#しらたまの台本89 月と猫とチーズケーキ 朗読（童話系）
争いのない平和な台本を書こうと思ったら、ほぼ童話みたいなほわほわした台本が出来上がりました。
趣味で書いたものなので、数字とかそういうのはガン無視です。
そのうち、ASMRとかで動画作る……かもです。
規約は簡易的なものにしておきますので、気に入った方は自由にお使いいただければと。
月と猫とチーズケーキ
ご主人が寝静まってから、そっとベッドを降りる
夜は猫の時間
秘密の集会が待っている
空き地に集まって、月を見上げたり、毛づくろいをしたり、思い思いに過ごすだけ
みんなの無事を確認するだけの、平和な集まり
窓を開けると、秋の風が吹き込んでくる
鈴虫の声を聞きながら、そっと家を抜け出した
お月様はまんまるで
とっても黄色くあざやかで
おおきなチーズケーキに見えた
ふわふわのスフレチーズケーキも
しっとりベイクドチーズも好き
月明かりの下、うきうきで公園につくと
既にみんな集まっていた
たまにだれかがにゃーんとなくと
みんなが気まぐれににゃーんと返す
みんなもお腹が空いているらしい
人類が起きるまで、ご飯を食べるのは難しい
お腹の音を誤魔化すために、空を見上げる
月が少しずつ、お空を登っていく
黄色い月が、すこしずつ銀色にかわって
缶詰のふたに見えた
おなかすいた……にゃー
にゃー、にゃー
みんなが返事をした
無意識のにゃーが、みんなに伝わってしまった
みんなでかえって、ご飯をねだることにする
ただ、ご主人を早く起こすのも悪いので……
ゆっくり、遠回りして帰るのだ
途中で忘れて、走って返ったらごめん……にゃ
利用規約
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