。
急いでロッカーにあったナプキンをあて、
自席に着くなり上司(妊娠のことは周知済み)と先輩(妊娠のことは未周知)に断りをいれて出社してすぐだったが早退。
急いで産院へ向かった。
会社から産院への道のりでは、一先ず電話で産院に出血があった事を伝えて、この日の仕事のアポイントをキャンセルする冷静さがあったものの、その後はすっかり検索魔になっていた。
「妊娠12週 出血」
この時期の出血はよくないので早急に産院へ行くこと。
とか調べると不安を煽るワードがわんさか出てくる。
もう終わりかもしれない、この時は不安でいっぱいの気持ちだった。
産院へ着いて受診。
エコーで確認したところ赤ちゃんは無事だった。
ただ、この時の外来で当たった医師が横柄な態度である意味口コミで有名なオジ医者で、
「原因なんて分からないよ、初期によくある胎盤が移動することで起きる出血だね。この程度なら会社に行っても大丈夫だと思うけど…次はバーッと鮮血が出たら来て!」
と面倒そうに言われてこの日は張り止めと止血剤の処方。
バーッと鮮血…?恐ろしい。。
そんな事になったらもう本当に終わりなのでは?!そうなる前に来たんだけど。。
と心の中でむしゃくしゃしながら帰宅した。
その後、私の性格上とてもビビりなので、
医者に大丈夫と言われても出血している中出社する勇気などなかったので、上司に相談してその週は在宅ワークにすることにした。
12wまでは食べづわりはあったものの、推しのLIVEに行ったり何事もなく日常を送っていた。
ただ、思い返すと当時の仕事が初めてメインで任されたプロジェクトで、残業や慣れない対応といつものストレスも相まって良くも悪くも普段通りこなしていた。おまけに自分の担当した商品を運んで階段の昇り降りも。
妊娠すると普段通りの仕事でも負荷が掛かっていたんだなと思う。
もしこれを読んだ働く妊婦さんがいれば、無理せず普段の業務量を見直してほしいと思う。