最近、YouTubeでシチュボが伸びづらい件について
最近……というか、1年以上YouTubeでシチュボに関わっているわけですが、段々数字が伸びにくくなっていると感じています。
特に、1~2日程度の初速で再生がピタリと止まってしまうケースが珍しくなく、過去であれば十分伸びるであろう要素を詰め込んでも不発に終わるパターンが目立っていたりします。
個人的な見解としては、環境の変化が大きいかなーと。
まぁ、そんなことは関係なく、伸びている人は伸びていたりするので、そのあたりの話もしていこうと思います。
規制の影響
直近であった大きな出来事といえば、YouTubeの規制のお話です。
正確にはガイドラインをより明確にするためのもので、有名なシチュエーションボイス投稿者が相次いで収益化を剥奪される、チャンネル自体がBANされるなどの大きな影響を受けました。
理由としては、数字が取りやすい過激なシチュエーションボイスを投稿する人が多かったため、性的な内容を含む規制を強化せざるを得ない状況になっていたんだなぁと。
これによって起こったのが、過激なシチュエーションボイスを投稿する人の、利用プラットフォームの移転です。
過去に記事にもまとめましたが、YouTube以外にもボイスを投稿できる媒体などはありますので。
すでに人気のボイス投稿者がかなりの数YouTubeでの投稿をやめた、そのファン層も含めて別のプラットフォームに流出し、全体的な再生のボリュームが減っているのではないかなーと。
実際、規制の前後からインプレッションの伸びが悪くなった、再生数が伸びなくなったといった話はあちこちで聞いていますし、実際に影響を浮けている人も見ていたりします。
参加者の増加
1年以上前から色々情報流しているわけですが、積極的にシチュエーションボイスにチャレンジしようとする人は増えたと感じています。
というのも、YouTubeの規制強化の前から「女性向けボイスが伸びにくくなった」とか、「男性向けのヒットとそうでないボイスの差が激しくなった」とか、色々影響が見えていたのですよね。
参加者が増加しても、視聴者が増えなければ当然競争が激しくなりますので……
早期に参入してファンを獲得していた人はかなり有利に立ち回れたかなーと。
そもそもYouTubeの仕組み自体、数字を持っている人を高く評価する仕組みになっているので、新規で参入するハードルはどんどんあがっていたりします。
まぁ、それはそれで、検索対策などをすればある程度の数字は稼げる現実もあるので、「前よりも大変になった」位の話ですね。
たとえ大手が抜けても参入する人が多い(というよりも、ASMRなど数字を取りやすいジャンルが隣接していることはかわらず、企業勢なども積極的に参加している)ので、これからも競争は激しいままかなーと。
動画の選択基準が変わった?
ずっとシチュボの投稿に関わり続けているわけですが、半年~1年前までは投稿から2日程度の再生データを元に、その後の伸びが決まることが多い状態でした。
ところが、現状は1日で伸びが止まるケースが珍しくなくなっています。
予測されるのが、YouTubeの動画評価基準の見直しです。
どうも、動画のパフォーマンスが著しく高くなると、不正を疑って検索優先順位などを調整するなど、きびし目の挙動になっているっぽいんですよね。
いや、不正じゃないがな! と突っ込みたいところなのですが、内部処理で動画の表示優先順などが変わるため、投稿してる人間からるすると「なんか知らないけど伸びにくくなった」という結論しか見えなくなりがちだという……
インプレッション自体も伸びなくなりがちなので、焦ってる人も散見されたりします。
市場の変化をどう受け止めるのか?
個人的な感覚をざっくりまとめましたが、これ、1年~半年位の話であって、私はそれ以前の状況を知らないのですよね。
正直、ここからYouTubeのシチュボ市場が更に縮小衰退していくのか、逆に何かのきっかけで盛り返すかはわからなかったりします。
そもそも論として、市場は常に動き、変化してるので、今数字が取れないのがどう変わっていくのか、界隈自体が縮小していくのか、それとも新しい客層を切り開いて成長を取り戻すのかはわからなかったり。
とりあえずわかっているのは、競争が厳しく、数字を伸ばしにくいといわれる中でも、ヒット作を出している人はいるということ。
個人的に確認できる範囲でいえば、演技力が高い、独自の世界観の構築がうまいなど、声や演技の魅力がある人は変わらず伸びている印象です。
特に視聴者維持率・平均再生時間を高水準で保ちつつ、長尺の台本を演じている人は伸びが目立ちます。
要するに品質本位で良いもの作っていけば、数字取れる可能性は残っているということですね。
数字がとりにくくなったら別なジャンルに言って数字稼ぐのも自由ですし、腐らずに技術磨いて変化にあわせて自分を成長させていくのも方法です。
「シチュボは一番手軽に作れる動画ジャンル(もちろん、凝りすぎなければの話)」だと思っているので、利用できる範囲で利用して、自分の成長に結び付けられればいいんじゃないかなーと。
多少厳しくなった程度で技術磨いたり、研究をとめたりする気はないので、何かしら面白いデータやノウハウなどありましたら適宜公表していきます。
市場が厳しい中でも生きられるのか、他のジャンルも巻き込んで売れるかは腕の見せ所ですしね。
ファンがしっかりついてる人でも数字に悩んでることは珍しくないので、自分だけ人気がなくなったんじゃないかとか卑下しないで下さいねー。
状況が変わるまで待つか、状況を変えるまで自分を磨くかも含め、自由なのが創作ですから。