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【#2】突然の切迫流産/絨毛膜下血腫
※以下リアルな表現があるため苦手な方は注意です。
あくまで私の場合の判断なので、
不安なことがあれば医療機関を受診してください。
出血を経て前回出血で受診した後
上司に連絡をして1週間テレワークすることにした。
テレワークといっても実際の物を見て判断することが多い仕事のため、
出社している人へ代わりに確認を頼んだり、
ややこしい事を言ってくる一部の人に対して一々チャットでやり取りすることもストレスだった。
この時社内業務を対応してくれた上司や先輩には本当に頭が上がらない。
薬の効果もあってなのか数日後に出血はなくなったものの
その週末に再度茶褐色の500円玉大くらいの出血。
日曜だったが産院に電話すると様子見でとのことで、週明けに受診することにした。
出血をしているのに様子見という判断がこの時は全く理解できず、不安でいっぱいの週末を過ごした。
ただ、この連絡で産院が土日祝でも稼働していることを知って安心材料のひとつになった。
(今となれば産院が休みの日でも稼働しているなんて当たり前だけど、初めての事で知識がなかった)
週明け月曜日の受診。
前回の外来のオジ医者はなんとしてでも避けたかったので
受付へ以前に診てもらった女医さんに診察してもらいたいとお願いをした。
今回も超音波で診てもらい、赤ちゃんは無事。
しかし、先生からは
「切迫流産ですね。もう仕事はお休みして1ヶ月自宅安静にしましょう!」
ときっぱり言われてしまった。
切迫流産
自宅安静
ふたつのパワーワードが突き刺さった。
今まで普通に働いていたのに突然休めと言われて困惑…!
取り急ぎ上司にこれから1ヶ月休職することになったと連絡を入れて、
今進行中の業務内容を全てデータにまとめてチームへ託すことに。
そして、この時はまだ安定期に入っておらず、
上司以外に妊娠の事を報告していなかったため
上司からの提案で、この後のフォローを円滑にする為にもチーム内へ私の妊娠と休職が周知された。
14wから自宅安静生活の開始。
食事、トイレ、洗面お風呂以外、極力ベッドに横になる生活が始まった。
何だかんだ引き継ぎや途中の業務でチーム内の人や他部署とのやり取りで少しデスクへ向かってPCを使うこともあったけれど、
その他は本当に寝たきりで、溜まっていた本を読んだりTVを見て過ごした。
それは突然に。
夕方に先輩から不明な点を聞きたいと連絡があり少しデスクへ向かった。
その時、股から生理の時のような流れ出る感覚が…。
急いでトイレへ向かうと真っ赤な鮮血が大量に。。
終わった…。。
「次はバーッと鮮血が出たら来て!」
あのオジ医者の言葉が脳裏に繰り返された。
これだ。
バーッと鮮血。。
まさか自分が本当にこんな状況になるとは思っていなかった。
パニックで呼吸が荒くなる。
パニックになりながら産院に電話をしたところ
「すぐに来てください!移動は車でなるべく横になって来てください。」
この時は平日で家に1人だった為、アプリでタクシーを呼んで向かった。
タクシーを待つために外へ出る時もまだ流れ出る感覚がする。
あぁ、もう本当に終わってしまったかもしれない。
お腹の子は大丈夫だろうか。。
どうか、どうか…。
もう泣きそうで祈る気持ちだった。
時間外だった為インターフォンを押して院内へ、
助産師さんが車椅子を用意してやってきて、それに乗って診察室へ向かった。
この時診てくれた先生は、病棟の長であるR先生で、
エコーを見た先生が一言。
「んー、でかいなぁー…。。赤ちゃんは元気ですよ!」
この時ばかりは流石に泣いてしまった。
本当に終わりだと思っていたから。
心臓もピコピコ動いている。
そして先生の「でかいな」は無事に赤ちゃんが成長していることだとその時思ったが
「血腫があってね、これ14cmくらいの。」
エコーの赤ちゃんの真横に三日月型の影が見える。
「うーん、入院する?その方が固いと思うけど。。」
突然の即入院を言い渡されてこれまた困惑。
こうして人生初の入院生活がいきなり始まることになった。